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カテゴリ:中医火神派医案新選①~( 347 )

中医火神派医案新選 その346

中医火神派医案新選 その346

8.発熱――四逆湯加桂枝

 黄某、男、25歳。

 2005年12月5日午後診察:患者は今朝発熱し咳や鼻閉・鼻水はなく、吐瀉もない。

 体温38.5℃で頬は紅いが手足は熱くないし、発汗も明らかでなく大便が二日ほど出ていない、舌質淡嫩、脈は浮ではない。

 夜寝る時に手足は熱くなりやすい。

 処方:炙甘草10g、乾姜5g、附子6g、桂枝8g、これを2剤、お湯で2分煎じて直ぐに、1回分を2回に分けて飲む、2~3時間間隔に一回、1剤煎じて3回。

 その晩の21時過ぎに体温は少しずつ下がり正常に回復し、翌朝体温は上がらなかったが、排便がまだなかったので、溏便の排出があるまで服薬するように云いつけ、再び発熱する可能性はないと告げた。
















by sinsendou | 2019-01-07 00:00 | 中医火神派医案新選①~

中医火神派医案新選 その346

中医火神派医案新選 その346

7.発熱――四逆湯加肉桂 その2

 二診:服薬後体温は38.7℃にまで下がったので調整処方:
 附子6g、乾姜5g、炙甘草10g。

 5剤を2~3時間おきに、1剤を煎じて3回に分けて服用。

 1月3日:体温37.7℃に下がった。

 前方を継続し、一日4回。

 1月4日:体温36.9℃で一晩ぐっすり眠れたがまだ排便がない。

 改めて附子理中丸を用い、朝晩各1丸を5日間連用すると、大便が順調になった。
















by sinsendou | 2018-12-24 00:00 | 中医火神派医案新選①~

中医火神派医案新選 その345

中医火神派医案新選 その345

7.発熱――四逆湯加肉桂 その1

 黄某、女、9歳。

 2006年1月1日診察:放課後小走りに家へ帰ったため汗をかき服は湿って、冷たい水で行水したため夜半になって発熱した。

 現症状:体温39.8℃、顔色は白くやや紅色、額の熱は甚だしくはないが、手の平やや熱く大腿は熱い、足は温かくて軽い咳、舌質淡胖苔白。

 証は陽虚感寒に属し、治は温陽散寒に宜しく、方は四逆湯加味:附子6g、乾姜5g、炙甘草10g、肉桂6g。

 3剤を水煎し服す。

 1時間半間隔で薬を服用させる。

 
















by sinsendou | 2018-12-17 00:00 | 中医火神派医案新選①~

中医火神派医案新選 その344

中医火神派医案新選 その344

6.咽痛、発熱――四逆湯加肉桂/四逆湯

 杜某、男、19歳。

 電話にて診察を依頼される:発熱し体温は37.4℃、全身が熱く、顔はやや紅く特に両頬の紅味が顕著で、両足までも熱く耐えられないほどに疲労して元気がない。

 咽部は激痛し後頭部及び背中が酸痛。

 咳はなく冷えを嫌がることもない。

 上述の症状は午後から出現し始めた。

 お昼時には喉が渇いて水を欲しがりその量も多かった。

 処方:炙甘草25g、乾姜20g、附子15g、肉桂10g。

 3剤。

 煎じが冷えたら直ぐに、1剤を3回。

 患者は17時40分に1回服用し、晩の19時に電話で咽痛が更に痛く、後頭部痛及び背部痛も激しくなったと。

 痰が多く黄粘で血線が混じる。

 別に取っておいた処方から肉桂を除き晩の22時30分と夜中の2時、明け方5時にそれぞれ1回服用させると、0時、2時、5時に全身から汗が出て、口乾が明瞭となって多くの水を飲んだ。

 翌朝には後頭部痛及び背酸痛ともに完全に緩解し熱も引いた。

 大便はまだ出ていないが精神は良好で、疲労の症状もない。

 この後原方を変えず全部で5日間、毎日薄い溏便が2~3回出て、咽部の激痛は漸く減って、5日目に形ある便になって痰は少しだが完全に緩解した。

 評注:この証は舌脈には頼っていないとはいえど、病の急な発病・発熱、咽痛を伴う身痛を分析し、さらに冷えを嫌がらないといえど、当に表証に属し;頬紅は陽虚上浮の象で、疲労して元気がないのは正虚であると視ることができ、合わせてこれらを観察すると陽虚に邪を受けたと判断することができ、若し編集者が処置をするならば、麻黄附子細辛湯加味をもって投薬ができる。庄氏は四逆湯を与え、専ら回陽救逆の意趣で、服薬後発汗を以って緩解でき、人々を啓蒙する。その用いる附子は“煎じが冷えたら直ぐに”とは、剤量は多くないとはいえど、また別の品格がある。
















by sinsendou | 2018-12-10 00:00 | 中医火神派医案新選①~

中医火神派医案新選 その343

中医火神派医案新選 その343

5.便血――四逆湯加肉桂

 林某、男、68歳。

 麻黄体質の外観。

 大便に鮮血を伴う出血が一週間。

 自ら生地黄・熟地黄を煎じて服用するも効果ない。

 排便後の出血は鮮紅色で、その出血量は多くなく、かつて県医院での検査では内痔核と診断され、痔の根断を服用するも無効。

 体型は壮実、腹は出っ張り硬満で、手足は常に暖かい、自ら言うには冬が来ても手足はいつも熱いくらいであると。

 長期にわたり大便は1日3~4回で、形を成さず匂いはない、食欲あって良く寝られる。

 舌淡胖嫩苔薄白、脈浮弦、やや強く按じると空。

 弁証は陰寒内盛、相火外越。

 処方:炙甘草20g、乾姜15g、附子10g、肉桂6g。

 3剤。

 三日後に再診すると、患者は服薬後二日目に出血は止まり、おならが多くなって大便の回数が減少したと言う。

 上方から肉桂を去り6剤。
















by sinsendou | 2018-12-03 00:00 | 中医火神派医案新選①~

中医火神派医案新選 その342

中医火神派医案新選 その342

4.胸悶――四逆湯加肉桂

 厳某、女、37歳。

 しばらく続く胸悶と咽部不快、股気が咽喉部にまで上昇してそこで止まるような自覚があり、かといって気喘が上がってくるわけでなく、ため息をついた後は楽になる。

 このたび再び起こる発作の誘因ははっきりせず、軽い咳は伴うものの痰はなく、大便は粘で口乾なく、小便は黄色。

 いつもいつも吐息の後にふさぎ止めるような感覚を生じ、最近いく日か腹が張る。

 舌淡紅嫩、苔薄白、脈寸関の中部取りでは寸弱関弦、尺沈弱細で無力。

 処方:炙甘草20g、乾姜15g、附子10g、肉桂6g。

 3剤。

 即癒えた。

 この後、同じ病を何回も診察したが3剤或は6剤で解決した。
















by sinsendou | 2018-11-26 00:00 | 中医火神派医案新選①~

中医火神派医案新選 その341

中医火神派医案新選 その341

3.咳嗽――四逆湯加肉桂

 程某、女、32歳。

 血管神経性頭痛に因って私の所で治療し、10服用いて緩解したので停薬した。

 但しくり返し発作が起きるので連続して服薬治療を決心した。

 当帰四逆理中湯を10服ほど服用すると咳嗽が現れ、電話での門診により小青龍湯に改めて4剤服用したが、咳嗽は減らずに反って激しくなった。

 現在の診察:夜間の咳嗽が甚だしく日中は緩解して、ひとしきりの咳は乾咳で無痰、声は大きく朗々として咳の激しい時は顔面も赤く染まり熱感がある、かつ涙が流れ気も上に向かっている。

 口は乾かず大便も乾結して羊糞のようで一日1回その量は少ない。

 食欲はあり。両足は冷え切ってなかなか暖まらない。

 薄い鼻水で小便も清。

 舌淡嫩で胖、苔薄白。

 寸脈浮緩、重按すると無、関尺脈取りで中部は弦意あり。

 処方:炙甘草25g、乾姜20g、附子10g、肉桂15g。3剤。服薬後咳は止まる。

 評注:この案の咳嗽は前案とは異なり顔が赤く熱もある、しかし両足は氷のように冷たいので、陽虚上浮に属する、故に四逆湯に肉桂を加えた。“大便乾結で羊糞の如し”が現れたといえども、薬を加えることまでは気に掛けず、“治はただその真元を扶ける”の趣旨の現れなり。
















by sinsendou | 2018-11-19 00:00 | 中医火神派医案新選①~

中医火神派医案新選 その340

中医火神派医案新選 その340

2.咳嗽――四逆湯

 陳某、男、32歳、咳嗽が一週間。

 この前既に輸液(抗生物質と双黄連注射液)を3日、痰の量が多かったのが少なくなったが、咳嗽は反って激しくなった。

 黄耆体質の外観。
 
 当地は連続して雨の日が多く気温も高くなく、患者が一階から二階へ上がるだけでその顔には汗が滴り、その汗も豆粒大を呈し腕もびっしょり濡れるほど。

 聞いて分かったことは、普段は汗は多くなく、病のあと直ぐにこの症が現れた(確実な見方として抗生物質と双黄連を用いた後に寒積が加わり虚陽外越した)。

 明らかな寒気と悪風の症はなく、喉が痒くなると乾いた咳をするが飲食は正常、夜寝るとき咳が激しく安眠が難しいが二便は正常。

 舌淡紅、苔薄白、脈取り中部は弦緊の象が著しく、重按では空。

 処方:炙甘草30g、乾姜20g、炮附子10g、1剤。

 二日目に診察すると、患者は一階から二階へ上るときに汗は出ておらず、汗の出は顕かに減少し、咳も十中八九はなくなったが大便がやや溏で、排便前に臍下腹部が少し痛み、弦緊の脈は緩に変わったので、続けて前方2剤をもって治癒した。
















by sinsendou | 2018-11-12 00:00 | 中医火神派医案新選①~

中医火神派医案新選 その339

中医火神派医案新選 その339

評注:鄭欽安曰く:“外感内傷ともみな大本は一元で毀損あるのみ。”

 “病は万端あるが、数十条でなくても尽くすことができ、学者はすなわちこの点で元気の上に虚実出入の情報を探し求めるが、千万の病状といえどもその範囲から出ることはできない”(医法圓通・巻三)。

 “仲景の立てた法則は、ただこの先天の元陰と元陽の上で盛衰を探るだけで、後天の五行生克を追求することには専心しない。附子・大黄が真実陰陽二証の大本柱なり”(医理真伝・巻二)。

 “治はただその真元を扶ければ、内外の両邪はみな絶滅できるし、邪を治そうとせずとも実は邪を治しているという……要点をつかむ法なり。”

 庄氏のこの案は主症の咳嗽を除くと、“疲れきって眠い”の症が見られ、すでに陽神不足の象は顕かで、因って直ちに四逆湯を与え、火神派の“治はただその真元を扶ける”との理論の正確性を検証した。

 庄氏が用いる四逆湯は、炙甘草の量をいつも附子より多く、無論附子の量の多少については既に前述したとおりである。
















by sinsendou | 2018-11-05 00:00 | 中医火神派医案新選①~

中医火神派医案新選 その338

中医火神派医案新選 その338

1.咳嗽――四逆湯

 庄某、女。

 寒邪を受けて鼻水が流れ痰の多い咳嗽、口中は淡で味無く、疲れきって眠い、二便は正常、脈を診ると寸関脈が浮やや弦、尺部は沈弦、強く押すと無力。

 処方は四逆湯を与える:
 炙甘草20g、乾姜15g、附子10g。

 合計4剤ほどを服用したら諸症は全て消えた。

 注釈:既に過去のものとなった相同病症の治療で、痰の多い一つの証にとらわれ過ぎて、二陳湯を加え或は苓桂朮甘湯・半夏厚朴湯を合わせ、姜の辛味を加え用いても効果は今回のように素早く徹底するようにはならなかっただろう。
















by sinsendou | 2018-10-29 00:00 | 中医火神派医案新選①~



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