いきいき元気! 感謝!

カテゴリ:中医火神派医案新選①~( 284 )

中医火神派医案新選 その284

中医火神派医案新選 その284

三診:関節腫痛などの症はなくなり、全身の骨節も伸びやかで快適となり、精神体力とも顕著に改善、試しに1時間ほど歩いてみたがどこも不快症状は出なかったし、とりもなおさず靴を履けたのが何よりも嬉しかった。

 舌淡紅苔薄白、脈細有力。

 上方の制附子を100g(先煎)に、鹿角霜を20gに改め7剤服用すると、腫痛は起こらず身体軽くなって、気分も爽やかになり、尿酸値も正常に転じた。

 薬を止めて半月ほど様子を見たが、その間多少飲酒し海鮮なども食べたが発作は起きず、再び尿酸値を検査したが異常はなく、長年の持病から治ったと告げられた。

 じっくり相談し、制附子30g、生姜20gを水煎して一日おきに服用するように云いつけたが、今までのところ元通りで良好である。

 注釈:まず痛風性関節炎は頑性で病程は長く、治療効果に差があり直ぐに再発しやすく、その症状の表現は当に痺証の例に属すからである。なぜなら多くの表現により関節紅腫熱痛であり、下肢の踝及び第一跗骨から脛骨の関節を以って主となし、湿熱に似た疾患であるから。しかれども病は中年以上に多く見られことから、《内経》にある:“年四十過ぎて陰気は自ずから半分”、加えて病程がよけいに長く、日久しく気を消耗し陽を傷つけて、故に多くは本虚標実を呈し、基本的に元陽は腎にあり、その標には寒・湿・瘀がある。これによって筆者は扶陽から手を付け、その基礎の上で散寒或いは去湿、或いは化瘀や通絡をして、毎回比較的良い効果をあげている。しかし、使用する通絡の方法や時間、蜈蚣などの虫類薬を慎重に用いて、体内のプリン体の含有量に関係があるかどうか、研究が待たれるところである。















いまこの一瞬にも、すべての方に幸せが訪れています。
だから、天国言葉をあなたに…。
「ついてる・うれしい・楽しい・幸せ・感謝しています・ありがとう・許します。」
素晴らしい人生のひと時をお過ごしください。

[PR]
by sinsendou | 2017-08-21 00:00 | 中医火神派医案新選①~

中医火神派医案新選 その283

中医火神派医案新選 その283

4.痛風――四逆湯加味


 章某、男、58歳。

 痛風性関節炎を患って6年余り、最近の2年からは症状が酷くなり、左踝関節及び両側の第一跗骨から脛骨の関節がほとんど一年中腫痛し、靴を履く方法がないため、少しでも長い道を歩くと直ぐに痛みを感じて、いつも抗痛風中西薬及び消炎止痛薬を服用しているが、根本治療はできず2~3日薬を止めると痛み出し、言うに言われぬ苦しみがある。

 寒がって酷く冷えるとともに、腰だるく手足冷たい、口渇かず、苔白厚微膩舌淡紅で胖大、舌辺に歯根あり、脈沈細。

 尿酸値642mmol/L。脈証合参すると元陽不足と考えられ、寒湿が経脈を阻滞して経気が流れなくなった。

 治法は当に扶陽散寒、除湿通痺で、四逆湯加味:
 制附子30g(先煎)、乾姜20g、桂枝30g、当帰15g、細辛5g、淫羊藿30g、補骨脂15g、菟絲子15g、川断15g、土茯苓15g、威霊仙15g、白芷10g、炒白朮15g、炙甘草15g。

 7剤を毎日1剤、水煎服す。

 二診:関節腫痛は明らかに軽減したが、服薬後に全身の骨節の痺れ感が出現し、1~2時間後に消失し、精神疲労と無力で動きたくない、苔薄白微膩、舌淡紅で胖大、辺に歯根あり、脈細。

 上方に制附子を60g(先煎)、乾姜を30g、細辛を10g、当帰を20gに改め、さらに鹿角霜15gを加え、7剤。














いまこの一瞬にも、すべての方に幸せが訪れています。
だから、天国言葉をあなたに…。
「ついてる・うれしい・楽しい・幸せ・感謝しています・ありがとう・許します。」
素晴らしい人生のひと時をお過ごしください。

[PR]
by sinsendou | 2017-08-07 10:50 | 中医火神派医案新選①~

中医火神派医案新選 その282

中医火神派医案新選 その282

3.腹痛――理中湯合大黄附子湯加味


 李某、女、24歳。

 右上腹部に反復疼痛が2日、悪心吐き気を伴う。

 体温:36.4℃、鞏膜の黄染はない、右上腹部圧痛(+)、モーフェイ氏(-)、血計数:白血球6.3x109/L、B超検査で肝・胆・脾・膵・泌尿系及び子宮附属に異常はなかった。

 外科は急性胆のう炎を考慮し、入院観察して治療を要請したが、患者と家族は診断が不明確である理由で入院を拒絶し中医治療を選んだ。

 初診:苦痛の様子で顔面蒼白、右上腹部の疼痛で背中を伸ばすことができない、寒がって手足冷たくぼんやりして、大便は3日も出ていない、苔白厚微膩、舌面は薄黄色で覆われ、脈弦緊。

 証は寒邪内阻、陽気被遏、気機塞滞に関わり、当に温裏散寒と理気止痛を以って、佐として通腑を以って治とする、理中湯合大黄附子湯加味を用いる:
 炮姜15g、党参10g、制附子30g(先煎)、桂枝30g、呉茱茰15g、姜半夏20g、白芍30g、山楂30g、生大黄10g、炙甘草10g、生姜20g、大棗5枚。

 3剤で、毎日1剤水煎服す。

 二診:当日に1剤服すと痛みが治まった後に便通があり、3剤服用し終わると諸症は全てなくなり、苦しいところはなくなって、あたかも健康人のようになった。

 慎重を期すために、桂附理中湯加山楂・麦殻芽・蒼朮を3剤を以ってその後を善処した。

 注釈:本例の腹痛は西医の診断が甚だ不正確で、診断不明ならば治療は漠然とする、故に患者は西医を捨てて中医を選択した。寒は陰邪で陽気を消耗しやすく、また陽気を塞遏しやすく、気機が塞滞不通となり、不通なれば即ち痛む。根拠となる症状と舌脈を弁別し分析すると、寒邪内阻による陽気被遏と気機塞滞を確認。その苔は軽く黄色で覆われて見えるが、これは熱象ではなく、かえって寒極まり熱の様になって、腹気が通じないためである。固く閉ざされた寒邪の主に矛盾を抱えた証に臨んで、温裏散寒を大量に使い、陽気を伸ばし奮い立たせて気機の通りを順調にすることで、通じればすなわち痛まずである。急症の分野で見ることができるのは、中医がそれ自身長所でありそして大変はっきりした才能でもある。















いまこの一瞬にも、すべての方に幸せが訪れています。

素晴らしい人生のひと時をお過ごしください。


[PR]
by sinsendou | 2017-07-10 00:00 | 中医火神派医案新選①~

中医火神派医案新選 その281

中医火神派医案新選 その281

 三診:腹痛はすでに癒えて、その他の症状もまたそれに随って消失し、精神爽快で身体は軽快となった。

 すでに暇つぶしにオートバイに乗って街をぶらつくことができた。

 前方の制附子を120g(先煎)、乾姜を60g、炙甘草を30gに改め再び7剤を与える。

 服用し終えると身体は軽く自由自在になって、上方を2カ月余り服用し続け、すばらしく立派なMRIなどで検査をしたが、嚢腫の跡かたも見られなかった。

 外科医は信じられず疑念を生じ、検査報告に誤りがあったと断言、意見で他の医院で1回再検査をしたが結果は同じであった。

 注釈:膵臓嚢腫は臨床で稀に見られる。患者は腹痛を以って主症である、この一つの主症をつかみとり、舌脈を結合させて分析し、陽虚陰盛の悪影響と判断、桂附理中加味を以って扶陽抑陰し、さらに附子・肉桂等を大量に用いて破陰散結して、陽を回復させるため寒を散じ結を消して嚢腫を除いた。中医の疾病の診療では中医臨床思惟を以って指導せねばならない、“仕事は全て陰陽の上にあるはずだ”(鄭欽安語)、もし嚢腫を見て嚢腫を治療することは、事が希望どおりにいかない可能性がある。故に鄭欽安は深い愛情を以って説く:“我はあまねく医者に切に願う、頭を見て頭を治療したり、腫を見て腫を治療するのではなく、全ての一証に出会って必ず陰陽虚実をすべからくきれいに見分け、薬方を用いるのを間違えないように”(医理真伝)。















いまこの一瞬にも、すべての方に幸せが訪れています。

素晴らしい人生のひと時をお過ごしください。


[PR]
by sinsendou | 2017-07-03 00:00 | 中医火神派医案新選①~

中医火神派医案新選 その280

中医火神派医案新選 その280

2.膵臓嚢腫――桂附理中湯加味

 邱某、男、63歳。

 くり返す腹痛が2カ月以上、ここ半月は激しくなってきた。

 省級の某医院で診察を受け、膵臓に3.4cm×4.2cmほどの大きさの嚢性腫物ができていて、診断は膵臓嚢腫であり、外科では直ちに手術治療をするように意見されたが、不測の事態を心配し断った。

 患者は3年ほど前に胆嚢切除及び胃の大部分を切除する手術をしており、手術に対して極度の恐怖で、これによって手術は受けずに中医保守治療の主張が採用された。

 初診:憔悴しきった顔で虚ろな眼差し、息は低く声は微かで、元気なく物憂い様子、その娘に支えられながらやってきた。

 臍上は激しく痛み、按ずればもっと酷くなって、味がないために食欲もなく、1日に3~4回ほど大便溏瀉し、寒がって精神疲労、腰痛と四肢厥冷、苔白微膩、両辺に白涎があり、舌淡紅して胖大、舌辺に歯根あり、脈虚弦で重按無力。

 弁証は真陽虚衰と中陽失運そして寒凝気滞と考えられ、治法は当に扶陽抑陰、温中散寒、理気止痛で、桂附理中湯加味を以って処方する:
 肉桂粉15g(別包冲服)、制附子30g(先煎)、乾姜20g、呉茱茰15g、砂仁15g、高良姜15g、木香10g、枳実15g、炒白朮15g、党参15g、山楂30g、炙甘草15g。

 4剤、毎日1剤水煎服す。

 二診:服用後腹痛はやや軽減し食欲も少し出て、精神は好転し大便も日に1~2回となったが、まだやや溏便で舌と脈は以前のままであった。

 上方の肉桂粉を20g(別包冲服)に、制附子を90g(先煎)に、乾姜を30gに、呉茱茰を20gに、炙甘草を20gに改めて7剤。















いまこの一瞬にも、すべての方に幸せが訪れています。

素晴らしい人生のひと時をお過ごしください。


[PR]
by sinsendou | 2017-06-26 00:00 | 中医火神派医案新選①~

中医火神派医案新選 その279

中医火神派医案新選 その279

 四診:胃脘痛はすでに止み食欲正常、身体の畏寒及び精神疲労乏力も顕著に改善し、手足は温暖となり、舌淡紅苔薄白、脈細だが有力。

 上方に制附子を14gに改め再び7剤進めると、諸症状は完全に消失した。

 その後絶えまなくこの方剤を一月余り服用し、素質を強固にした。

 3ヶ月後に再度胃内視鏡検査をしたが、正常に回復していた。

 1年後に訪れたが再発していない。

 注釈:慢性委縮性胃炎の中医弁証を考えるに、大多数は脾胃虚弱・肝胃陰虚・肝胃不和・肝脾湿熱・痰濁中阻・瘀血阻滞或いは胃陰不足などの分型から論治される。しかれども鄭欽安は指摘する:“病はあらゆる方面があり、また数十条では表しつくすことができないし、学者はすなわちこの点で元気よく上を探求し、満ち欠けや出入りの消息など千万の病情といえどもその範囲から出ることはできない”(医法円通)。筆者はこの言葉を尊び重んずる、故に臨床は陰陽弁証が突出し、扶陽大法を応用し、常に以前にはない効果をあげている。本例は治療過程中で、あろうことか附子が減量されたことで病状がぶり返し、薬の用量と効果との間に十分密接な関係があるということが判る。















いまこの一瞬にも、すべての方に幸せが訪れています。

素晴らしい人生のひと時をお過ごしください。


[PR]
by sinsendou | 2017-06-19 00:00 | 中医火神派医案新選①~

中医火神派医案新選 その278

中医火神派医案新選 その278

1.慢性委縮性胃炎――桂附理中湯加味

 
劉某、男、57歳。

 胃脘反復疼痛が6年余り、胃カメラ検査の診断は慢性委縮性胃炎であり、多くの種類の中西薬を服用したがどれも無効だった。

 半月前に来院し、胃脘疼痛が比較的激しく、寒さにより最も甚だしく、口淡無味、吐き気食不、精神疲労乏力、大便溏薄、畏寒肢冷、腰膝酸軟、舌苔白滑で厚、舌体胖大、舌辺歯根あり、脈沈細無力、両尺不足。

 証は脾腎陽虚、中焦失和、昇降異常である。

 治法は当に温補脾腎、和中健胃で、桂附理中湯加味で治す:
 肉桂粉10g(別包し冲服)、制附子30g(先煎)、炮姜20g、炒白朮15g、蒼朮15g、高良姜15g、砂仁15g、姜半夏20g、呉茱茰10g、茯苓15g、炙甘草10g。

 7剤、毎日1剤水煎して服す。

 二診:胃脘疼痛は顕著に緩解し、酷い吐き気も治って食欲は改善、大便は実に転じたが、精神疲労乏力と畏寒は元のままで、舌苔はすでに無くなり脈の滑象も見られなくなったが、まだ舌の胖大と舌辺の歯根があり、脈息は以前の如くである。

 原方の肉桂粉を15g(別包冲服)、制附子を100g(先煎)、炮姜を30g、呉茱茰を15gに改め7剤。三診:服薬後胃脘痛などの症は消失し食欲回復、大便も正常となった。
 
 余の紹介で使いを出し、患者は処方を持って薬店で薬を購入しようとしたが、薬店は附子などの薬材量が多すぎるのであえて販売しなかったが、患者が再度要求したので、どうにか附子・肉桂等は一般用量を配合して3剤つくったが、服用しても効果がなかった。

 近頃また胃脘部の張悶・疼痛を感じ、味がなく食欲減少し精神疲労乏力して、身体が畏寒、腰だるく四肢が冷えた。

 舌苔薄白舌淡紅、舌辺に歯根あり、脈細両尺脈不足。

 上方に制附子を120gに、炮姜を30gに改め、杜仲20g、淫羊藿30g、炙黄耆30gを加える。

 7剤。















いまこの一瞬にも、すべての方に幸せが訪れています。

素晴らしい人生のひと時をお過ごしください。


[PR]
by sinsendou | 2017-06-12 00:00 | 中医火神派医案新選①~

中医火神派医案新選 その277

十八、余天泰医案

 余天泰、1955年生まれ、福建省南平市人民医院主任医師、第四批全国老中医薬専家学術継承事業指導に携わっている老師、既に出版された著書の一部。

 自ら述べて:“扶陽学派理論を学習並びに実践するには充分な時間があり、相当の心得もある、とはいってもまだ研究に非常に造詣が深いところまでは遠く、ただ僅かに漸くその入口まで到達した感じがある。“

 
扶陽学派の風格は独特で治療効果は顕著、当に今中医臨床はかなり価値のある考え方や有効な方法を提供したし、同時に大変強力で優勢な傾向を持ち、広範囲で深い研究する価値があり、並びにこれを輝かしく拡大強化させもした。”

 附子の用法に関しては、一般状況下では常用量から開始して順序を追って斬進し、次第に増量し十分な効果が得られるまで達したら止める。

 通常20g以上の場合には先に30分煎じ、30g以上は1時間半煎じ、60g以上の場合には2時間煎じるが、基本的には不良反応は出現しない。

 臨床中によく現れるのは個別の病人が初めて附子を服用した後に、程度は違えど唇舌のしびれや、甚だしい身体のしびれやめまい、物を視るときかすんだり力が入らない等で、あわてる必要はない。

 《内径》には“薬に瞑眩なければ、その疾患は治らない。”

 これは薬が病所への到達であり、まさに適切に要点をついた良性反応である。

 その後症状が減って病が軽くなった者は治癒に向かう。

 かつて親の体で数回試したが、毎回反応が出た後には落ち着いて、精神と体力は倍増した。

 附子のこれらの反応は、体質や個体差の違いと身体の反応性及び敏感性に関係があるかもしれない。

 本節の案例は《中医薬通報》2009年4期《扶陽学派理論における雑病中の応用》の一文から選んだ。















いまこの一瞬にも、すべての方に幸せが訪れています。

素晴らしい人生のひと時をお過ごしください。


[PR]
by sinsendou | 2017-06-05 00:00 | 中医火神派医案新選①~

中医火神派医案新選 その276

中医火神派医案新選 その276

9.頑固性泄瀉――大回陽飲加味


 陳某、男、昆明の紡績工場職工。

 腹瀉は20年近く、毎日少なくとも十数回、多い時では数十回。

 舌淡苔白膩、脈沈細無力、息切れし腸鳴時に痛み、喜温喜按、顔色暗で気力ない、これは脾腎陽衰で、水湿不化の証であるので、大回陽飲加味を以って脾腎の陽を温運する治療:
 附子60g、乾姜18g、呉茱茰6g、肉桂10g、砂仁10g、白豆蔲10g、炙罌粟殻6g、海螵蛸6g、甘草6g。

 3剤服用後複瀉は大きく減って一日に4~6回となり、大便はやや形を成してきたので、原方を又3剤服用させると腸鳴は止み、腹は痛まず大便も形をなし、日に3~4回、原方を加減し調理して数カ月で全快、数年にわたり訪れるが再発していない。

 注釈:泄瀉の始まりは脾胃虚寒によってならないものはないが、然しながら複瀉が長く続けば命門の火は衰え、火が土を生じず、また脾陽を失運させ受納と水殻の腐熟や精微の運化ができず、清濁を分かつことができず混雑したまま下し、泄瀉は発作を繰り返し永い間治らなかった。景岳が言うところの:“久瀉は火無く、多くは脾腎の虚寒なり。”故に呉佩蘭の創った大回陽飲(四逆湯加肉桂)を用い脾腎の陽を温運して治った。















いまこの一瞬にも、すべての方に幸せが訪れています。

素晴らしい人生のひと時をお過ごしください。


[PR]
by sinsendou | 2017-05-29 00:00 | 中医火神派医案新選①~

中医火神派医案新選 その275

中医火神派医案新選 その275

 8.胃出血――大回陽飲加味


 王某、女、56歳。

 元々体が弱くいつも胃が痛み、小児青年と田舎へ行き過度のストレスが原因で胃から大出血したので、往診を頼んだ。

 病はすでに3日、何回も吐血し、時には下血までして、その色は松脂色を呈し、顔色晄白で気力なく、舌質淡苔薄白、脈細弱。

 大回陽飲加味を以って治療し、回陽収納・固気止血する:
 附子100g、炮姜炭12g、公丁香6g、肉桂10g(粉末にして一緒に服用)、蒼朮15g、佛手10g、大棗7枚(黒く焼くが性は残す)、海螵蛸10g、甘草6g。

 1剤服用すると吐血は止まり、血便は漸く減って色も暗紅に転じたので、又原方を8剤、朝晩1剤ずつ薬炉を止めずに連続して煎服させ、薬を飲み終えると全て治った。

 何年か訪れるが胃通は起きず、86歳まで長生きした。

 評注:本案は胃の大出血で、上から吐き下から瀉す、陽が失われ固摂できなくなって病状は危篤な状態で、大回陽飲を以って治療し、そのとき附子100gを使いさらに一日2剤、しかも“薬炉を止めずに連続して煎服”という、すべて祖の風格がある。















いまこの一瞬にも、すべての方に幸せが訪れています。

素晴らしい人生のひと時をお過ごしください。


[PR]
by sinsendou | 2017-05-01 00:00 | 中医火神派医案新選①~



「抗老化」いつまでも若くありたい。それを実現する漢方薬が「鹿茸大補湯」です。   毎週日曜日を定休日とさせていただきます。

by sinsendou
神仙堂薬局 リンク集
カテゴリ
全体
漢方
季節の養生
店頭にて
免疫①~
免疫パワーを高める養生法①~⑦
花粉症対策①~⑥
鼻水・鼻汁①~⑦
のどの痛み①~⑦
目のかゆみ①~⑤
中医学のかぜ治療法①~③
風邪①~⑲
なかなか治らない咳の漢方①~⑮
気管支喘息①~21
たかがニキビされどニキビ①~⑤
アトピー・皮膚病①~⑱
蕁麻疹①~⑯
皮膚掻痒症①~⑥
掌蹠膿疱症①~⑦
こころの病①~⑮
高血圧①~⑨
不眠症①~⑪
めまい①~⑫
耳鳴り①~⑳
頭痛①~⑫
肩こり①~⑤
胸の痛みと心臓病①~⑮
胃腸病 ①~
胃の痛み①~⑱
胃のつかえ①~⑬
腹痛①~⑬
便秘①~⑧
身近な病気 下痢①~⑨
腰痛①~⑦
ひざの痛み①~⑪
痛風①~③
肥満①~④
腎の働きと病気①~⑱
こじらせると厄介な膀胱炎①~⑩
排尿困難①~⑦
相談しにくい夜尿症①~⑥
冷え性①~⑨
不妊①~⑧
子宝の知恵 ①~
月経痛①~⑦
月経不順①~⑲
更年期障害①~⑮
からだと病気①~
中医火神派①~50
中医火神派医案新選①~
麗しの島 台湾①~
北海道の旅①~40
京都の旅①~
神戸の旅①~⑯
西九州浪漫紀行①~
沖縄の旅①~40
ハワイ旅行①~45
大塚国際美術館
ぶらり横浜 ①~
鎌倉散歩①~
青背魚精
深海鮫スクアレン
深海鮫スクアレンプラスDHA&EPA
養脳精
スーパーナットーゲン
プラゲンΣ 胎盤素
スーパー酵素113
おすすめの本①~
我が家の人気者①~
その他
以前の記事
フォロー中のブログ
検索
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧