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カテゴリ:こころの病①~⑮( 15 )

こころの病 最終回

こころの病 最終回


心の陰液が不足している場合

 もともと陰虚の素質がある人が、いつまでも思い悩んだり、強い悲しみや心配ごとがあると、心陰とともに肝や腎の陰血や陰精も損傷されます。

 このような心陰虚の人は、相対的に余った陽熱(心火)の勢いが激しくなるため、イライラや不安感、焦躁感が強い、のぼせ、激しいどうき、微熱、寝汗、顔面の紅潮、不眠、夢をよく見る、口乾、舌が紅く苔が少ない、脈が細く脈拍数が多い、といった症状を強く訴えます。

 このような場合は、「黄連阿膠湯」や「天王補心丹」などで治療します。








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by sinsendou | 2015-01-14 00:00 | こころの病①~

こころの病 その14

こころの病 その14

心の栄養が不足している場合

 心血虚では、持続歳の動悸、驚きやすい、イライラや不安感が強い、寝つきが悪い、夢をよく見る、忘れっぽくなる、めまい、顔が蒼白、舌の色が淡白で細く、歯痕がハッキリせず乾燥ぎみ、脈が細くゆるやかになる、といった症状が現れます。

 治療は「人参養栄湯」や「八珍湯」で行うといいでしょう。

 しかし、単純な血虚より気血両虚で発病することが多いので、帰脾湯や加味帰脾湯を使うことのほうがよく見られます。








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by sinsendou | 2015-01-07 14:38 | こころの病①~

こころの病 その13

こころの病 その13

心の活動エネルギーが不足している場合

 ふだんから元気のない人が、ささいなことでくよくよしたり、悲しんだりすると、特に脾の機能が乱れやすくなります。

 そのため、心の活動に必要なエネルギーが不足します。

 このような心気虚の状態になると、動悸が強くなり、息切れがして顔が蒼白になるほか、疲れやすい、汗をかきやすい、冷えやすい、舌が淡白で濡れて歯の痕がつく、脈が弱くなったり、脈拍が遅くなってリズムが不規則になるといった症状が現れます。

 ひどい場合には、恍惚状態となり、驚きやすくなったり、恐怖感が強くなり、悲しんだり、すぐ泣き、わけのわからないことをいうようになります。

 気と血の源は同じです。

 そのため、多くの場合、気虚は血虚を併発し、血虚の症状をともなうと「気血両虚」となります。

 このような場合は「帰脾湯」を使います。

 尿の色がやや濃い、口渇、冷えの症状がそれほど強くないときは「加味帰脾湯」がいいでしょう。







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by sinsendou | 2014-12-24 00:00 | こころの病①~

こころの病 その12

こころの病 その12

基本物質の不足が臓腑の機能を低下させ不安症が慢性化する

 次に、心失所養のこころの病いについて考えてみましょう。

 脾の機能失調が長びいて働きが低下すると、心と脾の活動に必要な気や血が慢性的に不足(虚)した状態になります(心脾両虚)。

 心や脾の機能が低下している状況では、食欲不振や疲労感、不眠、どうき、健忘、驚きやすいといった症状が現れます。

 そのうえ、希望や願いがかなえられなかったり、家庭問題、仕事上の不満、心配ごと、精神的な緊張状態が続く、ささいなことでくよくよ思い悩むといった状態が続くと、憂愁や悲哀、恐れや驚きといった陰性の情志が、心神を傷つけやすくなります。

 このような心失所養の状態では、①心気虚、②心血虚、③心陰虚という、三つの病態が起こりやすくなります。

 心気虚と心血虚には脾や肝の機能失調が、心陰虚には肝や腎の機能失調が、それぞれ深くかかわっています。

 さらに病状が進むと、心神の魂と魄のバランスがくずれ、魂が魄をコントロールできなくなります。

 そのため、突然泣き出したり、笑ったり、わけのわからないことをいったり、ブツブツとひとり言をいうなど、異常な言動をとるようになります。

 これを「心神惑乱」といい、「甘麦大棗湯」の適応となります。 激しい場合は「百合地黄湯」や「百合知母湯」を用います。









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by sinsendou | 2014-12-17 00:00 | こころの病①~

こころの病 その11

こころの病 その11

考えすぎが内蔵の機能を失調させる

  次に、思鬱傷脾によって起こるこころの病について、考えましょう。

 ものごとを考えることは、からだの正常な活動です。

 しかし、困難な問題をいつまでも解決できなかったり、心配ごとや悲しいことを考えたり、長い間単調な作業を強いられると、脾の機能が失調します。

 また、脾の機能を調節する肝の疏泄機能が失調した場合にも、脾の機能が失われます。

 脾の機能が失調すると、栄養分を肺に送る脾の「昇清」作用と、不要なものを大腸に送る「降濁」作用が乱れます(昇降失調)。

 そのため、悪心や嘔吐、下痢、胃の脹満感、食欲不振、胸の脇の張り、ゲップ、酸っぱい水がこみあげてくる、といった症状が起こります。

 飲食物から栄養分を吸収して全身に運ぶことができなくなるので、気や血の源が欠乏して、心が活動するおおもとが失われ、「心脾両虚」になるほか、本来栄養になるべきものが余り、「邪」に変化して湿熱を発生し、全身の代謝を妨げます(食鬱)。

 また、水液代謝のバランスを維持するために行う水液の運輸や排泄の機能も失調するため、水液は停滞します(湿鬱)。

 さらに湿鬱の状態が続くと、「痰鬱」になります。 情志によって脾の機能が低下したために起こる脾気虚の症状がある場合には「香砂六君子湯」を、さらに気鬱の症状が加わっているときは「柴芍六君子湯」が効果的です。

 また、軽い食鬱の症状があるときには「防風通聖散」、湿鬱には「平胃散」と「二陳湯」あるいは「五苓散」か「胃苓湯」を使います。 痰鬱には「半夏厚朴湯」がいいでしょう。







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by sinsendou | 2014-12-10 00:00 | こころの病①~

こころの病 その10

こころの病 その10

病態の変化に応じて治療法が変わる その2

 また、のどに何かつまったような感じがして、飲みこんでも吐いても異物感がとれない症状は「梅核気」といい痰鬱に相当しますが、この場合には「半夏厚朴湯」がいいでしょう。

 表情がゆううつそうで、頭痛や頭のふらつき、嘔吐、耳鳴りといった上逆の症状があるときは、柴胡疎肝散に半夏と青皮を加えたものが適しています。

 エキス剤なら、「半夏瀉心湯」に少量の「呉茱茰湯」を合わせたものや、「四逆散」に「二陳湯」あるいは「半夏厚朴湯」を合わせたものを使います。

 また、悪心や嘔吐、ゲップ、胃の張りと痛み、大小便がすっきり出ない、腹痛、泥状便といった横逆の症状があるときは「当帰芍薬散」や「大柴胡湯」、「小柴胡湯」や「柴胡桂枝湯」「逍遥散」「四逆湯合六君子湯」などを選びます。

 不安感やイライラ、怒りっぽい、激しい頭痛、顔面の紅潮、目の充血、口乾、耳鳴り、難聴、苦い水や酸っぱい水がこみあげる、胸の脇が張って苦しい、胸やけ、便秘といった火鬱の症状があるときは、軽い場合には「療方調律」、重い場合には「竜胆瀉肝湯」が効果的です。

 長い間イライラや不眠、頭痛や頭のふらつき、視力減退、目の乾燥感、月経不順といった症状があり、すでに肝腎の陰虚が起こっている場合には、「杞菊地黄丸」を選びます。







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by sinsendou | 2014-12-03 00:00 | こころの病①~

こころの病 その9

こころの病 その9

病態の変化に応じて治療法が変わる その1

 肝の疏泄機能が失調する気鬱の症状では、ゆううつで気分が不安定となり、怒りっぽくなります。

 そのほか、胸がつまったようになる、胸の脇が張る、胃が重く、ゲップが出て食欲がない、大便がすっきり出ない、舌苔がベタッとして薄い、脈がピンと張ったようになるといった症状が現れます。

 このときは「柴胡疎肝散」が適応します。

 エキスでは「四逆散」に「四物湯」や「香蘇散」を合わせるといいでしょう。

 また「小柴胡湯」と「香蘇散」を合わせて使ってもいいでしょう。

 気鬱の症状に加え、頭痛や不眠、胸の脇の張りと刺すような固定痛、からだの部分的な冷えあるいは熱感、舌が紫色になったり瘀点や瘀斑が現れるといった血鬱の症状には「冠脈通塞丸」を使います。







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by sinsendou | 2014-11-26 00:00 | こころの病①~

こころの病 その8

こころの病 その8

機能の失調が長びくとほかの臓器にも影響がおよぶ


 鬱怒傷肝タイプのこころの病いは、肝の疏泄機能が失調した「気鬱」からはじまります。

 これが続くと気が滞り(気滞)、血や津液の流れも滞って、疼痛や脹満が現れます(血鬱・痰鬱)。

 また、気滞が進むと、肝の機能が異常に亢進したり盛んになって、気が本来とは違う方向に働くようになります(気逆)。

 気逆のうち、からだの上のほうに行く「上逆」では頭や顔の症状が起こり、熱を帯びると症状が激しくなります。

 また、脾胃をおかす「横逆」では胃腸症状が起こります。

 さらに慢性化すると、血や精を消耗して心や腎を障害するようになります。

 肝の疏泄機能が長い間滞ったり、激しい怒りにあうと、気が火(熱)となって、からだの上部に昇ります(火鬱)。

 この火は血や津液、精を消耗するため、やがては肝腎陰虚の状態になります。







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by sinsendou | 2014-11-19 00:00 | こころの病①~

こころの病 その7

こころの病 その7

やり場のない怒りが内蔵の機能を失調させる

 まず、鬱怒傷肝によって起こるこころの病いについて考えてみましょう。

 心因性の症状は、必ず心を中心に起こります。

 しかし、魂は肝に内蔵されているため、肝の機能失調はこころの病いを考える上で重要な位置をしめているといえます。

 怒は肝の機能を失調させます。

 たとえば、心配事があり、不快感や不満を解消できず、怒りをぶつけるところがないために、悶々とした状態が続いたり、激しい怒りを覚えると、肝の機能が失われます(肝失疏泄)。

 「疏泄」とは、流れや通りをよくするという意味です。

 肝は、全身の機能が順調に働くように、気や血、津液の流れを調節するとともに、精神情緒の調節を行っています。

 血流量を調節して、筋や腱をしなやかにし、脾の消化・吸収機能を調節することなども、肝の疏泄といいます。







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by sinsendou | 2014-11-12 00:00 | こころの病①~

こころの病 その6

こころの病 その6

 こころの病は、

①怒りによって肝の機能が滞って起こる症状(鬱怒傷肝)、

②思い悩み過ぎて脾の機能が失調したり、肝と脾の調和がくずれて起こる実の症状(思鬱傷脾)、

③鬱怒傷肝や思鬱傷脾の状態が長びくか、あるいはもともと虚弱なために、心の活動に必要な気や血、津液などの栄養が不足し、心に内蔵される神の陰陽(魄と魂)の協調とバランスがくずれて起こる虚の症状(心失所養)の、三つのタイプに大別されます。

 心失所養は、鬱怒傷肝や思鬱傷脾が進行して、臓腑の陰陽のバランスが失調するだけでなく、気や血をすり減らして「虚」を引き起こしたり(虚実挟雑)、もともと虚弱で気血の産生が低い人が心配事や悲しみ、恐怖や驚きといった、陰性の刺激を心に受けて起こります(虚)。







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by sinsendou | 2014-11-05 00:00 | こころの病①~



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by sinsendou
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