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反復する膀胱炎の治療と予防 その④
排尿をコントロールする機能が失調し、冷えると膀胱炎を起こす 寒い場所に長時間いたり、下腹部を冷やすと膀胱炎が起こる場合は、からだを温める腎の機能が低下して、排尿をうまくコントロールできなくなっていると考えられます。 このような場合は、からだを温めながら腎の機能を回復する「八味地黄丸」や「牛車腎気丸」がよいでしょう。 また、ふだんから冷え性で、顔色が悪くつやがない、月経異常がある、といった症状をともなう場合は、血の滞りや不足がおおもとにあって膀胱炎が起こりやすくなっていると考えられます。 この場合には、「当帰芍薬散」や「猪苓湯」に「四物湯」を合わせた薬を使うほうが効果的です。 ■
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by sinsendou
| 2006-07-31 14:44
| こじらせると厄介な膀胱炎①~⑩
反復する膀胱炎の治療と予防 その③
心の熱が影響して、混濁尿をともなう膀胱炎をくり返す 米のとぎ汁のような混濁尿をくり返す場合は、体内の寒と熱のバランスがくずれて、心に熱が発生した状態と考えられます。 動悸や不眠、腰の冷えやだるさをともなうこともあります。 この場合は、ふだんから清心蓮子飲などを服用し、心のよぶんな熱を取り除き、熱によって消耗されたエネルギーや水液を補うことが必要です。 ■
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by sinsendou
| 2006-07-24 11:29
| こじらせると厄介な膀胱炎①~⑩
反復する膀胱炎の治療と予防 その②
ストレスが原因で、肝に湿熱が生まれる ストレスや情緒不安定が原因となって、体内に湿熱が生まれることもあります。 この場合、ストレスが強い時に膀胱炎になりやすいのが特徴です。 治療は、精神情緒をコントロールしている肝の働きを正常に戻すことが中心になります。 膀胱炎をくり返す、イライラしやすい、怒りっぽいという症状に加え、目が充血する、口が苦い、舌が紅く黄色い苔があるといった熱性の症状があるようなら、ふだんから竜胆寫肝湯を服用するとよいでしょう。 また、熱性の症状よりイライラや情緒不安定が主である場合には、肝の働きを正常に戻す加味逍遥散などを予防薬として用います。 ■
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by sinsendou
| 2006-07-17 10:44
| こじらせると厄介な膀胱炎①~⑩
反復する膀胱炎の治療と予防 その①
食生活の不摂生が原因で、脾胃に湿熱が生まれる 辛いものや脂っこいものが好きな人や、お酒をよく飲む人は、脾胃に湿熱がたまって、外からの湿気や暑熱に反応しやすくなります。 このような人が膀胱炎を起こすと、膀胱が過敏な状態になって、体内の湿熱の影響を受けやすくなり、炎症をくり返すことがあります。 この場合は、脾胃と膀胱の湿熱を除く「平胃散」と「黄連解毒湯」を合わせた薬などを服用するといいでしょう。 これらの薬は、治療ばかりでなく、再発防止に用いることもできます。 ■
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by sinsendou
| 2006-07-10 11:58
| こじらせると厄介な膀胱炎①~⑩
膀胱炎の基本治療 その③
[頻尿や残尿感などの後遺症が残る] 膀胱から菌がなくなったにもかかわらず、排尿時の痛みや残尿感、頻尿などの症状だけが残ってしまうことがあります。 これは、膀胱が過敏になっている証拠です。 すぐに治れば問題はありませんが、長びく場合には「清心連子飲」や「牛車腎気丸」「加味逍遥散」「当帰芍薬散」などで治療します。 ■
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by sinsendou
| 2006-07-03 10:26
| こじらせると厄介な膀胱炎①~⑩
膀胱炎の基本治療 その②
[心に侵入した熱が、膀胱に移る] 膀胱炎の症状のうち、特に尿の混濁がひどく、米のとぎ汁のようになるときは、心に発生した熱が膀胱に移ったと考えられます。 この場合、胸のあたりが暑苦しい、不眠、焦燥感などの症状をともなうこともあります。 治療には、心の熱を取り除き、利尿効果のある「導赤散」を使うとよいでしょう。 ■
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by sinsendou
| 2006-06-26 12:13
| こじらせると厄介な膀胱炎①~⑩
【主な症状とその治療について】
膀胱炎の基本治療 その① [膀胱に湿熱が生まれる] 排尿時の痛みや灼熱感、頻尿、尿の濁りなど、典型的な膀胱炎の症状が現れた場合は、膀胱に外部から湿熱の邪が入り込んだことが考えられます。 尿の色が濃い、喉が渇くなど、熱性の症状が明らかなときは、湿熱を取り除く「竜胆寫肝湯」や 「五淋散」「八正散」といった薬を使います。 熱性の症状がそれほど強くなく、残尿感や頻尿が主症状の場合は、利尿によって湿熱を取り除く「猪苓湯」などが適しています。 ■
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by sinsendou
| 2006-06-19 12:01
| こじらせると厄介な膀胱炎①~⑩
【中医学から見た膀胱炎】
中医学では、膀胱炎は「湿熱の邪」が暴行に侵入して起こると考えます。 そのため、湿熱の邪を取り除くことが治療の基本となります。 しかし、治療後も症状が残ってしまったり、膀胱炎をくり返す場合には、単に外からの邪だけの問題ではなく、からだの側に何らかの問題があると考えます。 具体的な問題点としては、 ①脾胃に湿熱があり、外部の湿熱を受け入れやすくなっている。 ②ストレスによって肝に熱が発生し、膀胱に影響をあたえている。 ③心に熱が発生して、膀胱に影響をあたえている。 ④排尿をコントロールする腎の機能が低下している。 などなど色々なことが考えられます。 この場合には、からだのどこに問題が起こっているかを見極め、失調している機能を回復することによって、膀胱炎の再発を防ぎます。 ■
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by sinsendou
| 2006-06-12 11:16
| こじらせると厄介な膀胱炎①~⑩
【現代医学から見た膀胱炎】
膀胱炎の多くは、尿意をがまんしたり、排便や性行為の際に雑菌が尿道を通って膀胱に侵入して起こります。 女性の場合、尿道口のまわりに菌があつまりやすいうえ、尿道が短く、直接膀胱につながっているため、男性より膀胱炎にかかりやすいといわれます。 ほとんどの場合、抗生物質や抗菌剤を用いれば二、三日で治ります。 反復して膀胱炎を起こす場合には、他の疾患や薬の影響をうけている、前立腺肥大(男性)などで尿道が圧迫を受けている、といった原因が隠れている場合もあります。 しかし、これといった理由もないのに膀胱炎を繰り返したり、菌がなくなった後も排尿時の痛みや残尿感、頻尿などの症状が残ることもよくあります。 この場合、現代医学では予防法や有効な治療法がないのが現状です。 それでは次回から、中医学から見た膀胱炎とその中医学的治療法について考えて見ましょう。 ■
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by sinsendou
| 2006-06-05 20:03
| こじらせると厄介な膀胱炎①~⑩
梅雨の走りを思わせるようなジメジメし陽気。
5月本来の『五月晴れ』の陽気はどこへいったのでしょうか? こんな陽気から夏にかけて多くなる膀胱炎は、女性なら一度はかかるといわれるほど、ポピュラーな病気です。 単発的な膀胱炎の治療は比較的簡単ですが、何回も繰り返す膀胱炎の予防や後遺症の治療は、漫然と抗生物質を使うより、漢方薬を用いたほうが安全で有効です。 それでは、次回から膀胱炎の原因と治療法についてお話していきましょう。 ■
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by sinsendou
| 2006-05-29 12:32
| こじらせると厄介な膀胱炎①~⑩
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