中医火神派医案新選 その107
中医火神派医案新選 その107
●腫瘤病人中寒型は80%を占める 孫秉厳曰く、腫瘤患者は“たとえ長江より北であろうと南であろうと論じることなく、又沿岸であろうと内陸であろうと論じることなく、寒型と偏寒型の症候のものは最多で約80%である。”これは1000人に対して総合分析して根拠を得て出した結論です。 その他に孫氏は“1978年11月に問診をして200例の腫瘤患者の統計を看ると、大寒型・寒型・偏寒型に属するものは82%を占め、大熱型と熱型の者は僅かに 18%”を根拠とした。 孫氏のこの一観点は明らかに近現代火神派の名家の呉佩衡・祝味菊・李可の観点と十分に相符合する。 周知の事実として、現在大多数の医家を包括しその多くのいわゆる名医がみな腫瘤が熱毒の疾患であるとしていて、癌細胞なども同じく熱毒で、白花蛇舌草・半支蓮などの寒涼薬物から離れずに薬を用い、その治療効果は決して人の願望のようにはうまくいっていない。 もし陰陽二大綱を以て指導とし、陰陽を弁じる秘伝を以て標準とし、大多数の腫瘤の病機が陽虚陰盛に属すと見出すことは難しくない。 最近このかた多くの有識者がこの一観点を受け入れた、この認識に応じて姜附の品を含めて温熱薬物を投与し、常に比較的満足する効果を収めることができた。 盧崇漢教授のように診察した病人中、“腫瘤病人が1/3を占め、最長の人ですでに30年も”。 このブログをご覧いただいている皆様に、素晴らしいことが雪崩のように起こりますように!
by sinsendou
| 2014-01-16 00:00
| 中医火神派医案新選①~
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