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2014年 09月 08日 ( 1 )

中医火神派医案新選 その168

中医火神派医案新選 その168

2.坐骨神経痛――烏附麻辛桂姜湯加味

 王某、男、37歳、工員。

 1年前に力の入れ過ぎに因って腰痛となり、CT検査での確定診断は腰椎間板突出での神経圧迫であり、治療によって緩解していた。

 最近外の階段での運搬の仕事を担当したが、その時衣服が薄着で路上の寒邪を受け、腰痛の発作が再発した。

 現在の症状:全身が痛み、特に関節疼痛し、左下肢の坐骨神経に沿って酸痛が放散して耐え難く、始終うめき声をあげ、昼軽く夜重い、熱すると楽になり、その両親に抱えられて診察を受けに来た。

 針灸や鎮痛薬などを施しても一時的には軽減すれど、云うに堪えないほどの苦しみである。

 調べると舌は淡紅、苔白厚膩、脈象は浮緊。

 証は寒湿在表に属し、治法は温陽解表を以って寒邪を散ずるが宜しく、処方は烏附麻辛桂姜湯加味を用いる:

 川烏頭60g、草烏頭60g、乾姜30g、甘草24g、麻黄15g、細辛15g、桂枝30g、葛根30g、白芍30g、羌活15g、独活30g、乳香15g、没薬15g、威霊仙30g。

 先ず川烏・草烏・乾姜・甘草は2時間ほど煎じた後、残りの生薬を入れて30分煎じ、すぐ後で再び水を加えて二度目を煎じて、それら2回の抽出液を混ぜ合わせ、3回に分け4時間に1回服用する。

 3剤。

 二度目の診察:家に戻って薬を煎じるのに医者の云う事を聞かず、一般の煎薬の方法通りに煎じた後、1回で薬を全部服用してしまった。

 10分後、突然人事不省となり口から白い泡を吐いた。

 家族は直ぐにどうしてこんなことが起きたのか問い合わせたので、陳氏は患者の元へ赴き観察すると、病人が嘔吐した薬物を発見し、全身汗だくで、何か不都合なことがあるかを問いただしたが、患者はただ疲れた眠たいと云うだけだった。

 その脈を診ると浮緊はすでになく緩滑の有力で、無病の象となっていた。

 すぐ後で病人に少しの熱い砂糖湯を飲ませると、ぐっすりと寝ることができた。

 二日目には自転車に乗って知らせに行き、その病がもしなくなったなら、病が癒えたのだから渡した薬は服用しないようにと伝えた。

 注釈:この例の患者は煎剤の服用での誤用によって、薬量が過大となり、“瞑眩”と“人事不省”を引き起こしたが、その病痛が却って奇跡的に解除され、真に“けがの功名”となった。

 陳氏は“脈浮緊がすでになくなって、緩滑で有力”から効果がでたよい現象であると判断し、その様子から考えて病人に砂糖湯並びに休息をとらせるとは、確かに胆力と見識がわかる。






このブログをご覧いただいている皆様には、素晴らしいことが雪崩のように起きつつあります!
by sinsendou | 2014-09-08 00:00 | 中医火神派医案新選①~



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