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カテゴリ:不妊①~⑧

  • 不妊 その8
    [ 2008-07-06 11:02 ]
  • 不妊 その7
    [ 2008-06-28 12:08 ]
  • 不妊 その6
    [ 2008-06-20 12:29 ]
  • 不妊 その5
    [ 2008-06-12 13:37 ]
  • 不妊 その4
    [ 2008-06-04 11:07 ]
  • 不妊 その3
    [ 2008-05-27 12:03 ]
  • 不妊 その2
    [ 2008-05-09 12:59 ]
  • 不妊 その1
    [ 2008-04-23 20:01 ]

不妊 その8

不妊の最終回です。

【血瘀】

肝気鬱血の気滞による血流阻滞、陽虚・気虚による血液の推動力が無い、陰虚・血虚の血液濃縮にともなう血行阻滞など、さまざまな原因で血行が阻滞されて血瘀が生じ、胞宮(子宮)が栄養されず精液の流れが渋滞するために、不妊をきたす病態です。

症状は、不妊とともに、女性では月経痛・月経血の中に凝血・月経周期の延長・無月経などが、男性では睾丸や鼠径部の痛み・陰嚢の下墜や腫脹あるいは静脈瘤などがみられます。

治法は、うっ血を取り除き血行を促進する《活血化瘀》を行います。

処方としては、桂枝茯苓丸・血腑逐瘀湯など。

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by sinsendou | 2008-07-06 11:02 | 不妊①~⑧

不妊 その7

【湿熱】

不潔な性交あるいは月経時や産後の性交により、湿熱の邪(現代医学的には細菌やウイルスなどを指す)が陰道を通じて侵入し、胞宮(子宮)や精室を侵すために、不妊をきたす病態です。

子宮内膜炎・前立腺炎・精嚢炎などに相当します。

症状は、不妊とともに、下腹部の不快感や痛み・頻尿・尿の色が濃い・微熱・脈が速いなどがみられます。

女性では月経過多・悪臭のある帯下(こしけ)・陰部の掻痒など、男性では早漏・遺精・陰嚢の湿りやかゆみなどをともないます。

治法は、熱を冷まし湿邪を尿とともに除く《清熱利湿》を行います。

処方は、三妙丸・四妙丸・五淋散・茵蔯五苓散・寫火利湿顆粒などがあります。

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by sinsendou | 2008-06-28 12:08 | 不妊①~⑧

不妊 その6

【痰湿】

脂っこいもの・味の濃いもの・甘いもの・おいしいものの嗜好により脾胃の気機(胃腸の働き)が阻害され、水湿が運化されないため痰湿が生じ、その痰湿が下注して女性の胞宮(子宮)や男性の精室を阻害し、不妊を引き起こす病態です。

症状は、不妊とともに、肥満・むくみ・腹満・からだがだるい・尿量が少ない・白くべっとりとした舌苔などがみられます。

女性では月経周期の延長・月経血量が少ない・無月経・帯下が多いなどをともないます。

治法は、痰湿を取り除き産生をおさえる《燥湿化痰》を行います。

処方は、勝湿顆粒・平胃散合二陳湯などです。

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by sinsendou | 2008-06-20 12:29 | 不妊①~⑧

不妊 その5

【肝気鬱結】

精神的ストレス・緊張・悩み・怒りなどにより、肝気が鬱血してスムーズな気血の流れが出来なくなり、女性では気血が鬱滞して胞宮(子宮)が栄養を受けられず、男性では腎精の生化や運輸が失調し、不妊をきたす病態といえます。

症状は、不妊とともにゆううつ・いらいら・ヒステリックな反応・怒りっぽい・胸脇部が張って苦しい・寝つきが悪い・ため息をよくつくなどがみられます。

女性では月経周期が一定しない・月経前の乳房の張りなど、男性では性欲はあるのにあせるだけで勃起が不十分だったり、早漏などをともないます。

治法は、肝の疎泄を順調にし、精神をのびやかにするとともに機能を円滑におこなわせる《疎肝解鬱》を行います。

処方は、四逆散・逍遥散・加味逍遥散・柴胡疎肝散などを用います。

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by sinsendou | 2008-06-12 13:37 | 不妊①~⑧

不妊 その4

【気血不足】

先天的な虚弱・慢性病・過労・出血などによる消耗、あるいは脾胃(胃腸)の虚弱による気血の生産不足が原因で気血が虚し、女性では衝脈任脈を通じての胞宮(子宮)を十分に栄養することができず、また男性では精液を作り出す源が不足するために、不妊を引き起こす病態です。

症状は、不妊とともに、顔色につやがない・頭のふらつき・目のかすみ・爪がもろい・皮膚につやがない・元気がない・疲れやすい・舌質が淡・脈が細く弱いなどがみられます。

女性では、月経周期の延長や月経血が淡く少ないなどをともないます。

治法は、元気をつけ機能を高め、血を補充し生産を強める《補気養血》を行います。

処方は、帰脾湯・十全大補湯・人参養栄湯・補中益気湯・当帰芍薬散


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by sinsendou | 2008-06-04 11:07 | 不妊①~⑧

不妊 その3

【腎虚】

③腎陰虚

腎精の不足とともに温めるエネルギーの陽気が相対的に余るためにそれが虚熱となって、女性では子宮を養うことができず、男性では精液の生産が不足するだけでなく、火熱によって乱されたり精や血が消耗されるために、不妊を引き起こす病態といえます。

症状は、腎精不足の症状のほかに、体の熱感・のぼせ・手足のほてり・寝汗・舌質が紅・舌苔が少ない・脈が細く速いなどの症状がみられます。

女性では月経周期が短くなる・月経血量が少ない・不正出血など、男性では性欲の亢進・持続性の勃起・射精できないなどをともないます。

治法は、腎精を補充して虚熱を冷ます《補腎益精・清虚熱》を行います。

処方は、知柏地黄丸・六味地黄丸など。


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by sinsendou | 2008-05-27 12:03 | 不妊①~⑧

不妊 その2

【腎虚】

②腎陽虚

腎精とともに陽気が不足し、女性は子宮を温めて精子を受納したり卵子や子宮全体を養育する能力がなく、男性では精子を培養する能力がなくなるために、不妊をひきおこす病態です。

症状は、腎精不足の症状以外に、元気がない・四肢が冷える・寒がる・寒冷をきらう・夜間頻尿・舌質が淡で胖大・脈が弱く遅いなどがみられます。

女性では月経周期の延長・月経血量が少なくうすい・無月経など、男性ではインポテンツ・勃起不全・遺精などをともないます。

治法は、腎精を補充するとともにからでを温めて活力を高める《温陽補腎》を行います。

処方は、八味地黄丸・右帰丸など。

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by sinsendou | 2008-05-09 12:59 | 不妊①~⑧

不妊 その1

不妊とは、妊娠適齢期の女性が避妊を行わずに、結婚後三年以上経過しても妊娠しない、あるいは妊娠ののち数年を経ても再度妊娠しないことをさします。

原因が女性側・男性側のいずれか、あるいはその両方にある場合が考えられます。

女性の生理の周期に合わせて治療する、周期療法もありますがその場合には、基礎体温表を持参していただいて、その方に合わせた治療をさせていただきます。

まずは基本的な不妊の考え方からご説明いたします。

【腎虚】
先天的虚弱・性生活の不節制・早婚・大病・慢性病などで腎の精気が不足した状態です。
 
①腎精不足

腎精が不足しているために、女性では血が不足して衝脈・任脈を通じて子宮を養うことができず、男性では精液を生産できず、不妊をひきおこす病態です。

症状としては、不妊の症状とともに、頭のふらつき・めまい・耳鳴り・腰や膝がだるく無力・性欲の減退・脈が細いなどがみられます。

女性では月経血の量が少なかったり、周期が一定しない・無月経など、男性では遺精や精液が少ないなどをともないます。

治法は、腎精を補充する《補腎益精》をおこないます。

処方は、左帰飲・左帰丸・八味地黄丸など。

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by sinsendou | 2008-04-23 20:01 | 不妊①~⑧