中医学で考える不眠症 その11
中医学で考える不眠症とは その11
気の小さい人がかかりやすい不眠症 もともと気が小さく、心配症で、いつまでもささいなことにこだわってくよくよし、驚きやすく、こわがりで、すぐ泣くのは、「心気虚」があるからです。 気がちいさいということは、決断ができないということにもつながります。中医学では、決断は「胆」が行うと考えますから、心の気血不足は、必ず「胆気虚」をともなうといえます。 胆と、水液の通り道である「三焦」の関係は密接で、いずれも水液代謝に重要な役割をもっています。 胆気虚になると、水液を全身に運ぶ力が不足するために「痰湿」を生みやすく、また表裏の関係にある肝に影響して疏泄機能を停滞させます。 この結果生まれた痰と熱は結びついて痰熱となり、痰熱が上昇して神を乱します。 このような「心胆虚怯」のタイプでは、不眠のほか、口が苦い、目がまわる、頭が重い、胸苦しい、ムカムカする、ゲップが出る、たんが多くなる、といった症状をともないます。 心の気血両虚の上に痰湿があるため、舌質は淡色で膩苔が現れます。脈象は、弦を張ったような、しかもなめらかで弱い脈をふれるようになります。 この場合には「加味温胆湯」を使います。 加味温胆湯 90包 (1か月分) 9555円 下記のインタレストマッチ広告は当ブログとは何の関係もございません。
by sinsendou
| 2013-08-18 00:00
| 不眠症①~⑪
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