いきいき元気! 感謝!

カテゴリ:冷え性①~⑨( 9 )

冷え性 その9

今日もいい日です。

曇って少し肌寒いようですが、なんといっても春ですから・・・。

暖かくなってきたので、この辺で『冷え性』のテーマは終わりにしたいと思います。

今日は最終回。

【軽い冷え】その3

【血瘀】

ケガや外傷・手術・出産などによる内出血(離経の血)、慢性病・老化などの陽気不足にともなう推動の無力、血の不足による血行渋滞、痰湿や気滞にともなう血行の阻滞などが原因で、血流が停滞するために冷えが生じる病態です。

微小循環系や静脈系のうっ血が生じて血行が悪くなっている状態です。

一般には下肢の冷えが多いのですが、下半身にうっ血があって上半身との血行のバランスがくずれているせいか、上半身に熱感やのぼせを訴える「冷えのぼせ」もよくみられます。

症状は、下半身の冷えあるいは冷えのぼせに、顔色や口唇がどす黒い・皮膚の色が悪い・毛細血管拡張・月経痛・月経不順などをともないます。

また、原因になる他の病変による症状もみられます。

治法は、うっ血を除いて血行を促進する《活血化瘀》を行います。

処方は、桂枝茯苓丸・桃核承気湯・血腑逐瘀湯など。原因となる他の病態に対する治療法とあわせるべきです。
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今日も最後までお付き合いいただいたあなたに感謝!

あなたに良きことが雪崩のごとく起きます。
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by sinsendou | 2009-04-17 13:05 | 冷え性①~⑨

冷え性 その8

入学式シーズンに合わせて、桜が満開になりそうです。

日一日と暖かくなって、どこかへ出かけたくなる今日この頃です。

さて【軽い冷え】その2

【肝鬱気滞】

生真面目な性格の人に多い緊張・小心・不安・心配など精神的ストレスなどによって肝気が鬱滞し、気血の流れである疏泄が不十分なために血行が悪くなり、四肢末端が冷える病態です。

精神的情緒が不安定で緊張が強くなると冷えが自覚されるようになるのが特徴です。

自律神経系の緊張により機能が停滞し、血管運動神経の緊張で四肢末端まで血行がいきわたらない状態です。

なお、肝気鬱滞が何回もくり返したり長期にわたると、陽気が体の内部で鬱して火熱を生じ肝鬱化火に移行します。

症状は、四肢末端の冷えとともに、ゆううつ・緊張感・いらいら・ヒステリックな反応・胸や腹が張って苦しい・げっぷ・吐き気などをともないます。

肝鬱化火の場合には、いらいらして怒りっぽい・のぼせて顔が赤くなる・からだのほてり・目の充血・頭痛などがみられます。

治法は、精神をのびやかにし自律神経系を調整し、肝の疏泄を正常にして気機の働きを円滑にする《疏肝解鬱・理気行滞》を行います。

処方は、逍遥散・星火逍遥丸
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肝鬱化火したときは興奮をしずめ熱を冷ます清肝寫火の山梔子・牡丹皮・竜胆草などを加えます・
処方は、加味逍遥散・竜胆寫肝湯
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今日もご来訪の皆様に感謝します。あなたに良きことが雪崩のごとく起きます。
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by sinsendou | 2009-04-03 12:59 | 冷え性①~⑨

冷え性 その7

今日は低気圧が近づいているようで、大荒れの模様ですが気分は晴天でいきましょう。

『強い冷え』の次は、『軽い冷え』に参りましょう。

【軽い冷え】

からだ本体ではなく、主に四肢末端である手足が冷え、寒い時期や環境でのみ冷えたり、期間が短かったり間欠的で、不快なだけでとくに苦痛ではない状態です。

【湿滞】

飲食の不摂生などで脾胃の運化(胃腸の機能)が障害されて水湿が停滞し、季節や環境の寒冷とあいまって血脈の運行を凝滞させ、冷えを引き起こす病態です。

『強い冷え』の『寒湿』とよく似た状態ですが、持続性はありません。

普段から軽度の水分代謝障害による浮腫、皮下や筋肉に停滞した水分が血管を圧迫して血行不良を起こしやすい状態があり、寒冷の刺激で血管が収縮すると、通常の人よりも冷えを強く自覚します。

血虚体質(「血虚受寒」を参照)では、より寒冷の影響を受けやすくなります。

症状は、寒冷時に四肢末梢の冷えを自覚し、むくみ・尿量が少ないなどをともなっています。

血虚の体質の人は、さらに顔や皮膚につやがない・月経が遅れる・月経血が少ないなどをともないます。

治法は、水分を尿として除去する《利水滲湿》を行います。

処方は、五苓散

血虚を伴うときは、補血作用のある当帰・白芍・川芎などを加えます。当帰芍薬散
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今日もご来訪の皆様には、幸せが雪崩のごとく起きます。
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by sinsendou | 2009-03-22 12:27 | 冷え性①~⑨

冷え性 その6

皆様今日も元気ですね。

あと二週間もすると『お彼岸』です。

着実に少しずつですが春の足音が近づいてきています。

今回が『強い冷え』の最後です。

【寒凝】

冬の寒い時期あるいは環境で、収斂凍結の性質や作用をもつ寒邪の侵襲を受けて凝滞するため、血行が悪くなるために発生する病態です。

寒冷刺激によって血管が収縮して、血行が滞る状態に相当します。

【血虚受寒】

血虚に乗じて寒邪が侵入して、血脈を凝滞させる病態。

「肝は血を蔵す」といわれ、血虚になると肝経の流れに支障をきたします。肝経は下肢の内側から陰部を通り両下腹部を上行しているので、その経絡に沿って冷えが見られるのが特徴です。

血虚とは栄養状態が悪く、血液循環量も少なく、元来血行に問題のある体質であり、寒冷刺激が加わると容易に影響を受けてしまいます。

症状は、四肢の抹消や下肢の内側・陰部・下腹部両側などが冷え、血虚のため顔色に艶がない・皮膚のきめが粗い・爪がもろい・筋肉のひきつり・腹痛・外陰部の収縮・脈が沈んで細などがみられます。

とくに女性によく発生し、月経痛・月経の遅延などとなって現れることが多くなります。

治法は、からだを温め血行を促進するとともに栄養状態を改善し月経を調整する《散寒通絡・補血調経》を行います。

処方は、温経湯・当帰四逆加呉茱萸生姜湯・五積散など。
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今日も最後までお付き合いいただき誠にありがとうございます。
あなたに素晴らしいことが雪崩のように起きます。
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by sinsendou | 2009-03-08 12:41 | 冷え性①~⑨

冷え性 その5

今日も一日、暖かな日差しは望めないようですね。

でも、気持ちだけは『春の気分』で参りましょう。

『強い冷え』

【寒湿】

②寒湿肌肉停着

寒冷と湿気にさらされたために、寒湿の邪が肌肉から侵入して停着し、体を温める陽気の流れを阻害するために温煦ができなくなり、冷えを感じる病態です。

水分の排泄や発散が妨げられて水分が体内に停滞したり、周りの環境からの湿気が体内に侵入してとどまり、血行を祖滞する状態に相当します。

普段から水を使う仕事の魚屋・八百屋・調理師・魚師・水中作業者など湿気が多く冷たい環境に従事する人に、あるいは汗で濡れて冷えた着衣を着たままで作業をしたり、湿気の多い住居で生活することから、発症することが多くなります。

一般に、「湿邪は下から受ける」といわれ、水分は比較的重いので下方に停留しやすく、下半身だけが冷えることが多くなります。

古人は「水中に座っているようである」とか「腰以下が冷え、五千銭を帯びているように腰が重い」などと表現しています。

症状は、下半身の冷え・下肢の軽度のむくみ・からだが重だるく動かしにくい・腰痛などを感じますが、食欲・排尿・元気などは通常と変わりありません。

なお、この状態が長期にわたり続いたり、くり返したり、元来あまり丈夫でない人がこの状態になると、次第に「陽虚寒湿」に変化していくので、早めの治療が望まれます。

治法は、からだを温めて水分を除く《散寒利湿》を行います。

処方は、桂枝加苓朮附湯です。
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今日もあなたに良きことが雪崩のごとく起きますように・・・。
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by sinsendou | 2009-02-24 11:43 | 冷え性①~⑨

冷え性 その4

みなさまこんにちは!今日は幾分暖かい日になりそうです。

『強い冷え性』

【寒湿】

寒冷や湿気などで寒湿の邪が外部から体内に侵入したり、体を温めるエネルギー不足の陽虚による虚寒と水湿が内生し、体内に寒湿が停滞する病態です。

からだの冷えとともに水分(湿気)が停滞して、むくみを伴うのが特徴です。

水分が皮下や筋肉組織内にあふれ、からだにとって余分な重さになると同時に、筋肉の動きを阻害するために、自覚的には重だるく動きにくくなります。

また、余分な水分が血管を外側から圧迫するので血行が悪くなり、その水分が外界の寒冷で冷やされると冷却効果がより高まって持続するために、冷えも強くなります。

水分はそれ自体の重さのために体の下部に溜まりやすく、一般に下半身の冷えが顕著です。

①陽虚寒湿

先天的に虚弱や慢性病・老化などにより、陽気が衰えて虚寒が生じると同時に、脾胃の水湿の運化や腎の水液の蒸騰気化が衰弱して水湿が内生し、その水湿と虚寒が結びついて寒湿となり、寒湿がさらに陽気を祖滞してしまう病態であり、前記の心腎陽虚・脾胃陽虚の悪化に伴って現れます。

機能が衰弱して体を温めるエネルギーを生み出しにくくなり、血行も不足して冷えが生じると同時に、水分の運行と排泄の機能も低下して湿が停滞し、皮下や筋肉組織にまで溢れた状態に相当します。

症状は、強い冷え・寒がる・元気がなく疲れやすい・気力がない・体が重だるい・下肢のむくみ・動きにくい・尿量が少ない・排尿困難・舌質が淡白で胖大・白い舌苔・脈が弱いなど。

場合によっては、全身浮腫・腹水・胸水などが発生し、吐き気・嘔吐・下痢・腹痛・呼吸困難・動悸などを呈し、入院治療をしなければならないこともあります。

治法は、からどぉ温め活力を増強し余分な水分を尿として除く《温陽利水》を行います。

処方は、牛車腎気丸・真武湯など。
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今日も最後までお付き合いいただき感謝にたえません。
あなたに良きことが雪崩のごとくおきますようにお祈りしております。
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by sinsendou | 2009-02-12 11:59 | 冷え性①~⑨

冷え性 その3

寒い毎日が続いておりますが、皆様お元気でお過ごしでしょうか?

今日もご来訪感謝します。

『強い冷え性』『陽虚』

②脾胃陽虚

脾胃を動かすエネルギーの陽気が衰えて、温煦が不足するとともに運化も悪くなり、全身を栄養する血液を生じる源が不足し、四肢末端を養えない病態といえます。

消化吸収機能が低下して、エネルギーの供給源が不足するために、産み出される熱量が少なく、血行も弱くなった状態に相当します。

症状は、一般にお腹や手足が冷え、元気がなく疲れやすい・食欲不振・少ししか食べられない・食べ物の味がしない・消化が悪く腹にもたれる・腹がシクシク痛む・吐き気・下痢をしやすく不消化物が混じる・つばやよだれが多い・顔色が悪い・舌質が淡白・白い舌苔・脈が弱いなどがみられます。

治法は、消化吸収を強めからだを温める《温補脾胃》を行います。

処方は、人参湯・呉茱萸湯など。
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最後までご覧頂きありがとうございます。
あなたに良きことが雪崩のごとく起きますように・・・。
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by sinsendou | 2009-01-28 12:37 | 冷え性①~⑨

冷え性 その2

本日も我がブログにご来訪ありがとうございます。

昨日は一日だけ暖かな日でしたが、もう冬の寒さに逆戻り。

巷ではインフルエンザが流行っているようですので、外出される時にはウイルスよけのマスクを着用し、お帰りになりましたら必ずうがいをされますようお勧めします。

さて、冷え性についてですがまずは『強い冷え性』について。

大きく分けて三つのパターンが考えられます。

それは『陽虚』・『寒湿』・『寒凝』です。

まずは【陽虚】から。

先天的に虚弱であったり、慢性病や老化などにより陽気が衰え、温める力が衰えるために虚寒が生じ、その結果冷えるパターンです。

からだの機能が衰弱してエネルギー代謝が弱くなり、血行も悪くなって体を温める能力が低下した状態で、衰弱の症状を伴っています。

衰弱している臓器によって二つに分けられます。

①心腎陽虚

人体の心(君火を主る)と腎(相火を主る)の陽気が衰え虚すと、全身の温煦が出来ないと同時に、心の主る神明(精神意識)の衰えや腎の主る水液代謝の低下、腰の衰えなどがみられます。

症状は、腰から下肢が冷えることが多く、頭や陰部、手の冷えなどをともなうこともあり、元気がなく疲れやすい・寒がる・日なたや暖かい場所を好む・厚着をしたり縮こまる・すぐにうとうとして横になりたがる・腰や足がだるく力が入らない・夜間頻尿・舌質が淡白・水っぽい舌苔・脈が弱く遅いなどがみられます。

治法は、活力を増強し血行を促進してからだを温める《温補心腎》を行います。

処方は、鹿茸大補湯・右帰丸・亀鹿二仙膠・四逆湯など。
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今日も最後までお付き合いいただき感謝にたえません。

皆様に良きことが雪崩のごとく起きますように・・・。
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by sinsendou | 2009-01-20 12:42 | 冷え性①~⑨

冷え性 その1

今日もご来訪していただき感謝にたえません。ありがとうございます。

さて、いよいよ寒さが厳しさを増しておりますが、今回は『冷え性』について考えてみたいと思います。

『冷え性』とは一年のうちである一定の期間、体のどこかに冷えを自覚すること

中医学では、この『自覚する』ことがとても大切で、他人が触れて冷たくても本人が冷えを自覚しなければ『冷え性』ではありません。

ふつの人が寒いとは感じない気候や環境で冷えを感じたり、寒い気候や環境の中で普通の人よりも強く冷えを自覚し、不快感や苦痛を感じることです。

『冷え性』には大きく二つに分けられます。『強いひえ』と『軽い冷え』です。

『強い冷え』はだいたい一年を通じて冷えを感じ、少しでも涼しくなると強く冷えて、靴下や集めの下着が離せなくなったり、秋から冬に向かって他人よりも早めに暖房器具を使用し、暖かい季節になってもなかなか暖房器具から離れられません。

それに比べて『軽い冷え性』は、体の冷えよりも四肢末端の手足がしえるタイプで、本当に寒い時期や環境でのみ冷えを感じ、期間が短かったり時々であったり、不快ではあるがとくに苦痛というほどではない状態です。

それでは次回から7回に分けてお話してみましょう。

今日もあなたに良きことが雪崩のごとく起きますように・・・。
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by sinsendou | 2009-01-12 12:06 | 冷え性①~⑨



「抗老化」いつまでも若くありたい。それを実現する漢方薬が「鹿茸大補湯」です。   毎週日曜日を定休日とさせていただきます。

by sinsendou
神仙堂薬局 リンク集
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免疫パワーを高める養生法①~⑦
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鼻水・鼻汁①~⑦
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中医学のかぜ治療法①~③
風邪①~⑲
なかなか治らない咳の漢方①~⑮
気管支喘息①~21
たかがニキビされどニキビ①~⑤
アトピー・皮膚病①~⑱
蕁麻疹①~⑯
皮膚掻痒症①~⑥
掌蹠膿疱症①~⑦
こころの病①~⑮
高血圧①~⑨
不眠症①~⑪
めまい①~⑫
耳鳴り①~⑳
頭痛①~⑫
肩こり①~⑤
胸の痛みと心臓病①~⑮
胃腸病 ①~⑰
胃の痛み①~⑱
胃のつかえ①~⑬
腹痛①~⑬
便秘①~⑧
身近な病気 下痢①~⑨
腰痛①~⑦
ひざの痛み①~⑪
痛風①~③
肥満①~④
腎の働きと病気①~⑱
こじらせると厄介な膀胱炎①~⑩
排尿困難①~⑦
相談しにくい夜尿症①~⑥
冷え性①~⑨
不妊①~⑧
子宝の知恵 ①~
月経痛①~⑦
月経不順①~⑲
更年期障害①~⑮
からだと病気①~
中医火神派①~50
中医火神派医案新選①~
麗しの島 台湾①~
北海道の旅①~40
京都の旅①~
神戸の旅①~⑯
西九州浪漫紀行①~
沖縄の旅①~40
ハワイ旅行①~45
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