中医火神派医案新選 その355
12.肛周膿腫――当帰四逆湯合四逆湯 その2
炮附子15g、乾姜15g、炙甘草15g、当帰30g、桂枝30g、白芍15g、細辛6g、通草6g、大棗25g。
1剤。
水煎し服す。
服薬後に肛門周囲の疼痛が酷くなるのは病を排除する反応に属し、その他の薬は不要と説明した。
服薬後、局部の疼痛が更に甚だしくなったと訴えた。
肛門検査:肛門周囲の腔腫は増大し、顔色は比較的紅く、波動感が出現し、圧痛は前と同じく顕著である。
上方に附子30g、乾姜30gを加えて1剤。
病情は激しくはなっているが、但しこの様な病情があるのはとても好ましいことであると説明した。