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カテゴリ:胃腸病 ①~⑰( 20 )

胃腸病 その17 最終回

胃腸病 その17

乳児の下痢・嘔吐は慎重に治療する


 子供の胃腸病も、四~五歳になると、病態は大人と変わらなくなります。

 そのため、治療も薬の量を少し減らす程度でよいのですが、乳児の場合は別です。

 乳児のからだは、まだ形成の途中にあるため、臓腑の生理活動は未熟で虚弱です。

 骨や筋肉が柔らかく、歯も生えそろわず、消化機能が不十分なのに、成長・発育が盛んという矛盾を抱えていますから、からだの状態に合わないものを食べると、すぐおなかをこわします。

 また、節度がわからないために、食べ過ぎてすぐ吐いてしまう子供もいます。

 嘔吐を繰り返していると、素質的な病気に進行し、虚弱児童になることもあります。

 外界の刺激にも非常に敏感です。

 親がイライラしていると、乳児の情緒も不安定になり、すぐに臓腑が反応します。

 このように過敏で未熟な時期は、治療も大変難しく、投薬を誤ると一生の体質を変えてしまう恐れがありますので、くれぐれも慎重に行わなければなりません。















いまこの一瞬にも、すべての方に幸せが訪れています。
だから、天国言葉をあなたに…。
「ついてる・うれしい・楽しい・幸せ・感謝しています・ありがとう・許します。」

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by sinsendou | 2017-10-25 00:00 | 胃腸病 ①~⑰

胃腸病 その17

胃腸病 その17

二日酔いには藿香正気散がぴったり


 酒を飲み過ぎると、次の日に吐き気や嘔吐、下痢といった胃腸症状が出ます。

 よく、漢方胃腸薬や生薬配合のドリンク剤で二日酔いを治そうとする人がいますが、現在市販されている漢方胃腸薬のほとんどは安中散です。

 安中散は、脾胃を温めるとともに、脾胃の機能低下によって亢進してしまった肝の働きを正常に戻す薬ですから、「寒い」タイプの胃腸病には効いても、二日酔いや熱による胃腸病にはまったく効果がないのです。

 吐き気・嘔吐・下痢・頭痛などをともなう二日酔いにぴったりなのは、藿香正気散です。

 この薬は、脾にある水分(湿)を取り除き、汗や尿にして外に排出する働きがあります。

 ただし、異常にのどが渇いたり、尿が紅茶色になるような熱いタイプの二日酔いには、五苓散と黄連解毒湯を合わせて服用すると良く効きます。















【お休みのお知らせ】
10月21日(土)~24日(火)の4日間は、
お休みをさせていただきます。

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by sinsendou | 2017-10-18 00:00 | 胃腸病 ①~⑰

胃腸病 その16

胃腸病 その16

アルコールの「湿」と「熱」が脾胃に影響を及ぼす


 お酒好きの人にとって、胃腸とアルコールの関係は気になるところでしょう。

 酒は「熱」の性質をもった飲み物で、少量なら血をめぐらせたり、生理代謝を整えるなど、からだにいい働きをします。

 ところが、飲み過ぎると、本来下に行くべき胃の働きを熱によって逆行させてしまうため、吐き気や嘔吐といった症状を起こします。

 翌朝に下痢をするのは、酒の水分(湿)が脾に影響を及ぼした証拠ですし、尿が紅茶のように濃い色になるのは、酒が持つ熱のせいです。

 過度の飲酒を毎日のように繰り返すと、やがて脾胃ともに機能しなくなってしまいます。

 また、ビールが好きでたくさん飲むという人は、胃にもともと熱をもっていることが多いようです。

 こういう人が強いアルコールを飲むと、さらに胃に熱を与えることになり、胃壁が急に破れたりしますので、注意が必要です。















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by sinsendou | 2017-10-11 00:00 | 胃腸病 ①~⑰

胃腸病 その16

胃腸病 その16

胃腸病が進行すると痛みの部位が固定化される


 胃腸病がまだ軽い状態にあるか、それともすでにからだの深い部分にまで進行してしまったかは、痛みの状態である程度判断できます。

 おなかが張って、そのあとシクシクと痛み、部位も決まっていないような時は、まだ病気が軽い証拠です。

 刺すような痛みが持続し、痛む部位が固定化した場合は、かなり病気が進行したと考えなければいけません。

 しかし、ガンの場合は別です。

 初期の自覚症状はほとんどありませんし、胃腸が弱い人ほどなりやすいということもありません。

 かえって、胃腸が丈夫だと過信している人が、気がつかないうちにガンに侵されていることもあるのです。















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by sinsendou | 2017-10-04 00:00 | 胃腸病 ①~⑰

胃腸病 その15

胃腸病 その15
食生活と胃腸病


胃腸を健康に保つことが長生きの秘訣


 食事時間が不規則で夜寝る前にたくさん食べてしまう、長い時間食事をとらずに急に食べる、冷たいものの飲み過ぎ、辛いものや味の濃いものの食べ過ぎなど、胃腸の調子を崩すきっかけはたくさんあります。

 すぐに治ってしまうようならいいのですが、不摂生を続けていると、慢性の胃弱になったり、人によっては胃潰瘍などに移行する場合もあります。

 また、脾胃が弱くなると、全身に十分な栄養を巡らせることができなくなるため、だんだん元気がなくなってしまいます。

 脾胃を健康に保つことが、長生きの秘訣といっても過言ではありません。















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by sinsendou | 2017-09-27 00:00 | 胃腸病 ①~⑰

胃腸病 その15

胃腸病 その15

胃腸性のかぜには藿香正気散
かぜ薬に副作用には安中散


 梅雨どきや夏など、高温多湿の季節にかかりやすいのが胃腸性のかぜです。

 吐き気や嘔吐、腹痛、下痢などの症状にともない、他のかぜと同じような呼吸器症状があります。

 こういう場合には「藿香正気散」がぴったり合います。

 また、かぜ薬の副作用で胃腸の調子を崩してしまうことがあります。

 一般のかぜ薬には、解熱剤や消炎剤のように熱をとる成分が入っているため、胃腸が「寒い」状態になり、消化吸収能力が低下してしまうのです。

 こういう場合には、脾胃を温める作用をもつ安中散がよいでしょう。

 同じ病後でも、熱病や慢性病のあとで、おなかは空いているのに食べられない、ゲップや胸やけがある、のどが渇く、舌が赤く潤いが少ないという症状がでたときは、胃が乾いた状態になっていると考えられますので、「麦門冬湯」で胃を潤し、正常な働きを促します。















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by sinsendou | 2017-09-20 00:00 | 胃腸病 ①~⑰

胃腸病 その14

胃腸病 その14

過敏性腸炎は肝と脾の関係を整えて治す


 心配ごとや悩みごとで胃痛を感じるのはよくあることですが、中には、試験日の朝になると何度もトイレに行きたくなるなど、精神的なプレッシャーを感じるとすぐ下痢をしてしまう人もいます。

 これは、精神や情緒をつかさどる肝と、脾の関係がうまくいっていないために起こる現象です。

 こういう場合には、肝と脾を同時に治療する「四逆散」や「逍遥散」がよく合います。

 ただし、脾胃がもともと弱い人は、肝の働きが正常なのにもかかわらず、相対的に肝の力が強くなっている場合があります。

 こういう人には「建中湯」あるいは「柴芍六子湯」のように、肝と脾の働きを調和させる薬を使って治療します。















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by sinsendou | 2017-09-13 00:00 | 胃腸病 ①~⑰

胃腸病 その13

胃腸病 その13

「寒い」胃潰瘍と「熱い」胃潰瘍
 

 胃潰瘍を大きく分けると、ストレスや大きな悲しみから起こる急性のものと、胃弱から移行した慢性のものとがあります。

 この病気はもともとなりやすい素質を持っている人が多く、いったん患うと、治りにくく再発しやすいという特徴があります。

 慢性の胃潰瘍の人に圧倒的に多いのは、「寒い」タイプです。

 冷たいものを嫌い、空腹時にお腹がシクシクと痛み、腹部を触れられると気持ちよく感じます。

 この場合は、脾胃を温める作用を持つ「安中散」がよく効きます。

 安中散には、肝の機能を助ける桂枝や延胡索といった生薬も含まれていますので、ストレスなどが大きな原因になっている胃潰瘍にも合います。

 また、胃潰瘍も急性の場合は「熱い」タイプの人も多く見られます。

 からだに熱を持っている人はたいてい胃腸が丈夫なのですが、過信して暴飲暴食をしたりすると、うっ血して潰瘍ができてしまうのです。

 熱いタイプの場合、症状は激しいのですが、治りも早いのが特徴です。













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by sinsendou | 2017-09-06 00:00 | 胃腸病 ①~⑰

胃腸病 その12

胃腸病 その12

余分な水分が体内に滞っている場合


 胃腸がもともと弱い人は、栄養代謝が悪いと同時に、栄養物が消化吸収されずに液状のまま体内に滞ったもの(湿)が体内に生じやすくなっています。

 湿は、脾胃の消化機能をじゃまする性質をもっているので、からだの中に悪循環が起こります。

 そして、長い間には余った水分(水飲)を脾胃に滞らせてしまう原因ともなるのです。

 また、もともと胃腸がそれほど弱くない人でも、不摂生を続けていると水飲がたまってしまうことがあります。

 こうなると、胃腸の調子がなんとなく悪いというだけでなく、何かがつかえた感じがするようになります。

 そして、ゲップや酸っぱい水が上がってきたり、食欲がなくなる、みぞおちのあたりが張る、大便が軟らかくなるといった症状が顕著になります。

 また、舌が白い苔状のものに覆われたり、ふくらはぎのあたりが非常にだるくなったりします。

 こうゆう場合には、もはや脾胃の力を補うだけでは不十分です。

 「胃苓湯」を与えて、体内の余分な水分を取り除くようにします。















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by sinsendou | 2017-08-30 00:00 | 胃腸病 ①~⑰

胃腸病 その11

胃腸病 その11

もともと脾胃が弱い人には消化吸収力を助ける薬


 いつも胃腸の調子が悪く、痩せて青白い顔をしている、なんとなく元気がない、疲れやすいという人は、体質的に胃腸が弱い人です。

 受け入れも、吸収して利用する力も弱いため、食べたものが身にならなず、栄養を残したまま排泄されてしまうのです。

 長年にわたっていろいろな胃腸薬を試しているような人は、このタイプが多いようです。

 こうゆう人には、「補中益気湯」や「六君子湯」など脾胃の力を補う薬をお勧めします。

 また、胃腸がもともと弱いために、からだに必要な水分の供給が充分に行われない場合がまれにあります(脾陰虚)。

 顔色が黒っぽい、唇や手足がカサカサしている、舌が赤い、食べるとおなかが張る、吐き気がしやすい、しもやけになりやすいといった症候がある場合は「参苓白朮散」がよいでしょう。















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by sinsendou | 2017-08-23 00:00 | 胃腸病 ①~⑰



「抗老化」いつまでも若くありたい。それを実現する漢方薬が「鹿茸大補湯」です。   毎週日曜日を定休日とさせていただきます。

by sinsendou
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