中医火神派医案新選 その172
中医火神派医案新選 その172
6.類風湿性関節炎――烏附麻辛桂姜湯加味 劉某、女、63歳、退職工員。 全身の関節が疼痛して10年余り、かつて確定した診断は類風湿性関節炎であった。 働き過ぎての過労や寒冷の天気で酷くなり、3年近くで段々と重くなってきた。 現在の症状:両膝関節及び踝関節腫脹、肌肉が段々と委縮し、全身の関節が硬直酸痛して屈伸しにくく、両手の関節も湾曲変形して活動が制限され、日々の生活で自活できずこれ以上痛みが生じてほしくない、舌淡紫暗、苔白膩、脈沈遅細弱。 証は頑痺で気血虚衰に属し、治法は温陽益気と散寒活血経絡に宜しく、処方は烏附麻辛桂姜湯加味を用いる: 制川烏90g、制草烏90g、雷公藤30g、黒大豆60g、乾姜30g、甘草24g、麻黄20g、細辛10g、桂枝30g、熟地黄24g、淫羊藿15g、白芥子15g、露蜂房15g、全蠍10g、蜈蚣3条、乳香15g、没薬15g、桃仁10g、紅花12g、黄耆120g、薏以仁30g、白芍30g、烏梢蛇15g、鹿角霜15g、伸筋草15g、葛根15g。 前の6味の薬物は先に2時間煎じ、その後残りを入れる;3回煎じた薬液を混合し、4回に分けて服用する。 5剤。 上記処方を服用後、全身が温まる感覚があり、快適に感じられ、脚の腫れと疼痛は著しく好転して副作用はないので、処方を変えずに用法用量を守り、全部で薬を200数剤服用して症状はほとんど消え、生活は自分で出来るようになり、改めて風湿薬酒の服用を以って善後した。 注釈:頑痺が既に二十年、治療に必要なのは耐える精神である。大量の川草烏に雷公藤を配合するように、痺を治すには専門の薬を大量に使うべきで、用法用量を守って永年調治すればよい効果が収めることができる、これは医者と患者の信頼関係を作ることが必要だ。 いまこの一瞬にも、すべての方に幸せが訪れています。
by sinsendou
| 2014-10-13 00:00
| 中医火神派医案新選①~
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