いきいき元気! 感謝!

カテゴリ:めまい①~⑫( 12 )

めまい その12

【弱いめまい】【阻滞清陽】
②瘀血阻滞
外傷などで生じた瘀血が清陽の上昇を阻滞してめまいを生じる病態です。

頭部打撲・むちうちなどの後遺症としてみられ、微小・散在性の内出血や軟らかい組織の障害により、脳や血行が阻滞されてめまいが発生します。

治法は、内出血を吸収し循環を改善する《活血化瘀》を行います。

処方は、桂枝茯苓丸・血腑逐瘀湯

なお、患者の肩背部に青紫色の毛細血管がイトミミズ様にみられる場合は、当該部にうっ血が存在し、これが頭部への血行を阻害しています。

小血管をメスの先などで突き、吸角で血液を吸引して除去すると、多くは速効を現します。

肩背部痛があるからといって、局部麻酔剤などを注射すると、液体注入によりうっ滞が強くなって、麻酔が切れたのちはさらに疼痛が激しくなり逆効果となるので、注意が必要です。
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『めまい』 おわり
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by sinsendou | 2009-09-29 11:31 | めまい①~⑫

めまい その11

【弱いめまい】【阻滞清陽】

①水飲阻滞
先端的虚弱・慢性病・老化などによって陽気が不足し、水湿が停滞・蓄積して希薄な水飲を生じ、その水飲が水の通り道である三焦を通じて頭部を犯し、ときにめまいをひきおこす病態です。

水飲はよく移動するので、めまいも間欠的です。

停滞した水液が血行や機能を阻滞した状態に相当し、頭部に充分な血液が送られないときにめまいが生じます。

症状は、ときに発作性のめまい感やふらつきがあって、むくみ・吐き気・嘔吐・下痢などをともないます。

治法は、温めて機能を活発にして水飲を除く《温陽利水》を行います。

処方は、五苓散・苓桂朮甘湯・真武湯などです。
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by sinsendou | 2009-09-14 12:07 | めまい①~⑫

めまい その10

【弱いめまい】【虚損】

③腎精不足

先天的な虚弱・老化・過度の性生活・多産などによって、腎精が不足して脳を上栄できないために生じる病態です。

「髄海空虚」とも称され、「腎は精を蔵し、精は髄を生じ、髄が集まって脳となる」ので、原因は腎精の不足です。

脳の代謝・栄養・循環などすべてが衰えた状態に相当します。

症状は、頭のふらつき・めまい感が慢性的に持続し、思考力減退・耳鳴り・物忘れ・目のかすみ・腰や下肢がだるく無力などをともないます。

陽気の衰弱を伴うと冷え・寒がるなどの虚寒の症状が現れ、陰虚が顕著になるとほてり・のぼせなどの虚熱が生じます。

虚熱が甚だしくなると前述の「陰虚陽亢」の状態になり、めまいが強くなります。

治法は、生命の根源である精を養う物質を補充する《補腎益精》を行います。

処方は、六味丸・亀鹿二仙膠・左帰丸

虚寒を呈するときは、温陽散寒の附子・肉桂などを加えます。

処方は、八味地黄丸・右帰丸

虚熱を呈するときは、清虚熱の牡丹皮・地骨皮・知母などを加えます。

処方は、知柏地黄丸
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あなたに良きことが雪崩のごとく起きますように!
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by sinsendou | 2009-08-30 16:50 | めまい①~⑫

めまい その9

【弱いめまい】【虚損】

②血虚
先天的虚弱・出産後・出血・慢性病などで血が不足し、頭部を上栄できないためにめまいが生じる病態です。

栄養状態が悪く、循環血液量も不足した状態で、頭部が充分に栄養されないためにめまい・ふらつきが現れます。

症状は、急に頭を動かしたり体を動かすとクラッとなり、ふだんから頭がぼんやりする・目のかすみ・目の乾燥・顔色が悪い・爪の色が悪い・四肢のしびれ・舌質が淡白といった血虚の症状がみられます。

多くの場合、元気がない・疲れやすい・気力がない・食欲不振などの気虚の症状をともなっています。

治法は、栄養・滋潤し循環血液量を増す養血が目的ですが、機能を高める益気を通じて目的をより速やかに達成するために《益気養血》を行います。

処方は、婦宝当帰膠・十全大補丸・人参養栄湯・参茸補血丸
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by sinsendou | 2009-08-16 18:59 | めまい①~⑫

めまい その8

【弱いめまい・ふらつき感】【虚損】

①気虚下陥
先天性虚弱・慢性病・過労などで気が不足し、気機が下陥するために清陽が上昇せず、頭面部が空虚になってめまいが生じる病態です。

気力や機能が不足したアトニーのタイプに相当し、重力に抵抗して血液を上部に押し上げる推動力が不足しているためにめまいやふらつきが発生します。

症状は、立ちくらみや動作を起こしたときのふらつきが主体で、疲労時に顕著になり、疲れやすい・元気がない・食欲不振などをともないます。

治法は、気力を高めて元気をつけ、筋力の緊張を強めて頭部への循環を改善する《益気昇陥》を行います。

処方は、補中益気湯
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by sinsendou | 2009-07-29 15:25 | めまい①~⑫

めまい その7

【強いめまい】【風火上煽】

②陰虚陽亢

先天性の虚弱・慢性病や、熱病・肝陽化風などが長引いて陰液が消耗し、陰液不足で陽気が抑制されないままに亢進し、火熱となって頭面部を擾乱してめまいを引き起こす病態です。

水が不足して枯れかけた木が揺らぎやすいのにたとえられ、からだの栄養状態が衰え、体液が不足したために、自律神経系が興奮しやすくなって、めまいを引き起こす状態に相当します。

肝陽化風と症状は似ていますが、間欠性・反復性であまり激しい症状でなく、体液不足をともなうのが特徴です。

症状は、めまい・ふらつき・頭痛などが反復してときどき起こり、目の乾燥感・皮膚の乾燥・口の乾燥・るい痩・のぼせ・ほてり・ねあせ・焦燥感・夢をよくみる・舌質が紅で乾燥・舌苔が少ないなどが現れます。

治法は、からだを栄養・滋潤することにより興奮をしずめ熱を冷ます《滋陰潜陽》を行います。

処方は、鎮肝熄風湯・大定風珠などです。
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by sinsendou | 2009-07-16 14:06 | めまい①~⑫

めまい その6

【強いめまい】【風火上煽】
 
①【肝陽化風】

精神的ストレスや激しい怒り、感情の鬱積などで肝火と内風が生じ、風火が頭部に上昇してめまいをひきおこす病態です。

気力・体力などの消耗はまだ明らかでなく、激しい持続的な症状を呈するのが特徴です。

症状は、強いめまい・ふらつき・割れるような持続性の頭痛・難聴・耳鳴りなどの内風の症状とともに、いらいら・怒りっぽい・のぼせ・顔面紅潮・目の充血・口が苦い・不眠・舌質が紅などの火熱の症状がみられます。

甚だしければ卒倒して意識不明におちいります。

治法は、脳や自律神経系の興奮をしずめる《清肝熄風》を行います。

処方は、天麻鈎藤飲・竜胆寫肝湯など。
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by sinsendou | 2009-07-02 12:08 | めまい①~⑫

めまい その5

【強いめまい】【風火上煽】

内生した火や熱が内風とともに頭部を上乱する病態で、火が風を起こし風が火を煽って上部に燃え上がるさまにたとえられます。

いわゆる「頭に血がのぼる」ことで、自律神経系の興奮により代謝の亢進や脳の充血という「火」が生じ、脳の興奮・内耳の平衡失調などによるめまい・頭痛という「風」の症状が引き起こされ、これがさらに自律神経系の興奮を助長するという関係に相当します。

高血圧症・更年期障害・自律神経失調症などでよくみられ、脳卒中の前兆でもあるので注意が必要です。

古書に「諸風掉眩はみな肝に属す」と記載されているように、めまい(掉眩)という「風」の症状は自律神経系に相当する「肝」と密接な関係があり、木の枝が風によって揺れ動くような関係とみなされます。

これには二つあります。
①肝陽化風
②陰虚陽亢

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by sinsendou | 2009-06-20 15:49 | めまい①~⑫

めまい その4

【強いめまい】【痰濁上擾】
②痰熱上擾

精神的ストレスや怒りなどによる肝火、あるいは辛辣なものの摂取や飲酒過多による胃熱など、体の内部に発生した火熱が潜在していた「痰」と結びつき、頭部に上昇してめまいを発生させる病態です。

症状は、めまい・吐き気・嘔吐とともに、いらいら・怒りっぽい・不眠・口が苦い・黄色く苦い吐物・胃痛・黄色くべっとりした舌苔などの火熱の症状がみられます。

治法は、熱を冷まし興奮をしずめ痰を除く《清熱化痰》を行います。

処方は、温胆湯・星火温胆湯
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by sinsendou | 2009-06-04 15:29 | めまい①~⑫

めまい その3

【強いめまい】【痰濁上擾】
①風痰上擾

疲労・緊張・いらいら・睡眠不足・暴飲暴食といったさまざまな原因で気機が失調して内風を生じ、体内に潜伏している「痰」が内風とともに頭部に上昇し、めまいを発生させる病態です。

症状は、回転性の強いめまいで立っていられず、同時に激しい吐き気・嘔吐をともない、ふだんから食欲不振・腹満・からだが重だるい・頭が重い・軟便・白くべっとりした白苔などを呈しています。

治法は、内風を止め痰を取り除くとともに、水分の吸収や運輸を改善して痰の産生を防止する《熄風化痰・健脾去湿》を行います。

処方は、半夏白朮天麻湯

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今日も皆さんにいいことが雪崩のごとく起きます。
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by sinsendou | 2009-05-23 13:45 | めまい①~⑫



「抗老化」いつまでも若くありたい。それを実現する漢方薬が「鹿茸大補湯」です。    3月からは、毎週日曜日を定休日とさせていただきます。

by sinsendou
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