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カテゴリ:免疫①~( 169 )

免疫 その167 ガン細胞と免疫のせめぎ合い その2

免疫 その167 

ガン細胞と免疫のせめぎ合い その2


 原がん遺伝子が変化して、たまたま異常に活発な細胞分裂促進タンパクを生じた場合、この変化した遺伝子をがん遺伝子といいます。

 さて、このような遺伝子の変化の結果生じるタンパク質は、もともとは体内にはなかったタンパク質なので、からだにとっては異物となります。

 すなわち、がん細胞はからだの中で発生した異物なのです。

 では、なぜこの異物が免疫にとって排除されないで、どんどん生き残ってしまうのでしょうか。

 異物を根絶するのは、キラーT細胞やマクロファージといった免疫担当細胞たちにほかならないのですが、がん細胞は免疫担当細胞の目をくらませたり、働きを邪魔したりしながら免疫担当細胞の攻撃をかわしています。

 さあどうやって免疫担当細胞の攻撃をかわしているのでしょうか?

 それは、次回のお楽しみに。















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by sinsendou | 2018-09-21 00:00 | 免疫①~

免疫 その166 ガン細胞と免疫のせめぎ合い その1

免疫 その166

ガン細胞と免疫のせめぎ合い その1

 前回で細胞の中には細胞分裂にアクセルをかけるタンパク質たちとブレーキをかけるタンパク質たちがいて、そのタンパク質たちのバランスが崩れるとその細胞はガン化してしまうというお話しをしました。

 なぜアクセルタンパクとブレーキタンパクのバランスが崩れてしまうのでしょうか?

 今回はより詳しくお話いたします。

 細胞分裂にアクセルをかけるタンパク質を細胞分裂促進タンパク、ブレーキをかけるタンパク質を細胞分裂抑制タンパクといいます。

 そして細胞分裂促進タンパクの設計図を原がん遺伝子(がん原遺伝子)、細胞分裂抑制タンパクの設計図をがん抑制遺伝子といいます。

 これらの遺伝子が紫外線やタバコの煙などで傷ついて、たまたま異常に活発な細胞分裂促進タンパクを生じたり、逆にたまたま働きを失った細胞分裂促進タンパクを生じることがあります。

 このような遺伝子の変化によって細胞分裂促進タンパクの働きが細胞分裂抑制タンパクよりも勝ってしまうと、細胞はガン化してしまうのです。
















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by sinsendou | 2018-09-14 00:00 | 免疫①~

免疫 その165 ガンの正体 その3

免疫 その165 

ガンの正体 その3

2.どうしてガン細胞は生まれるのか?

 1つの細胞が2つに分かれて増える細胞分裂は立派な生命現象です。

 なにしろ60兆個と数えられている私たちのからだの細胞は、受精卵というたった1個の細胞が2倍2倍に分裂することによってできたものなのですから。

 さて、生命現象の多くはタンパク質によって営まれているのですが、細胞分裂という生命現象はさまざまなタンパク質たちによって営まれています。

 つまり、細胞の中には細胞分裂にアクセルをかけるタンパク質たちや、逆にブレーキをかけるタンパク質たちがいて、これらのタンパク質たちがお互いにバランスを保ちながら相互作用しあうことで細胞分裂するかしないかが決まるのです。

 ところがこのバランスが崩れて、細胞分裂にアクセルをかけるタンパク質たちが、ブレーキをかけるタンパク質たちに勝ってしまうと細胞はどんどん増えてしまいます。

 これがガン化の仕組みです。
















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by sinsendou | 2018-09-07 00:00 | 免疫①~

免疫 その164 ガンの正体 その2

免疫 その164

ガンの正体 その2

1.ガン細胞とは何なのか?

 本来ならば、私たちの細胞は適切なときに適切な場所だけで分裂して増えるように調節されています。

 つまり、増やすべき細胞は増やし、増えてはいけない細胞は増やさない、といった具合に細胞分裂は厳密に調節されています。

 だからこそ私たちの体は現在あるままの形を維持できているのです。

 ところが、ある細胞がそのような調節を無視して時も場所もわきまえずに分裂をして増えてしまうと、周りの臓器が破壊されてしまいます。

 こうして身勝手に分裂して増殖する細胞をガン細胞といいます。
















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by sinsendou | 2018-08-31 00:00 | 免疫①~

免疫 その163 がんの正体 その1

免疫 その163 

ガン細胞の正体 その1 

 免疫とは、古くから疫病の苦痛を免れるためのしくみと考えられてきました。

 しかし、免疫は花粉のような無害なものをなぜムキになって攻撃することも(アレルギー)あれば、自分の体を攻撃してしまうことも(自己免疫)あるのでした。

 このように免疫は疫を免れるどころか、逆にからだを痛めてしまうことがあるのですが、さらに困ったことには本当に排除して欲しい異物に対しては、免疫はかえって無力になってしまうこともあるのです。

 その異物とは「ガン細胞」のことです。

 免疫がガン細胞という本当に排除すべき異物を、なぜ見落としてしまうのでしょうか?

 次回からはそれについて考えてみましょう。
















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by sinsendou | 2018-08-24 00:00 | 免疫①~

免疫 その162 細胞は生きすぎてはいけない その3

免疫 その162 
細胞は生きすぎてはいけない 
その3

【ちょっと一息】

 ☆リウマチ性疾患と自己免疫疾患と膠原病の違いは?? 

 一見まぎらわしいこれらの病気の違いが皆さんわかりますか?

 リウマチ性疾患とは関節や筋肉(いわゆる「ふしぶし」)が痛む病気の総称です。

 自己免疫疾患とは文字通り自分の成分に対して過剰な反応応答を起こすことによる疾患です。

 そして膠原病とは自己免疫疾患としての側面とリウマチ性疾患としての側面を併せ持つ原因不明の慢性疾患です。 

リウマチ性疾患                    
・痛風(尿酸が関節内で炎症をきたす      
・橋本病(甲状腺に対する自己免疫) 
・変形性関節症(加齢性変化)     


膠原病  (リウマチ性疾患  +  自己免疫疾患)

        
自己免疫疾患 
・多発性硬化症(脳に対する自己免疫) 
・感染症の関節炎など            
・自己免疫性溶血性貧血                      
 (赤血球に対する自己免疫)
















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by sinsendou | 2018-08-17 00:00 | 免疫①~

免疫 その161 細胞は生きすぎてはいけない その2

免疫 その161 
細胞は生きすぎてはいけない 
その2

 さて、前回に続きリウマチの話に戻ります。

 本来ならば自己免疫性ヘルパーT細胞や滑膜細胞は適切なタイミングで死ぬはずなのですが、リウマチではなぜか自己免疫性ヘルパーT細胞が生き残ってしまうことで「自己」に対する免疫反応が起こったり、なぜか滑膜細胞が死なないでじわじわと腫瘍のように増えてしまうのです。

 アポトーシスの機能不全、すなわち細胞の生きすぎはリウマチのような病的事態を引き起こしますが、逆にアポトーシスの機能亢進、すなわち細胞の死にすぎも病的な事態を引き起こします。

 例えば、エイズの時は免疫反応の司令塔であるヘルパーT細胞がアポトーシスの機能亢進を起こして死に過ぎてしまいます。

 あるいはアルツハイマー病やパーキンソン病といった神経の難病においても、神経細胞がアポトーシスの機能亢進を起こして死にすぎてしまうのです。

 細胞は生きすぎても死にすぎてもいけない、細胞の生と死のバランスを整えるような治療も今現在、開発されつつあるのです。
















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by sinsendou | 2018-08-10 00:00 | 免疫①~

免疫 その160 細胞は生きすぎてはいけない その1

細胞は生きすぎてはいけない 
その1 


 「本来死ぬべき細胞」とはとても残酷ないい方かもしれませんが、細胞がしかるべき場所でしかるべきタイミングで死ぬことが、生命現象にとって大切であるということが最近わかってきました。

 例えば、オタマジャクシがカエルになる時に尾が失われるのは、尾の細胞が適切なタイミングで死んでいくからです。

 あるいは私たちの手ができる時も、初めは丸い肉の塊りの中に指の骨が作られているのですが、やがて指の骨の間の細胞が死んでいくことで五本の指が作りだされるのです。

 免疫細胞が「自己」に対して起こらないのも「自己」に反応しそうな未熟T細胞がごっそり死んでいくからなのでした。

 これらの細胞死は酸欠や細胞毒によって死んでいく細胞死ではなくて、細胞の中にみずから具えているタンパク質を発動させて死ぬ細胞死で、プログラムされた細胞死あるいはアポトーシスといいます。生きてゆくための生命現象として細胞の死、それはなんという逆説でしょうか。

















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by sinsendou | 2018-08-03 00:00 | 免疫①~

免疫 その160 関節リウマチ その6

免疫 その160 
関節リウマチ その6

 また、インターロイキン8は、炎症場所に炎症性白血球を集める誘惑物質として働きます。

 こうして炎症性白血球が滑膜に集まっていくのです。

 さらにインターロイキン1やTNF-αは滑膜細胞自身に働きかけて、軟骨や骨を破壊する物質を出させるので関節が痛んでしまいます。

3.腫瘍のような病気 腫瘍のような病気とは、滑膜の細胞があたかも腫瘍細胞のように増えて周囲の組織に食い込んでいくということです。

 この側面においては、ヘルパーT細胞はあまり深く関与していないようです。

 つまり、免疫の異常だけでは滑膜の異常な増殖を説明できないのです。

 その原因はいまだに不明です。

 ただ、滑膜細胞が異常に増えてしまうのは「本来死ぬべき細胞が死ににくくなっているからである」ということが明らかになってきました。


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by sinsendou | 2018-07-27 00:00 | 免疫①~

免疫 その159 関節リウマチ その5

免疫 その159 
関節リウマチ その5

2.慢性炎症

 リウマチは関節の滑膜が熱と痛みを持って腫れあがる痛い病気です。

 滑膜が腫れるのは、毛細血管から細胞やタンパク質が血管の外にしみ出るからです。

 そして痛むのは、様々な細胞たちが痛みを伝える分子を放出するからです。

 病気の原因のすべてが明らかではないにしても、リウマチの滑膜ではだらだらと関節を痛める炎症が持続するのです。

 炎症の過程にはマクロファージによく似た滑膜細胞が放出する差し入れ分子、すなわちサイトカインが深く関わっています。

 なかでも炎症を起こさせるものを、炎症性サイトカインと呼ばれ、インターロイキン1、6、8やTNF-α(腫瘍壊死因子)などがあります。

 例えば、インターロイキン1やTNF-αは毛細血管を裏打ちする血管内皮細胞に働きかけて接着分子を細胞の表面に出させます。

 すると、炎症性白血球がその接着分子に結合するので炎症の場所へ侵入しやすくなります。
















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by sinsendou | 2018-07-20 00:00 | 免疫①~



「抗老化」いつまでも若くありたい。それを実現する漢方薬が「鹿茸大補湯」です。   毎週日曜日を定休日とさせていただきます。

by sinsendou
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