免疫 その5
免疫 その5
【免疫細胞の生まれ方】 免疫を担うすべての細胞は、元をたどるとたった一種類の細胞から分かれて生まれてきたものです。 免疫細胞だけでなく、赤血球や血小板など、血液中を流れるすべての細胞が、ただ一種類の同じ細胞からつくられるのです。 胎児期には甘草にあって、生後は骨髄にあるその細胞を「造血幹細胞」と呼びます。 全身の骨の芯にあたる部分(骨髄)は空洞になっていて、多くの細胞で満たされています。 造血幹細胞は、骨髄の細胞中およそ10万個に1個の割合で存在し、普段は何もせずに眠っている細胞ですが、数週間に一度、思い出したように分裂して、自分と同じ細胞をつくりだしています。 それ自身では何の働きも持たず、変幻自在に様々な細胞へ変化(分化)できる原始的細胞なのです。 ときおりゆっくりと、自己複製をくり返している造血幹細胞に適当な条件と刺激が与えられると、やがて赤血球になる細胞というようにそれぞれの方向へ分化が始まります。 造血幹細胞から分化して最終的に生まれる細胞は、次の通りです。 ①赤血球 ②巨核球…血小板 ③顆粒球…好中球・好酸球・好塩基球 ④単球…マクロファージ・樹状細胞 ⑤リンパ球…T細胞・B細胞・ナチュラルキラー(NK)細胞 このうち③~⑤がいわゆる免疫系の細胞で、赤血球のような赤い色素(ヘモグロビン)を持っていないので、まとめて「白血球」とも呼ばれます。 また、リンパ球は、血管よりもリンパ管の中に多く存在することからそう呼ばれます。 また、改めて詳しくお話しますが、T細胞にはヘルパーT細胞・キラーT細胞・サプレッサーT細胞という働きの異なる3種類があります。 造血幹細胞が分化していく各段階では、様々なサイトカインが働いて変化を促進しますが、対象となる細胞の置かれている環境や状況などが、その働き方を大きく左右します。 いまこの一瞬にも、すべての方に幸せが訪れています。
by sinsendou
| 2014-09-12 00:00
| 免疫①~
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