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カテゴリ:胃のつかえ①~⑬( 13 )

胃のつかえ その13

胃のつかえ その13

消化吸収力のおとろえが進み冷えの症状が加わる 

 脾胃虚弱の状態が進むと、からだを温める力のおおもと(陽気)が不足するため、からだが冷えて(陽虚生寒)、胃のつかえ・腹の冷え・下痢・舌が淡い色になって水っぽい苔がつく・脈が遅いといった症状が現れるようになります。

 この場合には、からだを温めながら脾胃と肝の機能を回復する「呉茱茰湯」を使います。

 また、生まれつきからだを温める力が不足していたり、大病や老化などによってからだを温めることができなくなってしまった時は(腎陽虚)、脾胃の機能を高めながら全身を温めて冷えを取り除く「理中湯」や「扶陽理中湯」などで治療を行います。

 もともとからだを温める力(陽気)が不足している「陽虚」の人が風邪をひき、治療が不適当で十分に発汗しきれないと、体表の防衛力(衛気)がからだの内側に向かいます。衛気が心下にとどまり、外に向かわないために機能が十分に発揮できないと、脾胃の昇降が失調して胃がつかえるとともに、悪寒・いつも眠い・強く押さえると弦を張ったような脈をふれるなどの症状が起こります。

 このときは、心下の熱を除いて胃のつかえを解消するとともに、陽気を補ってからだを温める「附子瀉心湯」が効果的です。





いまこの一瞬にも、すべての方に幸せが訪れています。

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by sinsendou | 2014-09-10 00:00 | 胃のつかえ①~⑬

胃のつかえ その12

胃のつかえ その12

 また、脾胃の機能のおとろえによって生まれた有害な水分(湿・飲・痰)が加わり(気虚湿痰)、吐き気・嘔吐・咳・痰・白くべっとりとした舌苔などの症状が現れる時は、脾胃の機能を補いながらからだを温めて有害な物質を除く「療方健脾」や「香砂六君湯」を使うといいでしょう。

 もし肝に影響が及んで機能が失調し(気虚肝鬱)、イライラ・ゆうつ・頭痛・胸の脇の張り・月経異常などをともなう場合には、肝の機能失調を解く「逍遥散」を「療方昇陽」と併用したり、肝の滋養(肝血)を補う働きをもつ「帰芍六君子湯」を使います。

 脾胃の機能がおとろえることによって心の滋養(心血)が不足するために(心血虚)、不眠・もの忘れ・のぼせ・ほてり・発熱・動悸など(心脾両虚)の症状に胃のつかえをともなう場合には、脾胃の機能を高めて心の栄養不足を解消しながら熱を冷ます「加味帰脾湯」が有効です。







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by sinsendou | 2014-09-03 00:00 | 胃のつかえ①~

胃のつかえ その11

胃のつかえ その11
くり返したり慢性的に起こる胃のつかえの診断と治療

消化吸収力が慢性的におとろえると、胃のつかえがくり返し起こるようになる

 生まれつき消化吸収力が弱い・大病による消耗・老化・生ものや冷たいもののとり過ぎ・あぶらっこいものや甘いものの食べ過ぎ・不規則な食事などの原因が重なったり繰り返すと、脾胃の機能が次第におとろえ(脾胃虚弱)、胃のつかえなどの症状がくり返し起こるようになります。

 胃のつかえが強くなったり弱くなったりしながらくり返し起こり、温めたり押さえると和らぎます。

さらに、空腹感がない・食欲不振・手足が温まらない・からだに力が入らない・全身がだるい・話すのがおっくう・便が泥状から水様・舌が淡い色になって白い苔がつく・細い脈あるいは力がなく波の大きな脈をふれるといった症状をともないます。

この場合には、脾胃の機能を高める「療方昇陽」を使います。






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by sinsendou | 2014-08-27 00:00 | 胃のつかえ①~

胃のつかえ その10

胃のつかえ その10

熱によって胃が傷つき消化吸収力が落ちると胃のつかえが起こる

 暑い環境にからだが対応できなかったり、感冒治療の時期を誤り、発汗剤が不適当だったり、もともと水分が不足ぎみ(陰虚型)の人が辛いものや味の濃いものを食べ過ぎるなど、さまざまなかたちで熱が胃を傷つけると(胃熱)、胃のつかえが起こるようになります。

 口臭・胸やけ・ゲップ・酸っぱい水がこみ上げる・みぞおちをおさえるのをいやがる・のどが渇いて冷たいものを飲みたがる・食欲はあるが食後につかえがひどくなるなどの症状をともない、舌が紅く黄色くべっとりとした苔あるいは黄色く乾燥した苔がつく場合には、熱を冷まして脾胃の機能を回復する「三黄瀉心湯」を使います。

 のどの渇きが強いときは、胃熱を冷ます力の強い石膏を加えるといいでしょう。






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by sinsendou | 2014-08-20 00:00 | 胃のつかえ①~

胃のつかえ その9

胃のつかえ その9

急激な感情の変化やうっ積が胃のつかえを引き起こす
 

 精神情緒の変化に応じて脾胃の消化吸収機能を調え、滋養の流れを調節するのは「肝」で、この機能を「疏泄」といいます。

 激しいストレスを受けたり、怒りや悲しみ、驚きや悩みなどの感情が発散されずにうっ積すると、肝の機能が乱れ(肝鬱気滞)、脾胃に影響をおよぼします。

 すると、脾の機能が停滞して昇清せずに下に向かったり、胃の機能が停滞して上に逆行するために、胃のつかえをはじめ、吐き気・嘔吐・下痢などの症状が起こります。

 イライラしやすい・怒りっぽい・胸の脇が張って気分が悪い・ため息・呼吸の乱れ・乳房の張り・胸やけ・食欲不振・ゲップ・みぞおちを押さえるのをいやがる・吐き気・嘔吐・舌に白く薄い苔がつく・弦を張ったような脈をふれるなどの症状をともなう時は、肝の機能を回復して脾胃の消化吸収機能を正常にする「大柴胡湯」を使います。

 めまい・顔面紅潮・口の乾燥・月経過多などの熱症状をともなう時は、熱を冷ます働きをもつ「療方調律」がいいでしょう。






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by sinsendou | 2014-08-13 00:00 | 胃のつかえ①~

胃のつかえ その8

胃のつかえ その8

 湿が原因の場合には、頭が重い・むくみ・下痢などをともない、舌苔が薄い白色になります。

 治療には、発散したり利尿によって湿を取り除き、脾胃の機能を調和する「藿香正気散」や「療方調流」を使います。

 飲が原因でゲップ・下痢・腹が鳴るなどの症状をともなう場合は、飲を除きながら脾胃の機能を調える「生姜瀉心湯」や「茯苓飲」がいいでしょう。

 痰による胃のつかえは、めまい・頭痛・吐き気・嘔吐・ゲップ・下痢・舌苔が厚くべっとりとしてやや黄色を帯びるなどの症状をともないます。

 このときは、痰や湿を除く「平胃散」と「二陳湯」を合わせたもの、また、つかえがひどく、嘔吐が強くてまったく食べられない時は、飲食物を下降させる胃の機能を助ける働きの強い「旋覆花代赭石湯」を使います。

 さらに、のどが渇く・尿量減少・舌苔が灰色がかった黄色になるといった熱症状(湿熱)をともなう時は、湿と熱を除く「半夏瀉心湯」などが効果的です。







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by sinsendou | 2014-08-09 00:00 | 胃のつかえ①~

胃のつかえ その7

胃のつかえ その7

◆水分代謝の異常によって有害な水分が生まれ胃のつかえを起こす


 食生活の不摂生や、あまいものやあぶらっこいものを食べ過ぎるなどが原因で脾の機能が損なわれると、消化吸収力が低下して水分代謝がうまく行われなくなります。

 そのため正常な水液(津液)が停滞し、からだに必要のない有害な水分(湿)に変わります。

 この湿が集まったものを飲といい、さらにからだの熱によって煮つめられたものを痰といいます。

 したがって、湿・飲・痰は、基本的には同じ性質をもつ発病因子といえます。

 湿・飲・痰によって脾胃の機能が停滞するために起こる胃のつかえは、いずれもめまい・食欲不振・吐き気・嘔吐・みぞおちを押さえるのをいやがる・咳・たん・倦怠感・べっとりとした舌苔・滑らかな脈などの症状をともないます。

 しかし、それぞれの随伴症状は多少異なるので、それをもとにして方剤を使い分けます。







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by sinsendou | 2014-08-06 00:00 | 胃のつかえ①~

胃のつかえ その6

胃のつかえ その6

◆食生活の不摂生が胃のつかえを起こす

 また、のどが渇く・尿が濃い・下痢・黄色くべっとりとした舌苔・速い脈をふれるなど、熱症状が加わるときは、さらに熱を除く力の強い黄連や黄芩、大黄を加える必要があり、「枳実導滞丸」を使います。

 新陳代謝を促進してカスを除く働きにすぐれた「防風通聖散」も効果的です。

 さらに、大病のあとや老化あるいはふだんから胃腸が弱いなどが原因で、疲れやすい・元気がないといった「脾虚」の症状があるときは、脾胃の機能を補いながら残った飲食物を除く「枳朮丸」を使うといいでしょう。






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by sinsendou | 2014-08-02 00:00 | 胃のつかえ①~

胃のつかえ その5

胃のつかえ その5

一時的に起こる胃のつかえの診断と治療

◆食生活の不摂生が胃のつかえを起こす
 

 あぶらっこいものや辛いものを食べ過ぎたり、生ものや冷たいものをとり過ぎる、あるいはおいしいものばかり食べる、酒を飲み過ぎるといったことが原因となって脾胃の機能が傷つけられると、消化吸収力が低下し、飲食物をからだに必要な滋養につくり変える働きが不十分となってかすがたまるので、胃のつかえが起こります。

 これを「食滞」といいます。  

 食欲はあるものの、胃のつかえ感があり、みぞおちのあたりが硬くなって押さえるとうずき、卵が腐ったような臭いのするゲップ・胸やけ・酸っぱい水がこみ上げる・吐き気・嘔吐・便秘などの症状をともない、舌に厚くべっとりとした苔がついて、滑らかな脈をふれます。

 このような場合は、脾胃の機能を調えて消化吸収力を高めるとともに、残った飲食物を除く「保和丸」や、脾胃の機能を調えて有害な水分を除く「平胃散」に消化吸収力を高める山楂子・神麹・麦芽を加えたもので治療を行います。






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by sinsendou | 2014-07-30 00:00 | 胃のつかえ①~

胃のつかえ その4

胃のつかえ その4

早めにしっかり治療し慢性化を防ぐ努力を

 一時的に起こる実の胃のつかえは、発病因子を除けば確実に治すことができます。

 しかし、放置したり治療を誤ると、脾胃の機能が徐々に傷つけられます。

 健康に気をつけることによって正気が回復すると一時的に軽快しますが、再びさまざまな要因によって胃のつかえがくり返し起こるようになります。

 ですから、早めに確実な治療を行うことが大切です。

 一般に、実の胃のつかえでは食欲があまりおとろえず、みぞおちのあたりを押さえるのをいやがり、便秘ぎみで、弦を張ったような脈をふれます。

 一方、虚の胃のつかえは、食欲不振で便通があり、押さえると和らぎ、脈に力のないのが特徴です。

 このはか、症状が寒と熱のどちらの状態に偏っているのかを見分けることも、治療のうえで大きなポイントとなります。






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by sinsendou | 2014-07-26 00:00 | 胃のつかえ①~



「抗老化」いつまでも若くありたい。それを実現する漢方薬が「鹿茸大補湯」です。    3月からは、毎週日曜日を定休日とさせていただきます。

by sinsendou
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