いきいき元気! 感謝!

2018年 04月 23日 ( 1 )

中医火神派医案新選 その315

中医火神派医案新選 その315

14.頑固性咳嗽――破格救心湯加味 その2

 微かな悪寒がして流れるような鼻水、脈浮で無力。

 風寒を外感したが、内はまだ陽虚で、治は温陽解表が宜しく、方は麻黄附子細辛湯加味を用いる:
 麻黄10g、附子60g(先煎2時間)、細辛10g、乾姜30g、炮姜30g、高良姜30g、炙甘草10g、紅参10g、半夏20g、桔梗10g。

 5剤を水煎して毎日1剤服用。

 上方を服用後、外感は除かれたが、依然としてまだ回復していないので、二診の処方にさらに附子を75gまで増量し毎日1剤を、のど越しの感覚や精神が好転し、体力も増強されて咳嗽の発作が再び出なくなるまで、続けて服薬し、2カ月たって停薬した。

 注釈:この例の患者の咳嗽は10数年、進行性で激しく、発作時には喉部の痙攣と息が詰まって胸悶し、甚だ苦痛で色々な医院で治療を受けたが明らかな効果は現れなかった。“久病及腎”、腎は気の根であり、腎気が元に帰れば喘咳は自然と起こらなくなる。患者は脈浮で、虚陽外越の証に関わり、その脈の硬さに因って老人の血管硬化に関係があり、但し強く按じて無力と尺部が尤も甚だしいのは、腎元の毀損を提示していて腎不納気の証である。故に李可破格救心湯加減を選び、さらに附子を多く用いて回陽固本し、同時に山茱茰を配用して温腎収斂した。一診の後、病人は寒さと四肢の冷えが緩解し、夜間の口渇も消失したのは、陽回陰生を表していて症状は徐々に解除された。この種の咳嗽治療ははなはだ困難で処理しにくく、一般の方法では効果を得るのは難しい、その原因は諸種雑多な治療を肺の上に施し、補腎納気が唯一の根本的道筋であることを無視している、故にいくら治療しても治らないのだ。この方を見ると止咳平喘の効果はないようで、反って納気を収め帰腎の効果があり、実に喘咳を治す根本の法である。
















[PR]
by sinsendou | 2018-04-23 00:00 | 中医火神派医案新選①~



「抗老化」いつまでも若くありたい。それを実現する漢方薬が「鹿茸大補湯」です。   毎週日曜日を定休日とさせていただきます。

by sinsendou
神仙堂薬局 リンク集
カテゴリ
全体
漢方
季節の養生
店頭にて
免疫①~
免疫パワーを高める養生法①~⑦
花粉症対策①~⑥
鼻水・鼻汁①~⑦
のどの痛み①~⑦
目のかゆみ①~⑤
中医学のかぜ治療法①~③
風邪①~⑲
なかなか治らない咳の漢方①~⑮
気管支喘息①~21
たかがニキビされどニキビ①~⑤
アトピー・皮膚病①~⑱
蕁麻疹①~⑯
皮膚掻痒症①~⑥
掌蹠膿疱症①~⑦
こころの病①~⑮
高血圧①~⑨
慢性疲労①~
不眠症①~⑪
めまい①~⑫
耳鳴り①~⑳
頭痛①~⑫
肩こり①~⑤
胸の痛みと心臓病①~⑮
胃腸病 ①~⑰
胃の痛み①~⑱
胃のつかえ①~⑬
腹痛①~⑬
便秘①~⑧
身近な病気 下痢①~⑨
腰痛①~25
ひざの痛み①~⑪
痛風①~③
肥満①~④
腎の働きと病気①~⑱
こじらせると厄介な膀胱炎①~⑩
排尿困難①~⑦
相談しにくい夜尿症①~⑥
冷え性①~⑨
不妊①~⑧
子宝の知恵 ①~
月経痛①~⑦
月経不順①~⑲
更年期障害①~⑮
からだと病気①~
中医火神派①~50
中医火神派医案新選①~
麗しの島 台湾①~
北海道の旅①~40
京都の旅①~
神戸の旅①~⑯
西九州浪漫紀行①~
沖縄の旅①~40
ハワイ旅行①~45
大塚国際美術館
ぶらり横浜 ①~
鎌倉散歩①~
青背魚精
深海鮫スクアレン
深海鮫スクアレンプラスDHA&EPA
養脳精
スーパーナットーゲン
プラゲンΣ 胎盤素
スーパー酵素113
おすすめの本①~
我が家の人気者①~
その他
以前の記事
フォロー中のブログ
検索
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧