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中医火神派医案新選 その152

中医火神派医案新選 その152 

11.腹痛――解急蜀椒湯

 楊某、60歳の老翁。

 この人は太ってはいるが精神は殊のほか良くない。

 この頃の症状は腹鳴腹痛が上下に走り回り、胸が張って吐き気がし、脈は沈緊で遅、これは水寒の気が中で飛び跳ねていることと関係し、脾腎が失調したためになった。

 かつて理中湯・附子粳米湯を多量に服用したが効果がなかった。

 全体をくまなく観察したが、本当は脾腎陽衰で陰寒に勝てない象であり、前方はほぼ的確に対応しているが、それでも効果がないのは矢が的に的中してないのではなく、力が十分に及んでいないから。

 また思うに大建中湯は大辛大熱の峻剤であり、このような状況で一気に決めるのに便利で、ぐずぐずして患いを後に残すようなことがあってはならない。

 よって直ちに大建中湯を用いたが、吐き気と痛みは少しも減らないばかりか四肢が動かなくなった、患者は虚弱がすでに極限に達し、この時はただ温めたりかつ補ったりすればよい訳ではない。

 《傷寒論》中に人参四逆湯と外台解急蜀椒湯の両方を与え、どちらも温補の大きい剤であるが、後ろの方剤が勝っているので、外台解急蜀椒湯をつかう:

 蜀椒6g、乾姜・半夏各12g、附子15g、党参18g、大棗5枚、甘草6g、飴糖30gを煎じて冲服する。

 服薬後陽は戻り冷えが止み、痛みと吐き気は大きく減り、さらに2剤服用して遂に治った。

 その後腎気丸・大補湯を用いて時々服用し、だんだんと健康が回復した。

 注評:本案が選んだ外台解急蜀椒湯は人参四逆湯に比べて薬力が勝るとは言うけれども、細かくその処方を調べると、大建中湯(蜀椒・乾姜・党参)合四逆湯の方意に似て、さらに半夏・大棗・飴糖を加えてもの。






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by sinsendou | 2014-06-30 00:00 | 中医火神派医案新選①~
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