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カテゴリ:免疫①~( 176 )

免疫 その174 免疫反応を根底から破壊するウィルス その2

免疫 その174 

免疫反応を根底から破壊するウィルス その2

 免疫担当細胞にはキラーT細胞やB細胞やマクラファージなどさまざまな細胞があるわけですが、エイズウィルスは免疫反応の司令官ヘルパーT細胞を狙って襲いかかります。

 胸腺学校を卒業したヘルパーT細胞にはCD4分子という目印が刻印されているという事を覚えていますか?(29.12.8 ブログ参照)

 エイズウィルスはヘルパーT細胞の目印であるCD4分子にくっついて、ヘルパーT細胞の中に侵入します。

 そして細胞の中でじわじわと増えて、やがてヘルパーT細胞を殺して、また次のヘルパーT細胞をめがけて旅立ちます。

 かくして司令官を失った免疫担当細胞たちは、途方に暮れるばかりで何も出来なくなってしまいます。
















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by sinsendou | 2018-11-16 00:00 | 免疫①~

免疫 その173 免疫反応を根底から破壊するウィルス その1

免疫 その173

免疫反応を根底から破壊するウィルス その1  

 17世紀から18世紀にかけて西欧で猛威をふるった天然痘ですが、1980年に全世界天然痘根絶宣言がWHOによって発表され、19世紀末にパスツールによって洗練化された形に開発されたワクチン療法によって根絶されました。

 それはワクチンを武器にとった人類の勝利とさえ謳われました。

 しかし、天然痘根絶宣言の翌年の1981年、大変皮肉なことにワクチンでは全く太刀打ちができない病気がはじめて報告されました。

 それは『エイズ』という病気です。

 エイズは後天性免疫不全症候群という英語の頭文字をとって略した言葉(acquired immune-deficiency syndrome;AIDS)です。

 エイズの原因はエイズウィルスという病原微生物ですが、この病原微生物は免疫反応を根底から破壊してしまうのです。

 具体的にはどういったことでしょうか。

 次回は、「エイズ」についてもう少し詳しく調べてみましょう。
















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by sinsendou | 2018-11-09 00:00 | 免疫①~

免疫 その172 免疫でがんは太刀打ちできる? その4

免疫 その172

 免疫でがんは太刀打ちできる? その4

《ナチュラルキラー細胞とは何者ですか?》

 T細胞とB細胞とをあわせてリンパ球といいます。

 最近ナチュラルキラー(NK)細胞というもう1種類のリンパ球が注目を集めています。

 外敵を認識するアンテナを持っている白血球がリンパ球ですが、T細胞がT細胞受容体を、B細胞がB細胞受容体を持っているように、NK細胞はNK細胞受容体を持っているのです。

 ただし、T細胞受容体やB細胞受容体は相手(抗原)と特異的に結合するのに対して、NK細胞受容体は相手を選びません。

 NK細胞はウィルスに感染したての細胞や、生まれたてのがん細胞など相手を選ばず(つまり非特異的に)しかも素早く攻撃する、がん免疫の最前線を担当する細胞です。

 その仕組みはまだ分かっていないことが多いので、今までお話してきた中ではNK細胞は影が薄い存在ですが、何年後かには大きな存在になっていることでしょう。

 ちなみに、ナチュラルキラーの「ナチュラル」には、「非特異的で素早い免疫反応である『先天性免疫反応(自然免疫反応)に関わる』という意味が込められています。
















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by sinsendou | 2018-11-02 00:00 | 免疫①~

免疫 その171 免疫でがんは太刀打ちできる? その3

免疫 その171 

免疫でがんは太刀打ちできる? その3


 そして、田町ICクルニックが行っている免疫リンパ球療法です。

 正常人末梢血から分離したリンパ球(白血球)を少数個、ガン患者さんに輸注することにより、からだに本来そなわっている抗がん免疫能を賦活してがんを退縮させる療法です。

 もちろんこれらの治療法だけではがんの完全な排除はできないかもしれません。

 がんが免疫の攻撃をかわす仕組みがまだ完全には解明されていないからです。

 逆にいえば、その仕組みの詳細が解明されれば、より有効な治療法が開発されていくのではないでしょうか。
















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by sinsendou | 2018-10-26 00:00 | 免疫①~

免疫 その170 免疫でがんは太刀打ちできる? その2

免疫 その170 

免疫でがんは太刀打ちできる? その2

 あるいは、患者さんのがん細胞をいったんからだの外に取りだして、そのがん細胞に、免疫担当細胞に活力を与える物質を放出させるよう細工をします。

 例えばがん細胞に、免疫担当細胞に活力を与える差し入れ分子(インターロイキン2やインターフェロンガンマ)の設計図(遺伝子)を注入します。

 すると、がん細胞はその設計図を読み取って、差し入れ分子を放出するようになります。

 このような細工を加えたがん細胞を再び患者さんの中に戻せば、免疫担当細胞の力を蘇らせることができるのではないかという治療法。

 この治療法は、免疫担当細胞を刺激する分子の遺伝子を使うので免疫遺伝子治療とも呼ばれ、開発が進められています。















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by sinsendou | 2018-10-19 00:00 | 免疫①~

免疫 その169 免疫でがんは太刀打ちできる? その1

免疫 その169

免疫でがんは太刀打ちできる?

 がん細胞はからだにとっては異物なのに、異物を排除してくれるはずの免疫の攻撃を巧みにかわしてしまうと前回お話しました。

 こうなってしまうと、がん細胞を免疫の力で排除することはもはやできないのでしょうか。

 一度はがん細胞によって力をそぎ落とされてしまったチラーT細胞やマクロファージといった免疫担当細胞たちに、もう一度活力を与えればがん細胞を排除できるのでは?

 そのような発想で新しい治療法が開発されつつあります。

 例えば、がんの患者さんのT細胞を集めてきて、T細胞に活力を与える差し入れ分子(サイトカインの一つであるインターロイキン2)を加えてT細胞の力をよみがえらせます。

 そして、元気になったT細胞を患者さんに注射して戻すという治療法。

















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by sinsendou | 2018-10-12 00:00 | 免疫①~

免疫 その168 ガン細胞と免疫のせめぎ合い その3

免疫 その168

ガン細胞と免疫のせめぎ合い その3

 赤ちゃんがお母さんのおなかの中で拒絶されない仕組みを覚えていますか?

 おなかの中の赤ちゃんの細胞は、お母さんにとって非自己となる成分を細胞表面から隠してしまったり、お母さんの免疫担当細胞の働きを邪魔する物質を放出することで、免疫担当細胞から攻撃をかわすのでした。

 ずる賢いがん細胞は、まさに胎児のまねをして免疫担当細胞の攻撃をかわしています。

 がん細胞が作る異常なタンパク質は、ウィルスの場合と同じように、クラスⅠMHC分子にはまりこんで顔を出して、やがてキラーT細胞に捕まえられるのですが、がん細胞はクラスⅠMHC分子そのものを細胞表面から隠してしまうことでキラーT細胞の攻撃から逃れてしまうのです。

 また、がん細胞は免疫担当細胞の働きを邪魔する物質を放出して、免疫の攻撃をかわすのです。
















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by sinsendou | 2018-10-05 00:00 | 免疫①~

免疫 その167 ガン細胞と免疫のせめぎ合い その2

免疫 その167 

ガン細胞と免疫のせめぎ合い その2


 原がん遺伝子が変化して、たまたま異常に活発な細胞分裂促進タンパクを生じた場合、この変化した遺伝子をがん遺伝子といいます。

 さて、このような遺伝子の変化の結果生じるタンパク質は、もともとは体内にはなかったタンパク質なので、からだにとっては異物となります。

 すなわち、がん細胞はからだの中で発生した異物なのです。

 では、なぜこの異物が免疫にとって排除されないで、どんどん生き残ってしまうのでしょうか。

 異物を根絶するのは、キラーT細胞やマクロファージといった免疫担当細胞たちにほかならないのですが、がん細胞は免疫担当細胞の目をくらませたり、働きを邪魔したりしながら免疫担当細胞の攻撃をかわしています。

 さあどうやって免疫担当細胞の攻撃をかわしているのでしょうか?

 それは、次回のお楽しみに。















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by sinsendou | 2018-09-21 00:00 | 免疫①~

免疫 その166 ガン細胞と免疫のせめぎ合い その1

免疫 その166

ガン細胞と免疫のせめぎ合い その1

 前回で細胞の中には細胞分裂にアクセルをかけるタンパク質たちとブレーキをかけるタンパク質たちがいて、そのタンパク質たちのバランスが崩れるとその細胞はガン化してしまうというお話しをしました。

 なぜアクセルタンパクとブレーキタンパクのバランスが崩れてしまうのでしょうか?

 今回はより詳しくお話いたします。

 細胞分裂にアクセルをかけるタンパク質を細胞分裂促進タンパク、ブレーキをかけるタンパク質を細胞分裂抑制タンパクといいます。

 そして細胞分裂促進タンパクの設計図を原がん遺伝子(がん原遺伝子)、細胞分裂抑制タンパクの設計図をがん抑制遺伝子といいます。

 これらの遺伝子が紫外線やタバコの煙などで傷ついて、たまたま異常に活発な細胞分裂促進タンパクを生じたり、逆にたまたま働きを失った細胞分裂促進タンパクを生じることがあります。

 このような遺伝子の変化によって細胞分裂促進タンパクの働きが細胞分裂抑制タンパクよりも勝ってしまうと、細胞はガン化してしまうのです。
















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by sinsendou | 2018-09-14 00:00 | 免疫①~

免疫 その165 ガンの正体 その3

免疫 その165 

ガンの正体 その3

2.どうしてガン細胞は生まれるのか?

 1つの細胞が2つに分かれて増える細胞分裂は立派な生命現象です。

 なにしろ60兆個と数えられている私たちのからだの細胞は、受精卵というたった1個の細胞が2倍2倍に分裂することによってできたものなのですから。

 さて、生命現象の多くはタンパク質によって営まれているのですが、細胞分裂という生命現象はさまざまなタンパク質たちによって営まれています。

 つまり、細胞の中には細胞分裂にアクセルをかけるタンパク質たちや、逆にブレーキをかけるタンパク質たちがいて、これらのタンパク質たちがお互いにバランスを保ちながら相互作用しあうことで細胞分裂するかしないかが決まるのです。

 ところがこのバランスが崩れて、細胞分裂にアクセルをかけるタンパク質たちが、ブレーキをかけるタンパク質たちに勝ってしまうと細胞はどんどん増えてしまいます。

 これがガン化の仕組みです。
















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by sinsendou | 2018-09-07 00:00 | 免疫①~



「抗老化」いつまでも若くありたい。それを実現する漢方薬が「鹿茸大補湯」です。   毎週日曜日を定休日とさせていただきます。

by sinsendou
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