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by sinsendou
| 2016-12-07 00:00
| 掌蹠膿疱症①~⑦
掌蹠膿疱症 その6
症状が落ち着いている時期の渡療法 ③くり返し膿疱ができる場合 掌蹠膿疱症が慢性化した場合、最もよく使われるのが、「托裏」という治療法です。 これは、気血のめぐりをよくすることで、内側から毒を排出しようというものです。 処方としては、「托裏消毒飲」や「千金内托散」「透膿散」などがあります。 これらには、体表面の防衛力を強める黄耆や、経絡を通じさせて、手のひらや足の裏といったからだの末端に薬効を届かせる皂角刺、血液の機能を高め、流れをよくする当帰や川芎などの生薬が含まれています。 また、膿を排出する力を持つ薏以仁と敗醤草、経絡を通じさせて末端に薬効を届かせる附子からなる「薏以附子敗醤散」もよく使われます。 症状があまりひどくない場合には、「排膿散」を用いることもあります。 いまこの一瞬にも、すべての方に幸せが訪れています。 素晴らしい人生のひと時をお過ごしください。 ▲
by sinsendou
| 2016-11-30 00:00
| 掌蹠膿疱症①~⑦
掌蹠膿疱症 その5
②化膿傾向が強い場合 掌蹠膿疱症の最盛期には、膿疱が手のひらや足の裏にたくさん現れるようになります。 炎症が激しいため、かゆみや赤みも強く、ヒリヒリと痛むこともあります。 このほか、のどが渇く、舌の色が赤い、発熱、といった熱症状をともなう場合もあります。 このように、化膿傾向と熱症状が強い場合は、蒲公英や金銀花、野菊花といった清熱解毒作用をもつ生薬が含まれた「五味消毒飲」のような漢方薬を用います。 エキス剤では「黄連解毒湯」や「三物黄芩湯」を使うといいでしょう。 また、このような症状が出ているときには、ピリピリとした辛い料理や、肉類や乳製品のような高カロリー食品をとりすぎると、症状が悪化する場合がありますので、注意が必要です。 いまこの一瞬にも、すべての方に幸せが訪れています。 素晴らしい人生のひと時をお過ごしください。 ▲
by sinsendou
| 2016-11-23 00:00
| 掌蹠膿疱症①~⑦
掌蹠膿疱症 その4
掌蹠膿疱症の治療法 症状が激しい時期の治療法 ①水疱が多くできている場合 手のひらや足の裏にジクジクとした水疱ができ、化膿がまだひどくない状態のときは、湿熱の邪が関係していると考えられます。 この場合、吐き気がする、食欲がない、腹痛、といった胃腸症状や、舌にべっとりした黄色い苔がつくなどの症状をともなうこともあります。 湿熱が生まれる原因はさまざまですが、もともと胃腸が丈夫でなかったり、食生活の不摂生が続いていると、湿熱が生まれやすくなるといわれています。 そのため、湿熱の性質をもつアルコール類や、湿を多く含む刺身やサラダなどの生ものはできるだけ避け、腹八分でバランスのとれた食事をとるようにするとよいでしょう。 こうした症状があるときは、湿熱を取り除きながら、化膿しやすい発疹を治す「平胃散」と「黄連解毒湯」を合わせたものや「萆薢滲湿湯」を用います。 いまこの一瞬にも、すべての方に幸せが訪れています。 素晴らしい人生のひと時をお過ごしください。 ▲
by sinsendou
| 2016-11-16 00:00
| 掌蹠膿疱症①~⑦
掌蹠膿疱症 その3
中医学からみた掌蹠膿疱症 中医学では、皮膚の病気を診るとき、発疹の状態や特徴、他に付随する症状などから原因をみきわめ、診断・治療するという方法をとります。 掌蹠膿疱症の場合、はじめに水疱ができて、それが化膿していきます。 水疱ができている状態には、主に湿熱の邪が関係していると考えられます。 そのため、症状が現れている部位の湿熱を取り除く漢方薬を用いて治療を行います。 化膿している場合は、熱よりも程度が激しい火毒が関係していると考えられます。 この状態になると、舌の赤みが強くなる、のどが渇く、発熱するといった症状をともなうこともあります。 この場合は、火毒を取り除く治療を行います。 ただし、手のひらと足の裏というからだの末端に症状が出ることから、単に熱を取り除くだけでは、うまく治せないことがあります。 この場合は、からだの内側から毒を排出する方法(托裏)や、経絡を通して、気血をめぐらせる方法などを用いて治療していきます。 いまこの一瞬にも、すべての方に幸せが訪れています。 素晴らしい人生のひと時をお過ごしください。 ▲
by sinsendou
| 2016-11-09 00:00
| 掌蹠膿疱症①~⑦
掌蹠膿疱症 その2
現代医学からみた掌蹠膿疱症 掌蹠膿疱症は、手のひらや足の裏に、無菌性の小さな膿疱(化膿した発疹)ができる病気です。 激しいかゆみがあり、時には痛みをともなうこともあります。 まず、水疱ができ、だんだんと化膿し、時間とともに乾いて治るという経過をとります。 しかし、こうした症状が繰り返し発生するようになると、手のひらや足の裏の皮膚がだんだん厚くなったり、赤黒くなるケースが多くみられます。 湿疹や膿疱性乾癬などと似た症状が出る場合もありますが、時間とともに特徴的な膿疱が現れるため、診断は比較的容易です。 歯や扁桃腺、副鼻腔、上気道、尿路といった感染巣が引き金になったり、金属アレルギーが関与しているという説もあります。 しかし、現在のところ、はっきりした原因はわかっていません。 ただし、ひき金となるような病気あれば、治療しておくことが大切です。 ステロイドなどの新薬は、一時的にかゆみをおさえる効果はありますが、根本的に治す力はないため、限定的な役割しか期待できません。 この病気は、他の部位に症状が出たり、他の病気を誘発するといった弊害はありませんが、手のひらや足の裏といった、ふだんよく使う部位に症状が出るうえ、慢性化することが多いため、日常生活に支障が出るケースも少なくありません。 いまこの一瞬にも、すべての方に幸せが訪れています。 素晴らしい人生のひと時をお過ごしください。 ▲
by sinsendou
| 2016-11-02 00:00
| 掌蹠膿疱症①~⑦
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by sinsendou
| 2016-10-26 00:00
| 掌蹠膿疱症①~⑦
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