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中医火神派医案新選 その1

中医火神派医案新選
その1

 火神派簡約

一、火神派解釈
  
  いわゆる火神派とは、清代末期四川の名医である鄭欽安によって宗師開山されたものを指し、理論上では陽気を崇拝し臨床上では陽気の温扶を強調し、附子・姜(生姜・乾姜・炮姜)・桂(肉桂・桂枝)等の辛熱薬物を上手に用いることで一躍有名になった一つの医学流派である。その中でも附子を上手に用いた点が突出した特長で、ついには数多くの火神派の医家を生みその中には“某火神”や“某附子”などの称号を冠せられた者もいた。広義では、一人の医家がもし陽気を重視し附子を上手に使えばその人も“火神派”であるということができる。しかしまた一定の意義からも、附子を上手に使えなければ火神派を名乗ることはできない。
  以下の二つの通俗的な話によって火神派の特長を概括できる:万物の生長は太陽に依存し、附子は百薬の長に属す。前の一句は陽気の重要さを説明し、後の一句は即ち附子の上手な使用法を述べているが、両者は切り離すことができない。
  ある学者が“温陽派”や“扶陽派”を名乗るには、ある一定の道理があってしかるべきである。そして学術個性化の角度からみて、火神派の名称はなお一層一般大衆向けといわれ、それは文献からこれを見てまた群衆の中から流転して、これによって火神派の名称はさらにはっきりとした特色を持ったといえる。これは李東垣学派が“脾胃派”を名乗ることができたように、同時に“補土派”も名乗ることできた、ただし後者はさらに通俗的で特色を備えていた。同様にして、まさに鄭欽安学派が称した“火神派”は、より通俗的でさらに特色を備えていて、自然と広範囲に広まって民間においても同様であった。
  火神派は清代末期の同治・光緒年間に誕生し、これによって“伝統国医の中で最も新しい一つの流派”であると称した学者もいた。百数年来、代々伝えられた学者の中には著名な吴佩衡・祝味菊・范中林・唐歩祺・盧崇漢等がいて、彼らは皆“某火神”或は“某附子”と称され、今まで医林の中にあって依然として独自の一派をうち建て、思う存分に自分の意見を発表し重要な影響を与え、あがめ伝承されるその学派は今まさに発展しつつあるということができる。
  火神派は一つの医学流派を構築する主要条件に完全に符合し、すなわち一人の特に影響のある“首領”の鄭欽安がいて、その彼には伝世作《医理真伝》と《医法圓通》の二部があるが、それらは完整され独特の理論体系であり、編者の《中医火神派探討》にも系統的帰納を記しておいた。吴佩衡・唐歩祺・盧鋳之等に代表される何人かの人々によって延続され現在に至っている。それは創制された本派を代表する学術特徴をもつ幾つかの名方、たとえば潜陽丹・補坎益離丹等のように、その用いる薬の特色を鮮明にすることが更に尋常を超越し、これは本書に包括されている選ばれた多量の成功案例で立証することができる。
  これらはみな火神派が一つの突出した特色があり世にとって実用にかなう医学流派であることを表しているし、またその他の流派と比べても全く遜色がないということができる。編者は彼らが傷寒派・金元四大家・温補派・温病派の後の第八番目の医学流派であると認める。実行するには意見をだすことであるし、それは高等院校《中医各家学説》教材中に補充をする理由であり、これが中医を発掘し研究の新しい成果を体現することにもなる。編者は火神派独特の学術価値を信ずるし、必ずや次第に明らかに表すことができ歴史がその一点を証明してくれるだろう。2007年・2,008年・2009年と3年連続で全国第3回扶陽論祭典が召集されて会議が開かれたことは、一つの良好な発端となっている。
  編者が火神派の学術思想に対する概要を以下の4点の如くまとめておく。
  (1) 陰陽をもって網となして万病を判別し、“努力や工夫は全て陰陽上の利害得失の計算”は最も基本的な学術観点である。鄭欽安が提出した陰陽の弁別と“薬を用いることは真の機会なり”は共に十分な臨床意義がある。
  (2) 陽気を重視し扶陽を強調することが理論の核心である:臨床では附子を上手に用い、姜附等の薬物の応用に対して独自に一派をうちたてた。 
  (3) 陰証の認識に対しては十分に全面的であり、陰火(各種血証を包括)の弁識に対してもとりわけ深刻で独自の慧眼を具え、これはその学術思想の最も精華な部分である。
  (4) 陰盛陽衰の病勢の見方はその学術思想的に重要な前提である。
  これらが学術観点前後呼応し、一つのことを貫き通して独立した学術体系を形成し、すなわち火神派の学術思想の主要が内包されていて、詳細内容は《中医火神派探討》を参照のこと。

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by sinsendou | 2012-04-11 11:19 | 中医火神派医案新選①~
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