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2018年 07月 30日 ( 1 )

中医火神派医案新選 その328

中医火神派医案新選 その328

24.腰捻挫――麻黄附子細辛湯合芍薬甘草湯

 李某、女、60歳、市民。

 腰痛が半月余り、かつて某医院で診療を受けたが、CT・MR等の検査は異常がなく、終始この突然の腰背痛の原因は分からなかった。

 現症状:腰痛は脊柱両側に沿って疼痛し活動後は酷くなり、過度に身体を伸ばせず、腰かけには座らないが、腰を曲げてしゃがみこむと疼痛はやや軽くなり、寝る時もあえて身体は伸ばさない、病歴を問うと20日前に車を引っ張った後に腰を捻挫したことが判った、舌淡白滑、脈浮細重按無力。

 証は外感風寒による経脈凝滞と閉阻不通に属す。

 治は温肺散寒による温腎固本と舒筋緩痛に宜しい。

 方は麻黄附子細辛湯合芍薬甘草湯を用いる:
 麻黄10g、制附子15g(先煎)、細辛10g、赤白芍薬各30g、炙甘草30g。3剤を水煎し毎日1剤服す。

 服薬後、腰背疼痛大きく減り、すでに身体を伸ばして横になることができ、病は6~7割減ったが、汗の出が比較的多い。

 現方の薬剤量を調整:
 麻黄6g、制附子20g(先煎)、細辛10g、赤白芍薬各60g、炙甘草60g。又3剤服して癒えた。

 注釈:高齢で体が弱く労働の後汗をかいて、外から寒邪がたやすく侵入し太陽に邪を受けた、故に腰背の疼痛となる;寒はすなわち収引で、故に縮こまると楽で背延びができない;とはいっても病は半月余りで、ただ外邪が去らないため平穏な日がなく、脈浮で無力、これらは正に虚に寒邪を感じた状態である。麻黄附子細辛湯合芍薬甘草湯は、太陽少陽併治し筋を和らげ肌をのびやかにする、3剤で病は軽くなり、6剤で痛みは癒えた。
















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by sinsendou | 2018-07-30 00:00 | 中医火神派医案新選①~



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