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カテゴリ:中医火神派医案新選①~( 362 )

中医火神派医案新選 その362 尿路感染――附子理中湯加味 その3

中医火神派医案新選 その362(最終回)

尿路感染――附子理中湯加味 その3

 評注:鄭欽安説:“真気の衰えはどこにでも起こり、内邪も外邪もどこにでも秘かに起こり、これを治すにはただその真元をたすけ、内外の邪をみな滅ぼせば、この不治の邪も治すことのできる邪となる。”この証は高齢の腎陽虧虚で陰象の類で、陽虚下泄にして尿痛となった、また虚陽外越の一種の表現でもある。方は附子理中湯を用い先ず後天の陽気を補い、一味も通淋の薬を用いずに効果を収めた、これは“治すには之ただその真元を扶すけ、内外の邪はみな滅ぼせば、この不治の邪も治すことのできる邪となる。”によるもので、確かに火神心法が明らかである。服薬後に小便から膿液が排出されるという、すなわち外出の表現をあらかじめ告知をしておくことで、意思の疎通がとれ故に成功した。

















by sinsendou | 2019-06-03 00:00 | 中医火神派医案新選①~

中医火神派医案新選 その361 尿路感染――附子理中湯加味 その2

中医火神派医案新選 その361

尿路感染――附子理中湯加味 その2

 証は虚陽外越に属し、治は温中回陽に宜しく、方は附子理中湯加味を用いる:
 炮附子15g、党参30g、肉桂10g、白朮60g、炙甘草30g、乾姜30g。

 2剤。

 毎日1剤水煎服用。

 あらかじめ注意として、尿痛が激しく或は膿が排出するのは、排病反応に属すため慌てる必要はないと言っておく。

 1剤を服薬すると、尿道から黄色で粘調な臭い膿性分泌物が排出し、直ぐに来診し尿検、潜血(+)、白血球(++)。

 排病反応であるため続けて服用するように伝えた。

 尿痛と尿道排膿症状は緩解し、痰も明らかに減少し空腹を感じるようになり、頻繁におならが出るようになった。

 上包を2剤継続。

 服薬後小便は正常にまで回復し、食欲旺盛、痰も少なくなった。

 空腹感を感じ、大便は毎日1~2回形を成し、寝付きも改善した。

 前方から肉桂を去り3剤。一切正常、食事睡眠二便共によし。
















by sinsendou | 2019-05-27 00:00 | 中医火神派医案新選①~

中医火神派医案新選 その360 尿路感染――附子理中湯加味 その1 

中医火神派医案新選 その360

13.尿路感染――附子理中湯加味

 游某、男、70歳。

 20日前に尿痛が出現、無尿が頻発・切迫尿、右側下腹部から股間にかけての牽引疼痛と針で刺す様な痛みがしばらく続き、特に夜間にかけて頻繁に発作がある。

 現在の症状は、尿痛があり痩せていて顔色は黄暗、食欲不振、大便は不規則で一日2~3回或は2~3日に1回、質は稀溏、咯痰量は白色粘調で多く、寝付かれず途中覚醒しやすい、舌質淡胖苔薄白、脈浮取は弦緊、重按すると空。

 尿の化学検査では異常なし。

 さて弁証論治は? 次回をお楽しみに。
















by sinsendou | 2019-05-20 00:00 | 中医火神派医案新選①~

中医火神派医案新選 その359  肛周膿腫――当帰四逆湯合四逆湯 その6

中医火神派医案新選 その359

肛周膿腫――当帰四逆湯合四逆湯 その6

 庄氏は全身から着眼し、温通の法を以って膿汁の外泄を促した。

 但し外排の過程で元の症状が悪化する可能性があり、これは薬が熱を排除する反応であることをあらかじめ先に告げておけば、病人は落ち着いていられる。

 鄭欽安の“陽薬が運行すれば、陰邪は自ずと去る”に関しての認識は、附子の使用の重要な試練ということです。

 附子を服用後、陽病が発作的に引き起こされる可能性、並びに治りが落ちるようになる、これもまた扶陽後の一種の常見される局面であり、慌てる必要はなく、本案は最後には皮膚掻痒の症例となすことができる。
















by sinsendou | 2019-04-22 00:00 | 中医火神派医案新選①~

中医火神派医案新選 その358  肛周膿腫――当帰四逆湯合四逆湯 その5

中医火神派医案新選 その358

肛周膿腫――当帰四逆湯合四逆湯 その5

 評注:本例の肛門周囲膿腫は、局部が紅・腫・熱・痛で、状況は火形の腫痛だが、全身は反って陰盛陽衰の象である。

 これに因って“寒極まって熱と化す”と判断するのは宜しくないが、しかし陽虚下泄に属しているので、“治は温陽通経に宜し”でないと説明が通らなかったのだ。

 鄭欽安は正に《医法圓通》の“痔瘡”の一節中に次のように言った:各種痔瘡は“形象が異なるといえども、その源は同じで細かく分ける必要はなく、結局は陽火・陰火の判別のみである”。

 痔瘡の説明は、陰火に因って引き起こされたものである。
















by sinsendou | 2019-04-15 00:00 | 中医火神派医案新選①~

中医火神派医案新選 その357  肛周膿腫――当帰四逆湯合四逆湯 その4

中医火神派医案新選 その357

肛門周囲膿腫――当帰四逆湯合四逆湯 その4

 四診:肛門周囲の検査では傷口は既に治まって、原方を継続。

 五診:5剤まで服薬すると、臀部・陰茎・胸背に痛痒が現れたが、尋ねて判ったが患者は一か月前に疥癬を患っていた。

 現在の症状は大便が毎日1回、質は溏で臭い、放屁が頻繁にあり腹が減って食欲旺盛、痰が多く喀出しにくい、痰の質は薄く白色で口は苦いが乾かない、四肢は相変わらず厥寒が顕著で、舌質淡紅で嫩、苔は後部が比較的黄厚、脈左右浮やや緊、但し重按で無力。

 前方を加減して用いると、服薬後痒みは止まり病が除かれた。
















by sinsendou | 2019-04-01 00:00 | 中医火神派医案新選①~

中医火神派医案新選 その356 肛門周囲膿腫――当帰四逆湯合四逆湯 その3

中医火神派医案新選 その356 

12.肛門周囲膿腫――当帰四逆湯合四逆湯 その3

 三診:二日目の晩に高熱が出て、局部疼痛は忍び難く一晩泣き明かしたが、三日目には体温は自然に下がり、一度に臭くて柔らかい大量の大便を排泄すると、疼痛はとても楽になった。

 肛門検査:膿腫の腫れ具合は更に甚だしく、皮膚はテカルと同時に暗紫色を呈するところが多く、波動感は最も顕著なところは膿頭から膿液が滲出していた。

 針を用いて膿頭を3か所刺して破ると、膿液が約30ml流出した。

 病はにわかに軽くなり、体温も37.4℃になった。

















by sinsendou | 2019-03-25 00:00 | 中医火神派医案新選①~

中医火神派医案新選 その355 

中医火神派医案新選 その355

12.肛周膿腫――当帰四逆湯合四逆湯 その2

 炮附子15g、乾姜15g、炙甘草15g、当帰30g、桂枝30g、白芍15g、細辛6g、通草6g、大棗25g。

 1剤。

 水煎し服す。

 服薬後に肛門周囲の疼痛が酷くなるのは病を排除する反応に属し、その他の薬は不要と説明した。

 服薬後、局部の疼痛が更に甚だしくなったと訴えた。

 肛門検査:肛門周囲の腔腫は増大し、顔色は比較的紅く、波動感が出現し、圧痛は前と同じく顕著である。

 上方に附子30g、乾姜30gを加えて1剤。

 病情は激しくはなっているが、但しこの様な病情があるのはとても好ましいことであると説明した。
















by sinsendou | 2019-03-18 00:00 | 中医火神派医案新選①~

中医火神派医案新選 その354

中医火神派医案新選 その354

12.肛周膿腫――当帰四逆湯合四逆湯 その1

陳某、男、14歳。

三日前から発熱し点滴治療を経て、解熱はしたが肛門周囲に疼痛し、肛門検査:肛門周囲7点くらいが1個3cm×3cmの膿腫あり、紅腫甚だしくはない、圧痛顕著、波動感は明らかでなく、質地は比較的硬く瘘口はない。

現症はひょろひょろした歩き方で、苦痛に満ちた表情、顔色艶がなく、大便は3日もまだない、手足厥寒顕著、舌質淡胖、苔薄白、脈沈細、尺部緊象がある。

 証は寒極化熱に属し、治は温陽通経に宜しく、方は当帰四逆湯合四逆湯を用いる。
















by sinsendou | 2019-03-11 00:00 | 中医火神派医案新選①~

中医火神派医案新選 その353

中医火神派医案新選 その353


11.発熱――当帰四逆湯加呉茱茰生姜湯/四逆湯 その3

 評注:この証は先ず畏寒に始まり、その後発熱、咽痛、口苦、悪心嘔気と食欲不振があって、明らかに少陽証に似て、同時に舌面に湿潤と、脈の沈取が無力・四肢厥冷等の陰証の象が見られ、弁証分析で陰陽両難の間に存在することがわかる。庄氏の経験では:“三陰病が確定し、もしも具体的な証が小柴胡証である表現の口苦咽乾目眩と往来感熱、胸脇苦満、心煩喜嘔し、ただただ飲食を欲せぬ者は、どれも当帰四逆湯を選び用いる、時には往来寒熱のようにただ一つの証だけでも可能で、何回も試して経験している。”確かに独特の経験である。この種の局面は臨床ではよく見られ、庄氏の経験は参考に値する。
















by sinsendou | 2019-03-04 00:00 | 中医火神派医案新選①~



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