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中医火神派医案新選 その205

中医火神派医案新選 その205 

 注釈:慢性病の治療には正確な弁証が尊ばれ、それに見合う方やその方を守ることが必要で、成功を貪るために急いではならない。本例の患者は体が痩せてはいるが、大肉はまだそぎ落とされていないし、脈弱といえども胃根はまだあり、ただ病になったこの時は先天後天ともに毀損し、補でなければ他に方法がなく、しかしながらこれを補うその法は、“養陽は滋陰の上にあり”・“陽生陰長”の道理に従って、病機を捉え経方を用いて成功を収めた。 

 評注:曽氏は理中丸に対して甚だ多くのことを体験し、《傷寒論》396条に“大病が癒えた後、喜唾し久しく了了たらず、胸上に寒あれば、当に丸薬を以って之を温かむべし、理中丸に宜し”、386条“藿乱、頭痛、発熱、身疼痛、熱多く水を飲まんと欲する者は、五苓散之を主る;寒多く水を用いない者は、理中丸之を主る”、本方の使用に対して論述を進行した。

 要するに本方の病機は脾陽虚弱であり、本方の使用にあたって当に脾陽虚弱がこの病機であるとしっかり把握しなければならない。脾陽虚弱の表現及び弁証の要点においては、当に273条“太陰の病たる、腹満而して吐、食不下、自利益々甚だしく、時に腹が自ら痛む”及び277条“自利し不渇の者、太陰に属す、以ってその臓に寒がある故なり”を以って根拠としている。

 脾の生理を以って脾の病理を考えると、脾の病はその多くが虚・多湿・多寒の特徴があり、即ち:①脾気が虚衰し、脾が健運を失うと食が化されずに脘腹脹悶が起こる;脾の昇清が失われると目眩暈が出現する;脾陽が不足し脾気の固摂が失われれば内蔵下垂が出現する;脾が統摂を失えば出血となる。②脾陽が虚衰し、毀損が命門に及べば、中に寒が生じて水穀が分かれず、脘腹冷痛や五更泄瀉が出現する。③脾陽が不足すれば、津液が正しく化して帰れず、湿滞・痰飲・水腫等が出現する。

 臨床に対して本方か加味することができる:外感を兼ねれば桂枝を加えて桂枝人参湯;虚脹痞満が出現し、鬱結傷脾は青皮を加え行気疏肝ができる;痛瀉が出現し、脾気が鬱滞して伸びやかでなく、木乗土であれば呉茱茰を加えるべき;津液が正しく化して帰れなくなったら乾姜に変えて炮姜にし、辛を化せば苦となり、守を取って走らずの意;痰飲咳嗽が出現すれば茯苓・半夏等を加えるべき;もし寒が重く陽気が不足し、手足逆冷するなら附子を加え附子理中湯等となす。















いまこの一瞬にも、すべての方に幸せが訪れています。

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by sinsendou | 2015-09-14 00:00 | 中医火神派医案新選①~
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