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カテゴリ:月経痛①~⑦( 7 )

月経痛 その7

③陽虚

精血とともに陽気も不足し温める力が衰えて虚寒を呈する病態です。

冬期や夏でも冷房など寒冷にさらされると、かんたんに寒凝をりきおこします。

症状は、②の精血不足の症状とともに、冷える・寒がる・元気がない・舌質が淡で胖・脈が弱く遅いなどの虚寒がみられます。

治法は、からだを温め元気をつけ、精血を滋養する《温陽・滋養精血》を行います。

主な生薬としては、温陽の附子・肉桂・乾姜・鹿茸・鹿角膠・杜仲・巴戟天・補骨脂・益智仁、滋養精血の熟地黄・枸杞子・阿膠など。

処方は、八味地黄丸・右帰丸・右帰飲などがあります。
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                                〈月経痛〉おわり
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by sinsendou | 2007-08-30 12:06 | 月経痛①~⑦

月経痛 その6

肝腎不足

先天的虚弱や慢性病、熱病や過労、さらには過度の性生活などにより肝腎の精血が消耗され不足し、月経による陰血が外泄することで子宮内の胞脈を滋養できないために痛みを生じる病態です。

②清血不足

清血の不足が主となる病態で、相対的に陽気有余による虚熱をともなうこともよくみられます。

症状としては、月経終了後に下腹部や腰がシクシクと痛み、月経血の量が少なく、又月経周期が延長する傾向があり、頭がふらついたり、めまいや耳鳴り、聴力減退や目のかすみ、視力減退、腰や膝がだるく力が入らない、舌質が淡~紅・舌苔が少苔~無苔・脈が細いなどを呈し、からだの熱感やのぼせ、手足のほてりやねあせなどをともなうことも多くなります。

治法としては、肝腎の精血を養い子宮内の胞脈を充分に養う《滋養肝腎精血》を行います。

処方としては、杞菊地黄丸・左帰丸などを使います。
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by sinsendou | 2007-08-20 13:45 | 月経痛①~⑦

月経痛 その5

月経後半に現れる月経痛

月経の終了時期あるいは月経後にみられる月経痛は、月経によって陰液が排出したのち、子宮(胞宮)を栄養している脈絡(胞脈)への栄養の供給が不足して空虚になるために生じるため、一般的には痛みはそれほど激しくなく、虚弱の症状をともなっています。

①気血不足

脾虚による気血の生成不足あるいは先天的虚弱や過労、慢性病などによる消耗で、気血が不足して推動力が無力になると同時に胞脈の滋養が不十分になるために、痛みが生じる病態です。

症状は、月経期後半あるいは月経後に下腹部がシクシクと痛み、押さえると軽くなり、月経血は気血不足のため痰色で量も少ないことが多く、元気がなかったり、疲れやすい、顔色につやがない、食欲不振、舌質が淡で脈に力がないなどをともないます。

治法は、元気をつけて機能を高めるとともに血を補って、経脈を養い経血を潤沢にする《益気養血》を行います。

処方は、十全大補丸・補中益気丸合婦宝当帰膠を使います。
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by sinsendou | 2007-08-08 13:41 | 月経痛①~⑦

月経痛 その4

④血瘀

肝気鬱結の気滞による血行の停滞、冷えなど寒凝による血液の凝滞、湿熱による血液の渋滞、エネルギーなど陽気の不足による推動無力、肝腎の精血不足による血液濃縮にともなう渋滞といった多くの原因で、血行阻滞や渋滞である血瘀が生じ、月経血の流れを停滞させるために痛みが生じる病態です。

症状は、月経の初日から強い下腹部痛があり、月経血の排出が悪く、月経血が暗紫色で塊が混じることが多く、ときにはレバー状を呈し、血塊が大量に排出したのちに痛みが和らぎ、舌は暗紫あるいは瘀点や瘀班が多くなります。

治法は、血行を促進し、うっ血を軽減し老廃物を除き、月経血の流れをスムーズにして痛みを止める《活血化瘀》を行います。

処方は、血府逐瘀湯、少腹逐瘀湯、桃紅四物湯、桂枝茯苓丸、通導散、桃核盛承気湯、など。

原因となる他の病態に対する治療法と合わせて使用するのが良いでしょう。
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by sinsendou | 2007-07-30 20:00 | 月経痛①~⑦

月経痛 その3

③湿熱

月経時の性交や不潔な性交による陰道からの湿熱(西洋医学的には細菌やウイルス感染をさす)の侵入、辛辣なものや味のこいもの・酒などの嗜好の偏りによって内生した脾胃湿熱の下注などの原因で、湿熱が子宮(胞宮)に停滞して経血を阻滞するために、痛みが生じる病態です。

症状としては、月経前あるいは月経期に下腹部の灼熱性(こういう感覚が湿熱のポイント)の痛みが生じ、経血が粘調で悪臭があり、月経周期が短くなったり又黄色く悪臭のある帯下(これも湿熱のポイント)、陰部の掻痒感、黄色くべっとりした舌苔などがみられます。

治法は、熱を冷まし湿を通利させ湿熱の邪を取り除く《清熱利湿》を行います。

処方は、四妙散・三物黄芩湯・小柴胡湯合茵蔯五苓散などを使います。
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by sinsendou | 2007-07-21 12:15 | 月経痛①~⑦

月経痛 その2

②寒凝(かんぎょう)

寒冷の環境や寒い季節などによって寒邪を感受し、収斂凍結の性質をもつ寒邪が子宮(胞宮)に侵入して経血を凝滞させるために、痛みが生じる病態といえます。

寒さを感じやすい陽虚の体質の場合には、簡単に寒邪を感受して寒凝の病態を引き起こします。

症状としては、月経前あるいは月経の開始時から下腹部の冷えと激しい痛みが生じ、月経血が暗紅で塊が混じることが多く、月経周期の延長や四肢の冷え、舌質が紫藍色で脈の緊張などをともないます。

治法は、体内を温め血行を促進し、月経血の凝滞を除く《温経散寒》を行います。

主な生薬としては、附子・乾姜・肉桂・桂枝・当帰・川芎・呉茱萸など。

処方は、当帰四逆加呉茱萸生姜湯五積散などが良いでしょう。
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by sinsendou | 2007-07-12 13:20 | 月経痛①~⑦

月経痛 その1

月経痛とは、毎回の月経期あるいは月経前後の数日に、主に下腹痛や腰痛が生じることをいいます。

また、頭・胃・四肢などが痛むこともあり、必ずしも毎回痛まないこともあります。

痛み自体弱いものであったり軽く張る程度であれば、月経痛の範疇にははいりません。

月経痛を考える時には、痛みが起こる時期(月経の前・中・後)や部位、痛みの性質(鈍い・鋭く刺すような・張る・しぼるような・持続的・間欠的)も、とても深くかかわってきますので注意する必要があります。

月経痛に関しては、ただ単に痛む時だけ鎮痛剤を服用してやり過ごすのではなく、根本的に病態を改善して健康な身体をめざすべきです。

月経前半に現れる月経痛

月経の前あるいは月経期間の前半にみられる月経痛は、邪が子宮(胞宮)で月経血の流出を邪魔する、いわゆる『通ぜざれば則ち痛む』という病理機序で起こることが多く、一般的には激しい痛みが多いです。

①肝鬱気滞

精神的ストレスや情緒の抑うつ、または緊張や怒りなどにより肝気が鬱結し、気の流れが滞るために子宮での経血が停滞して痛みが生じる病態で、通常は月経前緊張症と呼ばれる症状をともないます。

症状は、月経の前あるいは初日から二日目ぐらいに張った痛みが生じ、両側の下腹痛が多く、甚だしければ胸脇痛や頭痛をともない、月経周期や月経持続日数、月経血量などが一定しないことがよくあります。

月経の数日前から、いらいらしたり怒りっぽかったり、ゆううつ感やヒステリックな反応があったり、乳房が張って痛んだり、胸苦しさ、腹満などの月経前緊張症があることが多く、月経が起きると消退します。

治法は、肝気を和らげ精神状態を伸びやかにし、機能を円滑にすることにより月経血の停滞を除いて痛みを止める《疎肝理気・止痛》を行います。

処方としては、四逆散・逍遥散・加味逍遥散・柴胡疎肝散などを使います。
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by sinsendou | 2007-07-03 13:41 | 月経痛①~⑦



「抗老化」いつまでも若くありたい。それを実現する漢方薬が「鹿茸大補湯」です。   毎週日曜日を定休日とさせていただきます。

by sinsendou
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