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なかなか治らない咳 その1

よく風邪をひいたあと、いつまでも咳だけが残って相談にいらっしゃる方があります。

このようなときには、肺の機能を低下させている原因や、症状の違いをよく見極めて治療しなければなりません。

咳の原因と治療にはどのようなものがあるのか、それぞれのタイプに分けて考えてみましょう。

咳の原因とメカニズム

肺には、息を吸ったときの「粛降機能(しゅっこうきのう)」と、はいた時の「宣散機能(せんさんきのう)」があります。

粛降とは、きれいな空気を体内に取り入れたり、脾胃でつくられた気やエネルギーをからだのすみずみに行きわたらせることです。

宣散とは、肺のなかの汚れた空気をそとに出したり、体の表面に防衛力や体液を行きわたらせることです。

咳は、このような肺の機能が乱れて起こる症状のひとつです。

ふつう、風邪が治れば咳は出なくなりますが、何らかの原因がからむと、肺の機能がなかなかもとに戻らず、咳だけが残ってしまうことがあります。

原因としては、
①風熱・風寒・風燥などの外邪が肺にまだ残っている。
②胃腸(脾胃)や生命活動をコントロールする臓器(腎)の機能に問題がある。
③咳が残りやすい体質素因がある。
などが考えられます。

治療では、咳の性質や付随する症状から、外邪のタイプや、肺の状態や他の臓器との関係、体質などを診断し、そのときの状態に合う処方を使います。

それでは次回から、主な症状と実際について考えて見ましょう

2月10日に続く

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by sinsendou | 2007-01-29 16:29 | なかなか治らない咳の漢方①~⑮
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