風邪の考え方 その26
「陽明病」 その4
太陽病と陽明病の間には、「麻杏甘石湯」「大青龍湯」「葛根湯加石膏」といった方剤を使うことになります。
陽明病というのは炎症の極致ですので、熱が出て寒気がして、まだ風邪かインフルエンザか肺炎か分からない時期には麻黄湯、桂枝湯ですが、やがて肺炎になると麻杏甘石湯を使います。
麻杏甘石湯は、麻黄湯から桂枝を除きあまり発汗させないようにしたもので、麻黄と杏仁で鎮咳と呼吸困難を改善し、石膏で炎症を抑えます。
麻杏甘石湯に清肺・止咳平喘の桑白皮を加え効果を強めた処方が「五虎湯」です。
五虎湯 1か月分(90包) 7810円