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カテゴリ:月経不順①~⑲( 19 )

月経不順 その9

痰湿タイプ(経行後期)

多食・食生活の不摂生・飲酒癖などで脾胃が障害され、水湿の運化が低下して痰湿が生じ、その痰湿が下焦に溜まり衝任を阻滞するために胞宮への血の下行が遅延し、月経周期が延長する病態です。

症状としては、月経の周期が延長し、月経血が淡色で粘調であり、ふだんから帯下(こしけ)が多く、肥満ぎみ・からだがだるい・むくみ・胸や腹が張って苦しい・吐き気・口が粘る・白くべっとりした舌苔などをともないます。

治法は、脾胃の運化を強めることにより健運して痰湿の産生を防止するとともに、痰湿を流動させたり除去する《健脾化痰・去湿》を行います。

処方は、二陳湯・平胃散・六君子湯などを使います。
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by sinsendou | 2007-11-24 15:41 | 月経不順①~⑲

月経不順 その8

肝鬱気滞(経行後期)

精神的ストレス・悩み・怒り・不安感・緊張などで肝気が鬱結し、疎泄が十分にできなくなって気機が鬱滞し、気の推動が失調して血行が不十分になるために、血が衝任を通じて子宮へ下行するのが遅くなり、月経の周期が延長する病態といえます。

症状としては、月経の周期が延長し、経血量が少ないが色は正常であり、月経前あるいは月経前半に下腹部の張った痛みを感じることがあり、触れられるのをいやがり、ゆううつ・いらいら・ヒステリックな反応・怒りっぽい・胸脇部や乳房が張る・腹満・弦を張ったように緊張した脈などをともないます。

治法は、肝気鬱結を解消させて気分を伸びやかにし、気機の流れをよくして血行を正常化する《疎肝解鬱・行気》を行います。

処方としては、四逆散・柴胡疎肝散・逍遥散・加味逍遥散などをつかいます。
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by sinsendou | 2007-11-15 12:57 | 月経不順①~⑲

月経不順 その7

血虚タイプ(経行後期)

慢性病や出血、多産などによる血の消耗、あるいは脾虚による血の産生不足が原因で、陰血が不足して衝脈任脈をなかなか満たすことができないために、月経の周期が延長する病態です。

症状としては、月経の周期が延長し、経血量が少なく淡色であり、月経終了後に下腹部がシクシク痛むことがあり、押さえると楽になり、顔色や皮膚につやがない・髪の毛が荒れて抜けやすい・爪がもろい・目の疲れ・目の異物感・目のかすみ・四肢の痺れ感・動悸・舌質が淡・脈が細いなどがみられます。

治法は、陰血を滋潤し、元気を補うことにより生血・行血を強める《養血益気》を行います。

処方としては、当帰補血湯・八珍湯・十全大補湯・人参養栄湯などがいいでしょう。
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by sinsendou | 2007-11-06 12:57 | 月経不順①~⑲

月経不順 その6

血寒タイプ(経行後期)

②虚寒

寒凝の長期滞留や慢性病、出産などによる衰弱で陽気も衰弱し、血を推動する力が弱くなると同時に、温める能力が低下して生じた虚寒の冷えにより血の凝滞を引き起こしている病態です。

冬季など寒冷にさらされると、容易に寒凝が発生します。

症状としては、月経の周期が延長し、経血色は黒くて量は少なく、月経終了後に下腹部の鈍痛が生じることがあり、温めたりおさえると楽になり、元気がない・疲れやすい・寒がる・下腹部や手足のひえ・腰や膝がだるく無力・舌質が淡でぼってりしている・水にぬれたような舌苔・脈が弱くて遅いなどをともないます。

治法としては、陽気を補い体内を温めて血行を促進し月経を調整する《温陽調経》を行います。

処方は、八味地黄丸・右帰飲・右帰丸などを使います。
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by sinsendou | 2007-10-28 11:07 | 月経不順①~⑲

月経不順 その5

【月経周期が長い場合】

経行後期は、周期が39日以上に延長することで、甚だしければ二~三ヶ月あるいは半年に一回の月経という場合もあります。

たまに周期が延長する程度のものは、この範疇には入りません。

血寒タイプ(経行後期)

寒冷により血行が凝滞し、血が衝脈・任脈を通じて子宮内に下行するのが遅延して、月経の周期が延長する病態です。

①寒凝

月経時や出産時に、寒冷の環境や薄着で冷えたり・冷たいものの過度の摂取・雨に濡れる・水遊びをする・風邪を引くといった原因により、凍結の性質をもつ寒邪が衝脈・任脈に侵入して血の動きを凝滞させる病態です。

基本に血虚があり、血の流通が充分でない場合に、寒邪を受けやすいといえます。

治療を誤ったり長びかせると、寒邪が次第に陽気を消耗するために虚寒へと移行します。 

症状としては、月経の周期が延長し、経血色が暗紅で少量であり、凝血塊や強い月経痛があり、触れられるのを嫌がり、下腹部の冷え・顔色が青い・水にぬれたような舌苔・脈が沈んで力があるなどをともないます。

治法としては、体内を温めて血行を促進し寒邪を取り除く《温経散寒》を行います。

処方は、当帰四逆湯・五積散・温経湯などが良いでしょう。
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by sinsendou | 2007-10-19 13:43 | 月経不順①~⑲

月経不順 その4

気虚タイプ(経行先期)

過労や慢性病・先天的虚弱・飲食の不摂生などで気が不足し、気の血を統摂する力が弱くなるために、経血の到来が早くなってしまう病態です。

症状としては、月経周期が短くて経血量が多く、血色は淡くて希薄であり、元気がない・気力がない・疲れやすい・しゃべるのがおっくう・息切れ・声に力がない・食欲不振・舌質が淡・脈が弱いなどをともないます。

治法は、元気をつけ機能を高めて血を固摂し、早すぎる生理を防止する《益気固経》
を行います。

処方は、帰脾湯・補中益気湯を使います。

次回からは『月経周期が長い』場合についてです。
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by sinsendou | 2007-10-10 14:44 | 月経不順①~⑲

月経不順 その3

血熱タイプ(経行先期)

②陰虚

慢性病・熱病・邪熱の停滞・数多くの出産などで陰血が消耗し、陽気が相対的に余って内熱が生じ、その内熱が月経血に影響する病態です。

症状は、月経の周期が短くて経血量が少なく、持続日数も短く、経血色は紅く粘調で、頭のふらつき・めまい・耳鳴り・からだの熱感・手足のほてり・のぼせ・頬部の紅潮・ねあせ・腰や膝がだるく無力・舌質が深紅・舌苔は少苔~無苔・脈が細く速いなどをともないます。

治法は、陰血を滋養し内熱を冷ます《滋陰清熱》を行います。

処方は、知柏地黄丸・鼈甲養陰煎などを用います。
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by sinsendou | 2007-09-27 12:17 | 月経不順①~⑲

月経不順 その2

月経周期の異常
月経周期は成人で約30日(25日~38日)です。

成長期・閉経期あるいは妊娠・出産・授乳の時期を除くと、あまり大きな変動はありません。

通常の範囲を超えて周期が短いものを『経行先期(頻発月経)』、周期が長いものを『経行後期(稀発月経)』、周期が長かったり短かったり一定しないものを『経行先後無定期』と呼んでいます。

【月経周期が短い場合】

経行先期は、周期が24日以内に短縮することです。

たまに周期が短くなる程度であれば、問題はありません。

血熱タイプと気虚タイプとあります。

血熱タイプ(経行先期)

身体の中に生じた火や熱が月経を司る衝脈・任脈に作用して月経を早期に発現させる病態です。

①実熱

辛辣なもの・味の濃いもの・熱いもの・酒などの嗜好により胃腸の熱が内生したり、あるいは精神的ストレス・抑うつ・怒り・悩み・恋情・過度の思慮などで心火や肝火が生じ、邪熱が衝脈・任脈にまでおよんで月経血にまで作用する病態です。

治療を誤ったり又長期にわたると、邪熱が陰液を消耗するために、陰虚に移行します。

症状としては、月経の周期が短くて経血量が多く、また持続日数も長く、経血色が深紅かつ粘調であり、いらいら・おこりっぽい・不眠・焦燥感・暑がる・のぼせ・尿が濃い・舌質が紅・脈が有力で速いなどをともないます。

治法は、血分の熱を冷まして衝任脈に作用しないようにする《清熱涼血》を行います。

処方は、温清飲・加味逍遥散など。

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by sinsendou | 2007-09-18 11:24 | 月経不順①~⑲

月経不順 その1

月経不順とは、月経の周期・持続日数・経血量が正常範囲をはずれていることをさし、月経痛・経血の色や性状の異常なども含まれています。

月経の周期と持続および経血の量・色・性状には、相互に関連性があり、病態によって相対的に変化が現れますので、注意して観察する必要があります。

『月経痛』については別項を設けて説明していますので、そちらを参照してください。

月経は、臓腑・経絡の協調のもとに、血が衝脈・任脈(衝任と簡略する)を通じて胞宮(ほうきゅう)に下ることによって正常に発来します。

各臓腑は、「心は血脈を主る・肝は血を蔵す・脾は統血す・脾胃は生血の源・腎は精を蔵し血を生ず・肺は百脈を朝す」といった関係で、血の生成・運行に関与しているので、いずれかの臓腑・経絡に異常があれば、月経にも異常が現れます。

安易にホルモン療法などでその場をしのぐのではなく、病態を根本的に改善して自力で月経を正常に発来させるべきであり、中医学的治療が有効かつ安全です。

ただし、先天的異常・器質的病変・悪性腫瘍などが関与している場合もあるので、経過によっては西洋医学的な診断を受ける必要もあります。
                                   つづく
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by sinsendou | 2007-09-08 16:58 | 月経不順①~⑲



「抗老化」いつまでも若くありたい。それを実現する漢方薬が「鹿茸大補湯」です。   毎週日曜日を定休日とさせていただきます。

by sinsendou
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