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カテゴリ:中医火神派医案新選①~( 334 )

中医火神派医案新選 その334

中医火神派医案新選 その334

30.しわがれた声を伴う洞不全症候群――麻黄附子細辛湯加味/四逆湯加肉桂

 閻某、女、43歳、市民。

 洞不全症候群を患って既に10数年、長期間にわたり中西薬物を服用したが緩解せず、心拍は常に38~42回/分で、かつて北京城外の心血管医院でのペースメーカーも考えたが、観察月の後あまり良くないと考え、中薬を服用し明らかな改善が見られず風邪を引きやすい。

 心電図は心拍40回/分を示している。

 現症状は、少ししわがれた声で、話す言葉も発音できないことが少し多く、当に病状が激しくなるごとに声も出せなくなり、長い間治療したが効果なく、咳嗽して痰を吐き寒がって四肢は冷え、動悸が止まらず呼吸が浅い、上の階に上がることができず、一階上がるには5~10分の休息が必要で、食欲不振と腹脹、舌淡水滑、脈沈細無力で強く按ずると消失。

 証は心腎陽衰と寒邪外襲による凝滞経脈に属す。

 治は温陽解表に宜しく、方は麻黄附子細辛湯加味を用いる:
 麻黄10g、熟附子75g(先煎2時間)、細辛10g、炙甘草10g、桂枝30g、乾姜60g、生姜50g。

 3剤を水煎し毎日1剤服す。

 服薬後症状は大幅に減り、声が正常に出るようになって、自らが言うには前の所ではこんなに好転したことがないと、そこで更に原方の附子を90gに増量して4剤服用させた。

 4剤を全て服用し終わると声は正常にまで回復したので、生姜羊肉湯を以って調理継続した。

 2カ月して訪れると感冒の発作もなく、声もかすれていない、食欲が出て体重は5kg増え、精神も良好で、一息で5階まで疲れを覚えずに上がることができるようになった。

 更に四逆湯加肉桂方を服用:
 熟附子50g(先煎2時間)、乾姜45g、炙甘草45g、肉桂30g。毎週1~2剤服用。病は癒える。

 注釈:病人は洞不全症を患って10数年、心腎陽虚が顕著で常に習慣性の感冒に罹り、悪性循環の中に踏み込んでしまった。陽気不足と衛外不固のために習慣性の感冒に罹る;外感の後、肺の内で肺竅を閉塞;腎陽が毀損し、少陰経脈が凝滞したため内外相招し、故に声を出すことが困難となる。治は麻黄附子細辛湯加味の附子を大量に用い、温腎振陽と宣竅開閉し、特別に生姜・乾姜を合わせて用い、既に発散風寒ができるだけでなく、又温中扶陽もでき、内外を同時に治すことができる。
















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by sinsendou | 2018-09-17 00:00 | 中医火神派医案新選①~

中医火神派医案新選 その333

中医火神派医案新選 その333

29.過敏性鼻炎――麻黄附子細辛湯加腎四味

 張某、男、30歳、教師。

 過敏性鼻炎の病歴は10数年、かつて何種類もの中西薬物を服用し治療したが、時には良く時に悪化し根治は難しかった。

 現症状は、早朝透明な鼻水が出て止まらずくしゃみも続き、冬になると最も甚だしい。

 寒がって四肢は冷え膝腰が弱く、匂いをかぎ分けられない、舌淡苔白滑、脈沈細無力。

 証は陽虚陰盛と肺竅不能に属す。治は宣肺温腎に宜しく、方は麻黄附子細辛湯加味を用いる:
 麻黄10g、制附子60g(先煎2時間)、炙甘草10g、細辛10g、腎四味各30g。

 3剤を毎日1剤水煎し服す。

 服薬後、症状は大きく改善し、鼻水はなくなりくしゃみも減り、身体がやや暖かくなる感覚があって、腰痛も軽減された。

 薬が病に滴中しているので、更に原方を3剤進め治療効果を強くした。

 半月後訪れると病状は再発していないとのこと。

 注釈:過敏性鼻炎は現代医学では免疫性疾患であると言われているが、根治は比較的難しい。今回の患者の病はすでに永年にわたっている、とはいえ既に中年に入りかかって、腎陽虚の状態がすでに顕著になっている。鄭欽安はかつて本証に論及した:“これは外感の邪にあらず、先ずは先天の陽気不足によって、上の津液が統摂できなくなった故なり。”故にこれの治療には麻黄附子細辛湯で宣肺温腎し、さらに腎四味(淫羊藿・菟絲子・補骨脂・枸杞子)を加え用いることで補腎効果を強めたが、これほど打てば響く用法は実際予想外なことであった。
















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by sinsendou | 2018-09-10 00:00 | 中医火神派医案新選①~

中医火神派医案新選 その332

中医火神派医案新選 その332

28.風湿性関節炎――桂枝芍薬知母湯加味

 馮某、女、30歳、農民。

 風湿性の関節炎を患って10数年、中西薬を服用し病状は時に良く時に悪く、毎年冬が来るとさらに酷くなり、かつて西薬の鎮痛剤を服用し胃病を誘発してからは二度と服用していない。

 現症状は、関節の冷痛が夜になると痛みが増し、寒がりで手足も冷たい、喉は乾くが飲みたくはない、舌淡苔やや乾燥、脈沈細で弱。

 証は腎陽毀損で寒邪が内に侵入したための経絡阻滞に属す。

 治は疎風散寒して温腎通絡に宜しく、方は桂枝芍薬知母湯加減を用いる:
 桂枝30g、白芍10g、知母10g、麻黄10g、炙甘草10g、防風10g、白朮20g、制附子75g(先煎2時間)、乾姜30g、牛膝10g、松節10g、狗脊10g。

 6剤を毎日1剤服用。

 6剤服用後、関節の疼痛は消失し、関節の所がやや熱があるように感じて、これは以前にはなかったことである。

 原方が有効でありさらに6剤を進め、病としての痛みははぼなくなったので、又6剤を1~3日置きに服用し、効果の持続性を強固にした。

 注釈:風湿性の関節炎は痺証の範囲に属す。痺とは閉阻し通ぜずの意味で、《素問・挙痛論》の中で言われているのは、痛証14種の状況中13種がみな寒邪凝滞によるものであった。これに因って仲景の創った桂枝芍薬知母湯を用いてこの痺痛を治療、その中で鍵となるのは温通の品の応用で、桂枝・制附子・乾姜を温腎壮陽補火の目的で大量に用い、“陽気が流通すれば陰気の滞りはない”(鄭欽安)、閉阻の経絡が解放されることで治療効果が顕著となった。

















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by sinsendou | 2018-09-03 00:00 | 中医火神派医案新選①~

中医火神派医案新選 その331

中医火神派医案新選 その331

27.膝関節腫痛――麻黄附子細辛湯/白芷の外用

 李某、女、57歳、農民。

 右膝関節腫痛が数年、いろいろな方法での治療で良くなったり悪くなったりだったが、最近はまた病勢が悪化した。

 現症状:右膝関節腫痛、冷たくなり日中の歩行は困難で、動いた後は腫れが酷くなり、寒がって四肢冷たく腰背重く痛み、舌淡苔白滑、脈沈細無力。

 証は腎陽毀損で陰寒凝滞による関節経脈閉阻に属す。

 治は温腎扶陽による散寒通絡に宜しく、方は麻黄附子細辛湯加熟地:
 生麻黄30g、制附子60g(先煎2時間)、細辛10g、熟地黄100g。

 3剤を水煎し毎日1剤服用。同時に白芷の細末100gに白酒を加えて加熱したあと関節に外用すること毎日1~2回用いる。

 再診:服薬に加え白芷粉を外用すると全身から微かに発汗し、右膝関節の疼痛は大きく減り腫れは消失したので、原方薬をさらに3剤進め効果を強固にした。

 注釈:膝関節腫痛は老人に多く見られ、一般の方法では良い治療効果が得られにくい。高齢になれば体は弱って腎陽は毀損し、たとえ陰寒凝滞の所があっても陽気が届かねば、陰寒は経脈を閉阻し不通則痛となる。方は多量の麻黄附子細辛湯を用い、特に熟地黄を多く用いて腎中の陰陽を整え、麻黄を多く用いて凝滞を宣通し、熱湿布の外用と合わせて内外同時に治療することで、局部の温通作用が強化された、故に治療効果が顕著となった。
















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by sinsendou | 2018-08-27 00:00 | 中医火神派医案新選①~

中医火神派医案新選 その330

中医火神派医案新選 その330

26.腰椎間盤突出――麻黄附子細辛湯合芍薬甘草湯加熟地

 唐某、女、70歳、農民。

 腰痛の病を患って既に数十年、一週間近く突然酷くなり、両下肢疼痛が激烈で、特に左側が甚だしく歩くこともできず、CT検査では腰椎間盤突出で、老年性骨質増生症だった。

 鎮痛薬物が採用されたが治療効果は不明。現症状:腰痛激烈で長く座ることもできないし、歩くには人の介助が必要でそれなくしては一人で立ち上がることもできない、寒がって四肢は冷たく時として震え、左下肢の坐骨神経に沿って走る放射性のひきつけ・こむら返りが夜中に酷くなり、舌淡苔白水滑、脈やや浮重按沈細無力。証は外感風寒による腎精不足の筋脈拘攣に属す。

 治は温陽解表と舒筋解攣に宜しく、方は麻黄附子細辛湯合芍薬甘草湯加味を用いる:
 麻黄30g、附子60g(先煎)、細辛10g、炙甘草30g、赤白芍各30g、熟地黄100g。

 3剤を水煎し毎日1剤服す。

 1剤服用し終わったのち僅かに汗が出て、疼痛は非常に軽減され、3剤服用し終わると起き上がって動けるようになり、腰痛は9割がた消滅し寒さも大半はなくなって、体に温熱感覚が戻ったので、さらに3剤服用して治療効果を強固にした。

 注釈:老年の腰腿疼痛は非常に多く見られ、年老いた腎虚や陰陽不足に、外感が加わり内因外因相招いたりして、故に疼痛が激しくなる。麻黄・附子を多量に用いて温陽解表;熟地黄を多量に用いて腎中の精を補い;芍薬甘草湯を合わせて緩筋舒脈する。腎精が補われて外感は去り、筋脈は伸びやかになって、それらがすべて改善するには病が重ければ使用する薬も多くし3剤で病は緩解、まだ火神派扶陽理念を学習していない前にはこれほど大胆には考えられなかった。
















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by sinsendou | 2018-08-20 00:00 | 中医火神派医案新選①~

中医火神派医案新選 その329

中医火神派医案新選 その329
25.腰痛――麻黄附子細辛湯加味

 李某、女、36歳、農民。

 慢性腰痛の病歴が10数年、腰の筋違いがいつも慢性化し腰部が冷え冷えとし、MRIやCTなどの多くの検査をしたが異常が見つからなかった。

 いつも腰をかがめた後に起き上がることができず、ゆっくり動いた後にやっと伸ばすことができる、かつて多くの治療を試みたがどれも著効はなかった。

 毎回伝熱治療をした後に一時好転するが、終われば病は最初に戻る。

 現症状:腰背の酸痛、腰部の過度の活動はできず、腰をかがめた後に直ぐに立って伸ばすことができない、腰背部は冷え冷えして四肢も冷たく寒がり、冷たい天気や冬場はさらに酷くなり、舌淡苔白滑、脈沈緩無力。

 証は少陰陽虚に属し、治は温腎壮陽と強腰通絡に宜しく、方は麻黄附子細辛湯加味を用いる:
 麻黄10g、制附子60g(先煎2時間)、細辛10g、炙甘草10g、杜仲110g、牛膝10g、腎四味各30g。

 3剤を水煎し毎日1剤服す。

 服薬後、腰背部に理学療法に似た温熱感が感じられ、腰痛の大半が軽減し全身が軽くなり、さらに3剤を進めると腰背痛は消失、治療効果を強固にするためさらに3剤を1日おきに服す。

 一年後に訪れるが病状は再発していなかった。

 注釈:腰背痛は比較的多く見られ、鄭欽安はかつて次のように言った:“これは腎中の陽が不足し腎中の陰が盛んなり。それ、腰は腎の府と為し、先天の元気が寄るのだ。元気が足りれば腎は温ま、り腰痛の疾病にはならない。”方は麻黄附子細辛湯に補陽強腰の品を加え用いれば、太陽の寒邪は外から解かれ、又少陰の陽を温めることができる;外邪が出てしまえば腎陽は奮い起されて、表裏が巡り始めて内外同時に治る。
















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by sinsendou | 2018-08-06 10:08 | 中医火神派医案新選①~

中医火神派医案新選 その328

中医火神派医案新選 その328

24.腰捻挫――麻黄附子細辛湯合芍薬甘草湯

 李某、女、60歳、市民。

 腰痛が半月余り、かつて某医院で診療を受けたが、CT・MR等の検査は異常がなく、終始この突然の腰背痛の原因は分からなかった。

 現症状:腰痛は脊柱両側に沿って疼痛し活動後は酷くなり、過度に身体を伸ばせず、腰かけには座らないが、腰を曲げてしゃがみこむと疼痛はやや軽くなり、寝る時もあえて身体は伸ばさない、病歴を問うと20日前に車を引っ張った後に腰を捻挫したことが判った、舌淡白滑、脈浮細重按無力。

 証は外感風寒による経脈凝滞と閉阻不通に属す。

 治は温肺散寒による温腎固本と舒筋緩痛に宜しい。

 方は麻黄附子細辛湯合芍薬甘草湯を用いる:
 麻黄10g、制附子15g(先煎)、細辛10g、赤白芍薬各30g、炙甘草30g。3剤を水煎し毎日1剤服す。

 服薬後、腰背疼痛大きく減り、すでに身体を伸ばして横になることができ、病は6~7割減ったが、汗の出が比較的多い。

 現方の薬剤量を調整:
 麻黄6g、制附子20g(先煎)、細辛10g、赤白芍薬各60g、炙甘草60g。又3剤服して癒えた。

 注釈:高齢で体が弱く労働の後汗をかいて、外から寒邪がたやすく侵入し太陽に邪を受けた、故に腰背の疼痛となる;寒はすなわち収引で、故に縮こまると楽で背延びができない;とはいっても病は半月余りで、ただ外邪が去らないため平穏な日がなく、脈浮で無力、これらは正に虚に寒邪を感じた状態である。麻黄附子細辛湯合芍薬甘草湯は、太陽少陽併治し筋を和らげ肌をのびやかにする、3剤で病は軽くなり、6剤で痛みは癒えた。
















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by sinsendou | 2018-07-30 00:00 | 中医火神派医案新選①~

中医火神派医案新選 その327

中医火神派医案新選 その327

23.口舌乾燥症――全真一気湯加砂仁・桔梗

 姚某、女、66歳、教師。

 最近半年ほど夜間に口舌が乾燥し、日中比較的多く水を飲むが、それでも口の渇きは治らず、ここ半月ほどその勢いは酷くなる一方である。

 夜半に起きていつも渇きで飲み水が必要で、飲まないと口が乾いて火のように感じ、舌を動かすことも話すことさえ困難で、何回も検査をしたが器質性病変は発見されず、糖尿病など多種病変も排除された。

 現症状は、舌口の乾燥で多飲多尿、寒がり四肢は冷え、五心煩熱、舌淡胖大苔潤、脈沈細無力。

 証は陰陽両虚で、治は陰陽平補と引火帰原に宜しく、方は全真一気湯加味を用いる:
 塾地黄100g、党参30g、麦門10g、砂仁10g、白朮10g、牛膝10g、制附子30g(先煎1時間)、桔梗10g。

 3剤を水煎して毎日1剤服用。

 服薬後に口渇症状は大きく減り、小便も減少、夜間の飲水は必要なくなり話し声も正常に回復した。

 さらに3剤進め治療効果を強固にした。

 一ヶ月後に訪れるも病は再発していない。

注釈:陰虚は内熱を生じ、陽虚は外寒を生じる。陰が毀損すれば夜半の陰盛の時に津液が上承しにくくなり、故に口咽が乾燥する;陽虚ならば津液は化せず蒸騰もできない、故に飲んでも渇きがとれない、一飲一泄で悪循環に陥った。治は全真一気湯加味を用い、特に熟地黄と附子を多く用い、陰陽平補で陽中に陰を求め、陰中に陽を求めて陽生陰長、陰陽が互生することで速く癒えることができた。
















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by sinsendou | 2018-07-23 00:00 | 中医火神派医案新選①~

中医火神派医案新選 その326

中医火神派医案新選 その326

22.慢性腎炎に伴う不眠――潜陽丹加味  注釈

 注釈:慢性腎炎について以前は利湿化濁に重点を置いていたが、効果を向上させることができなかった。この例で病人は水腫が下にあって陰水顕著で、加えて不眠が比較的重く、陽虚のため升降不利に陥ったと考え、方は潜陽丹加味を用い、温陽潜鎮を重点に利湿化濁の法を佐とすることで、水腫がなくなったばかりでなく蛋白尿さえもそれにつれて消失した。以前の腎の治療はその多くが尿液の弁証を重視し、全身状況をなおざりにしていた、今回はすなわち全身の調整を重点に置き、人を治すことが本となる訳で、腎を治療せずとも実際には腎は治り、全身症状が改善するとともに腎炎も治癒した。これによって陰陽弁証の大法を悟ったと感じ、整体調節として体現することで、人を治すことを重視することでその病は自ら癒えた。
















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by sinsendou | 2018-07-16 00:00 | 中医火神派医案新選①~

中医火神派医案新選 その325

中医火神派医案新選 その325

22.慢性腎炎に伴う不眠――潜陽丹加味

 倪某、女、38歳、農民。

 慢性腎炎を患って数年、状況は良くなったり悪くなったりで、長い間不安定である。最近階段での疲労過多で両下肢の水腫が酷くなり、中西薬物で治療したが効果は良くなかった。

 尿化学検査では蛋白(+++)。

 現在の症状は両下肢水腫が現れ、運動後に酷くなり、呼吸は短く声に力なく寒がって四肢冷たい、着衣も明らかに常人よりも多く顔色は青暗い、長期不眠が続き最近さらに重くなって寝付かれないし、日中は頭がくらくらしてぼうっとする、夜床に入ると頭が冴えて夜通し眠れない、食欲不振で腹が少し張る、舌淡胖大辺に歯根あり、脈沈弱骨に着いて診にくい。

 証は脾腎陽虚と升降失常に属し、治は温陽潜鎮と利湿化濁に宜しく、方は潜陽丹加味を用いる:
 附子30g(先煎)、亀板10g、砂仁30g、炙甘草10g、炮姜30g、生竜骨30g、生牡蠣30g、紫石英30g、霊磁石30g、石菖蒲20g、甘松20g、茯苓60g、澤瀉20g。

 6剤を水煎して毎日1剤服用する。

 二診:水腫は大きく減り不眠は明らかに好転したが、その他の症状は大きな変化はなく、これは病の重さに対して薬が軽いということで、上方に附子を45g加えさらに6剤進める。

 三診:水腫ほとんどなくなり不眠は一歩ずつ好転し、尿蛋白は陰性となった。

 方薬が有効であるので、上方に淫羊藿・仙茅・補骨脂を各30gを加え再び6剤進める。

 四診:水腫は消失して毎日2~3時間熟睡でき、日中もやや元気になって、寒さや四肢の冷えも明らかに軽減されたので、原方を6剤進めそれで体質を強固にした。

 注釈については次回に。

















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by sinsendou | 2018-07-09 00:00 | 中医火神派医案新選①~



「抗老化」いつまでも若くありたい。それを実現する漢方薬が「鹿茸大補湯」です。   毎週日曜日を定休日とさせていただきます。

by sinsendou
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