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カテゴリ:中医学のかぜ治療法①~③( 7 )

風邪をひいたら その3

【下痢・吐き気などを伴う「黄色い風邪」に】

鼻水や咳などに加えて、吐き気がしたり、下痢が止まらなくなるような「胃腸型」の症状が出る場合があります。

こんな場合には、まず体内の余分な湿気や水分を追い出して、胃腸の機能を整える「藿香正気散」のような漢方薬が向いています。
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なお、下痢や嘔吐がひどい場合には、体に必要な水分やバリア力が不足してしまうため、温かい水分をとり(ポカリスエットをお湯で3倍に薄めたもの)、うるおいを補給しながら消耗したバリア力を回復させる「麦味参顆粒」を併用するとよいでしょう。
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さあ、次回からはいよいよ花粉症対策について考えて見ましょう。
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by sinsendou | 2006-01-23 17:14 | 中医学のかぜ治療法①~③

風邪をひいたら その2

【のどの痛み・発熱がある「赤い風邪」に】

熱が高く、のどが真っ赤に腫れて、物を飲み込むとひどく痛む時には、熱症状が強い風邪と考えて、熱をさましながら発汗させる「銀翹散」や「天津感冒片」などを用います。
このタイプは、ひと汗かくとらくになりますが、そのあと発汗が止まらなくなると、「衛気」の働きが弱くなり、二次感染を起こしたり、風邪を長引かせる原因になることもありますので注意が必要です。

バリア力をアップさせる「衛益顆粒」や「補中益気湯」などと組み合わせると、リスクを低下させることができます。
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【天津感冒片】

「金銀花」「連翹(れんぎょう)」「薄荷(はっか)」など、熱をさましながら発汗させる生薬を組み合わせた風邪薬です。

熱症状が主で、寒気はあっても少しだけ、のどの渇きやや頭痛などを伴う風邪にピッタリです。

インフルエンザの初期にもおすすめです。

葛根湯と同様、ひと汗かいたら服用を中止します。
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by sinsendou | 2006-01-16 14:46 | 中医学のかぜ治療法①~③

風邪をひいたら その1

【寒け・微熱・鼻みずの「青い風邪」に】

背中がぞくぞくして、水っぽい鼻みずがと止まらず、熱も少しあるというときには、体を温めながら発汗させる漢方薬が適しています。

葛根湯」が一般的ですが、発汗作用が強いため、汗をかきすぎて体力が落ち、かえって風邪を治りにくくしてしまうこともあります。
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バリア力アップの作用がある「衛益顆粒」と組み合わせれば、適度な発汗とバリア強化の作用で、つらい症状を回復に導くことができます。
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また、ごく初期なら、発汗作用が穏やかで、バリアを強める働きのある「桂枝湯」を服用するだけでも効果があります。

いずれの場合も、熱が高くなったり、のどがひどく痛み出した場合には、風邪のタイプが変わったと考えて、薬を替えることが大切です。
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by sinsendou | 2005-12-26 14:10 | 中医学のかぜ治療法①~③

中医学のかぜ治療法 その2

胃腸に症状が現れるしめったかぜは、暑い夏にかかりやすいため、強い発汗作用をもつ薬を与えると、汗をかき過ぎてこじらせてしまうおそれがあります。

そのため、ほんの少し発散させ、体液を失わないように補充しながら余計な水分を外に出す「かっ香正気散」がとてもよく効きます。
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体力のある人なら、以上のような治療法で簡単に治ってしまいますが、防衛力の弱い人の場合は、栄養を体中にめぐらせる力を補いながら治療しなければなりません。

この場合には「参蘇飲」という薬がよく使われます。
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元気のない子供のかぜにもぴったりの薬です。

また、老人のかぜの場合には「麻黄附子細辛湯」がよく効きます。
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このように、かぜといっても、それぞれの症状に合わせて服用する薬が異なるのが中医学の治療法の特色なのです。

最近では、「葛根湯」がかぜに効く漢方薬として広く愛用されています。
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症状としては、少しかぜが悪化して、頭痛がしたり、肩や筋肉がこるといったときに服用します。

そのときのからだの状態にあっていれば、1~2服で治ってしまいますので、あまり長く服む必要はありません。

また、麻黄のような強い作用をもつ成分も含まれていますので、よく効くからといって大量に服用すると、かえってこじらせてしまうことがあります。

あまりからだが丈夫でない人は服用を避けたほうが無難です。

鼻炎の症状が残ってしまったかぜには、「小青竜湯」が効く場合があります。
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小青竜湯は、もともと気管支喘息やアトピー体質の人に使われる薬ですが、からだの状態に合えば、鼻炎もぴたりとおさえる力をもっています。
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by sinsendou | 2005-10-20 21:42 | 中医学のかぜ治療法①~③

中医学のかぜ治療法 その1

本来かぜは軽い病気に属します。

「軽い病気には軽い薬」が中医学の原則です。

中医学では、感染症にはまず発汗法を用いて治療することが多いのですが、かぜのような比較的軽い病気と、その他の重い感染症とではまったく異なる薬を用います。

簡単にいうと、重い感染症には強い薬を与え、軽いかぜは軽い発汗薬で治すのです。

軽い病気なのに、強い薬を与えてしまうと、病気が治っていく自然な経過を妨げる結果となり、かえってかぜをこじらせることになります。

軽いかぜだとおもっていたのに、鼻やのどの症状が残ってしまうことがあります。

これは、熱がそれほど高くないのに解熱剤を服んだり、必要もないのに抗菌剤や消炎剤を服用した場合に多いのです。

さて、実際にかぜをひいてしまったらどうしたらいいでしょう。

かぜには寒いかぜ、湿ったかぜ、乾燥したかぜ、のどが痛くて熱っぽいかぜなどがあります。

かぜのひき始めの治療に失敗すると、症状が進行し、すべて熱いかぜにかわってしまいます。

そのため、いずれも初期のうちの治療が重要です。

まず、どのかぜも、からだを温めて、栄養価が高く消化のよいものをとり、安静にして休むことが一番大切です。

さむけを特徴とするさむいかぜの場合は、血行をよくして軽く発散させる薬を与えます。

香蘇散」「川芎茶調散」「人参敗毒散」「荊防敗毒散」などがよいでしょう。

ひき始めから熱いかぜの特徴が現れたときには、「銀翹散」「天津感冒片」のように皮膚の調節機能を回復させ、同時に消炎作用もある薬がよいでしょう。

これは体内にこもってしまった熱を、外に出す働きがあります。
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by sinsendou | 2005-10-14 13:23 | 中医学のかぜ治療法①~③

中医学に見るかぜの原因と症状

西洋医学が、ウイルスに目を向けてかぜをとらえているのに対し、中医学では、体質、からだの状態、からだをとりまく環境という三つの点からかぜを考えます。

正常な体力をもった人なら、一週間で治ってしまう軽い病気であり、発汗法を用いて治療するという点では、西洋医学と共通しています。

それでは、中医学的なかぜのとらえかたを、原因、治療法に分けて考えてみましょう。

人の体は、季節に合わせて発汗の仕方や皮膚の引き締め方を変化させ、体温調節をしています。

これは、同じ気温でも冬と夏とでは感じ方が違うことからも分かります。

春になっても寒い日が続いたり、夏になる前から異常に暑いと、かぜをひきやすくなるのはそのためです。

季節に合わせて整えたからだの機能と外界の環境があわなくなってしまうのです。

しかし、異常気象だからといって、すべての人がかぜにかかるわけではありません。

それは、人によって防衛力に差があるからです。

先天的な素質や、さまざまな後天的原因によって防衛力が不足すると、人はかぜをひきやすくなります。

防衛力不足には、防衛力自体が弱い場合と、その働きが乱れている場合に分けられます。

防衛力が弱いのは、先天的に虚弱であったり、慢性病、老化などの原因が考えられます。

しょっちゅうかぜをひき、いかにも体力がなさそうに見えるひとは、もともと防衛力が弱いことが多いのです。

逆に、ふだんは丈夫な人が急にかぜをひきやすくなるのは、防衛力の働きが乱れているからと考えられます。

その原因は、疲労、栄養のかたより、ストレスの蓄積、生活の不摂生などです。

また、激しい寒さや異常な熱気、長時間湿った環境におかれるなど、限界を超えた外因があるときには、どんなに防衛力が充実していてもかぜをひくことがあります。

中医学では、かぜの症状の違いによって、寒いかぜ、熱いかぜ、湿ったかぜ、乾燥したかぜに分けています。

寒いかぜとは、さむけが明らかで、のどが渇かない、冷たいものを嫌がるなどの特徴がはっきりしたかぜのことです。

他のかぜの場合、さむけはそれほど目だった症状ではなく、次第にのどが渇くなどの熱の特徴が明らかになってきますが、寒いかぜの場合は、たとえ熱があってもさむけが続きます。

熱いかぜは、発熱してのどが痛むことが多く、のどが渇くのが特徴です。

湿ったかぜとは、夏や初秋にひきやすい胃腸型のかぜのことです。

一般のかぜと同じような呼吸器症状とともに、ひき始めから吐き気や嘔吐、腹痛、下痢などの症状が現れます。

乾燥したかぜは、中国の内陸部やシルクロードに近いところでよく見られます。

百日咳のように咳き込んだり、鼻や口が乾燥したりしますが、湿度の高い日本では少ないようです。

どのタイプにかかるかは、からだをとりまく環境とその人の体質、からだの状態によって異なります。

例えば、同じ環境下でも、ある人はさむけを強く感じ、ある人は汗をかき、発熱の状態も人それぞれというように、症状に違いがあるのがふつうです。

これは、もともともっている体質や、そのときのからだの状態の違いによるものです。

そのため、たとえ同じ寒いかぜでも、健康な成人と幼少児では治療法が異なりますし、老人、慢性病を患っているひと、過労で体力が衰えた人、妊娠や月経期の女性なども、それぞれ異なる治療法が考えられます。

中医学では、西洋医学のように、主としてウイルスに目を向けて考えるのではなく、「環境という原因が、からだの弱点につけこんで病気を発生させ、病気の力とからだの抵抗力が争うことによって症状が現れたもの」がかぜであると考えています。

そのため、それぞれの症候に合った治療法を選ぶことになるわけです。

では次回には「かぜの中学的治療法と予防法」について勉強してみましょう。
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by sinsendou | 2005-10-06 21:18 | 中医学のかぜ治療法①~③

たかが風邪、されど風邪


お彼岸が過ぎて、朝夕はめっきり涼しくなってまいりました。

明け方には気温もぐんと下がって、少し油断をしていると朝起きてのどが痛かったり、くしゃみが連続して出たりする方が増えています。

季節の変わり目、風邪の引きやすい時期です。

風邪を引いたなと思ったら直ぐに養生をすれば、割合すぐに治ってしまうのですが、なかには養生が悪かったり、こじらせてひどくなってしまったりすることもあります。

そこで今回は、風邪についてご一緒に勉強してみましょう。

まず西洋医学から見た風邪について考えてみましょう。

西洋医学では、鼻から肺に至るまでの気道に急性の炎症を起こし、それがもととなってさまざまな症状を引き起こした状態を、「かぜ症候群」と総称しています。

一般的に「かぜ」という場合は、症候が比較的軽いものを指すことが多いようです。

かぜの原因は、ほとんどがウィルス感染によるもので、まれに寒冷やアレルギーなど非感染で発症することもあると考えられています。

病気の経過は、一週間程度で治ってしまうことが多く、長引く場合はマイコプラズマや細菌の感染、気管支喘息などが疑われます。

現在、ウイルスに直接効く薬や治療法はまだ研究段階のため、治療は対症療法が中心になります。

かぜの治療は、まず安静を保つことが第一です。

発汗作用のある薬が投薬されることが多いので、衣類や寝具をまめに交換して体を冷やさないようにし、水分の補給、ビタミンCの摂取を心がけるようにします。

投薬は、発汗作用のある成分、それぞれの症状をおさえる消炎剤、必要に応じて解熱剤や抗菌剤が用いられます。

さらに、強力な咳の薬には去痰剤を加えるなど、副作用を予防する成分と組み合わせることがあります。

今でこそ、かぜは簡単に治る病気ですが、抗生物質が発見され、二次感染を予防できるようになるまでは、死に至ることもある怖い病気でした。

そういう意味では、抗生物質の果たした役割はたいへん大きいといえます。

しかし、乱用すると重大な病気の引き金となってしまうこともあります。

軽いかぜに抗生物質を用いるのは、存在するかどうか分からない敵に対して攻撃を仕掛けるようなものです。

病因が隠れている場合には確かに有効ですが、そうでない場合には、薬の作用が強過ぎてかぜをこじらせてしまうことも多いのです。

38度程度の熱があると、からだが抵抗力を失い、二次感染しやすくなることを恐れて、抗生物質を用いることがありますが、必ずしもよい方法とはいえないようです。

次回は中医学に見るかぜの原因と症状について考えて見ましょう。
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by sinsendou | 2005-09-29 12:45 | 中医学のかぜ治療法①~③



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by sinsendou
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鼻水・鼻汁①~⑦
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中医学のかぜ治療法①~③
風邪①~⑲
なかなか治らない咳の漢方①~⑮
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たかがニキビされどニキビ①~⑤
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腹痛①~⑬
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月経不順①~⑲
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