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免疫 その30 ウイルスに対する免疫反応 その1

ウイルスに対する免疫反応 その1

《ウイルスに侵入されて乗っ取られた細胞が、免疫の標的になる》

 細菌やカビ、原虫などは自分自身で増殖できる独立した生物ですが、ウイルスは侵入した相手の細胞の中でしか増殖できないという特徴を持っています。

 身近な例として、私たちがインフルエンザに感染した場合の免疫反応を眺めてみましょう。

 インフルエンザウイルスが喉などの粘膜を突破して体内に侵入し、近くの適当な細胞の中に入り込んで増殖を始めます。

 すると、まずウイルスに感染した細胞から「インターフェロン」という物質が分泌され、まだ感染していない周りの細胞に働いて、ウイルスの増殖をくい止めようとします。

 続いてナチュラルキラー(NK)細胞やマクロファージが現れ、ナチュラルキラー細胞はウイルスに感染した細胞を破壊していきます。

 マクロファージもウイルスに感染した細胞を次々と食べていきます。

 このとき、ウイルスはマクロファージの内部に取り込まれ、消化されて細菌のときと同じようにタンパク質の断片となって抗原提示されます。

 マクロファージが同時に分泌するインターロイキン1は、脳に働いて発熱を起こさせ、一方でT細胞を刺激します。

 マクロファージの抗原提示を受けたヘルパーT(CD4)細胞が分裂して増殖し、複数のサイトカインを分泌してキラー(K)T細胞やB細胞に指令を発すると、本格的なウイルスの排除が始まります。












いまこの一瞬にも、すべての方に幸せが訪れています。



by sinsendou | 2015-04-03 00:00 | 免疫①~
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